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閑話休題

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いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は…
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2024年7月の記事一覧

<ラグビー>2024年シーズン(7月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(7月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 多くの老人男性は、なぜ野球帽を被っているのだろう。日除け、寒さ除け、禿げ隠しなどが理由として思いつくが、実は、子供の頃に流行した野球帽を被っていたから、その延長としてのお洒落ではないかと思う。今は、多種多様のスポーツを子供がしているが、今の老人たちの子供時代は野球しかなかった。だから、帽子といったら野球帽というイメージがあ

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<閑話休題>悪魔と自然の神について

<閑話休題>悪魔と自然の神について

 フランソワ・ラブレーの『ガルガンチュアとパンタグリュエル物語』には、中世ヨーロッパで広く知られた悪魔の王の名がたびたび出てくる。それは、ベルゼビュートという名で、語源的には「蠅の王」という意味だそうだ。蠅は、昔から人類に嫌われてきた昆虫の代表であり、また腐肉などに多く集まることから悪魔のイメージに合っていたのだろう。また、悪魔的なもの(存在)の名前を言う場合、このベルゼビュートに続いてプロセルピ

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<ラグビー>2024年シーズン(7月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(7月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 東京の地下鉄でも観光地でも、夫婦連れは皆同じような服装をしている。まるで彼らが若い頃に流行したペアルックをそのまま引きずっているようだ。しかし私は、ペアルックというのは、何か気色悪くて避けたい服装の代表だ。だいたい流行の服装というものは、私にとっては気色悪いものが多いのだが、とにかく売るために、もともと不必要なものを無理矢理

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<閑話休題>SHOWERとシャワー

<閑話休題>SHOWERとシャワー

 英語でShower(シャワー)というの英和辞典で引くと「にわか雨、夕立」とあり、日本語のシャワーに相当するものは「Shower Bath(浴室のシャワー)」と書いてある。

 このシャワーというのは、英語圏の天気予報に良く出てくる表現で、私は単純に日本の浴室で「シャワーを浴びる」ような雨だと思っていた。しかし、実際にそうした天気の下で暮らしてみると、日本では「しとしと雨」とか「霧雨」、「瞬間的

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<ラグビー>2024年シーズン(7月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(7月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 最近図書館で「National Geographicナショナルジオグラフィック」誌を英語の勉強を兼ねて読もうとしても、いつも貸し出し中になっているため、その隣の「Newton ニュートン」誌を読むことが多い。先日地球の構造に関する特集を読んでいたら、LLSVPというマントル深部にある「巨大低速度領域」というのが面白かった。昔

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<閑話休題>『千の顔を持つ英雄』について気になること

<閑話休題>『千の顔を持つ英雄』について気になること

 TVの「100分で名著」は、いろいろと教わることが多くて楽しいのだが、時々「それはないだろう?」ということがある。今月のジョーゼフ・キャンベル『千の顔を持つ英雄』は、あまりにもそれが多すぎて見ている途中から唖然としてしまった。それで、そのおかしな点を列記する。

(1)神話について語っているのに対して、そこには英雄しか描かれていないように述べている。神話は第一に神の物語である。そして英雄とは、神

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<閑話休題>ペペロンチーノとかけそば

<閑話休題>ペペロンチーノとかけそば

 日本では、一般的にヨーロッパ料理は高級とされており、イタリアンもそのひとつとなっている。そしてイタリアンには、ペペロンチーノという、パスタにニンニクと鷹の爪(赤トウガラシ)を入れて、オリーブオイルで炒めたものがメニューにあり、日本では結構なお値段がする。しかし、イタリアで食事したことがある人ならすぐにわかるように、ペペロンチーノの食材はイタリアではとても安価なものばかりであり、実はかなり庶民的な

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