会社で働く際のTips
知的労働に関わる人向けのコツ。
論理的に考える
これは仕事をする上での基本になる。自分一人で会社を立ち上げ、ほとんど見知らぬ人と関わらないビジネスをやっていくならばその限りではない。
論理的に考えることのメリットは、主に2つある。
物事の成功率を高めること
物事の妥当性や意味を他人に伝えること
前者を意識する人は多いと思うが、後者を意識できている人は少ないように思える。せっかくのアイデアも、他者から見たら辻褄の合わない荒唐無稽な話に受け取られてしまっては、具体化への協力は得られない。
なんだかよく分からないことをいう人だな、と思われて終わってしまう。これでは、仕事ができているとは言えない。
決め打ちをしない
論理的に考えることと重複しているが、特に物事の成功率を高めるにあたって決め打ちは危険である。
人は、得意とする領域や知識を使いたがる。モデルは多様に存在するので、どのモデルを利用して解を解くかは好きにすれば良いが、適さないモデルを選択すれば答えは誤る。
例えば、通信に携わる人は、顧客課題に対して通信の力で解決できないか考えてしまう。AIに携わる人は、ディープラーニングを使って解決できないか考えてしまう。
最初から自分の専門性に寄せて物事を考えると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれない。
物事は論理的に進まない
と、ここまで書いていて身も蓋もない話だが、物事は論理的に進まない。
というのも、人が集団で活動する以上、論的に考えない人や決め打ちをする人は残るからだ。どちらも一定の知性や訓練を必要とする。
また、論理的には最適ではないものの、大きな目で見ると避けられない選択というのもある。A社とB社、どちらから物品を調達するかという選択肢があった時、A社の方が品質面や価格面で優れていたとする。しかし、B社は偉い人同士の懇意があるといった背景から選ばれることもある。
これは、評価軸の違いによっても起こるかもしれない。論理的というのは、常に心理に到達するわけではなさそうだ。
感情は制御する
例えば、怒ったり悲しんだりすることで好転することはほとんどない。
ミーティングで思い通りに行かず怒りを顕にしたところで、つまらない対立を起こしてしまう。ゴールに到達しない。
自分の思いが伝わらないなら、伝える努力を惜しんではいけない。相手の言っていることが分からないからと言って、相手がバカだと決めつけてはいけない。
とはいえ、年に1回くらいは、ここぞというところで怒りを発露してみると効果があるかもしれない。ただし、自分が本当に大事だと思い、それで物事が好転すると判断した時に限る。
自分にしかできないことを増やす
自分の価値が高まる。
自分以外にもできるように仕組み化する
自分にしかできない(と思い込んでいると)、仕事がどんどん増えて処理出来なくなってくる。そうすると、結果的に機会損失や、効率の低下を招く。
自分にしか出来ないことを、他の人でも出来るようにするということは組織の生産性を高めることに繋がる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?