マガジンのカバー画像

閑話休題

203
いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は… もっと読む
運営しているクリエイター

2023年7月の記事一覧

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第五週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第五週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 TVドラマのエルキュール・ポワロの几帳面さを見ていると、なにか身につまされる気になって面白い。少し前、スーパーの棚の品物がバラバラだったので、思わず並べ直していたら、店員に間違われてしまったことがある。最近は、我が家の掃除と洗濯を担当しているので、家の空気はいつも清々しい。食後の洗い物をしているから、ガスコンロやキッチンはい

もっとみる
<閑話休題>なにが正論になるのか(一方的決めつけは誤謬のもとになる)

<閑話休題>なにが正論になるのか(一方的決めつけは誤謬のもとになる)

 東京都の小学校から高校までの教員を支援する組織に登録している。主に人文地理とか人文科学系の授業や、ラグビーの部活支援を想定しているが、年度途中から登録したことと、そうした科目の需要がないことから、未だ仕事はしていない。

 一方、登録者に対する講習ビデオがしばしば送られて来る。最近来たのは、特別支援学級の生徒(つまりアスペルガーなどの発達障害児など)に対するものだった。そこで勉強になったのは、例

もっとみる
<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第四週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 「牛に弾かれて善光寺」というのがあるが、これは、元々は関東地方から善光寺に向かう信徒の集団が、御師という、今のツアーガイドのような人に率いられて、碓氷峠の難所を登ったときのことを言ったものだそうだ。つまり御師(おんし、おし)が牛(うし)に、いつの間にか変わってしまったためという。ちなみに、峠を登る際に、御師は「なーんまい」と

もっとみる
<閑話休題>万世パーコー麺の思い出

<閑話休題>万世パーコー麺の思い出

 2023年7月12日、有楽町の万世麺店でパーコー麺を食べようと思って、有楽町ビル地下一階に入った。ところが、既に移転している鉄道模型のカツミ模型店の寂しいシャッターに続いて、万世麺店もシャッターが降りていた。近くで、「古いビルだから、改築のため万世も閉めちゃったね・・・」と話している声が聞こえた。

 仕方なく、同じフロアの万世と同じころからある、日本蕎麦の竹村に入った。そこでまた、さっき万世

もっとみる
<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第三週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 「日本人は最高度に、喧嘩好きであるとともにおとなしく、軍国主義的であるとともに耽美的であり、不遜であると共に礼儀正しく、頑固であると共に順応性に富み、従順であると共に不忠実であり、勇敢であると共に臆病であり、保守的であると共に新しいものを喜んで迎え入れる」ルース・ベネディクト『菊と刀』(1945年 長谷川松治訳 社会思想社)

もっとみる
<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第二週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 中世から近世のヨーロッパでは、社交の場は街路や広場だった。その後、フランスではカフェ(コーヒー一杯で何時間でも過ごせた)が人と会う場所になり、イギリスでは、パブがパブリック・ハウスとして、人と人が交流する場所となっていた。しかし、大多数の人たちは、一部屋しかない家で食堂、台所、居間、寝室、仕事場、客室を兼ねた生活をしていた。

もっとみる
<書評>『日本人にとっての東洋と西洋』

<書評>『日本人にとっての東洋と西洋』

『日本人にとっての東洋と西洋』 谷川徹三・福田定良著 法政大学出版局 1981年

 日本を代表する哲学者の一人である、谷川徹三と福田定良は、また師と生徒との関係でもある。その二人が、明治以降の日本の教養人にとって避けて通ることのできないテーマである、東洋とは何か、また西洋とは何かについて、お互いの知識を元に討議していった記録である。

 碩学でもある二人が、「自由」、「自然」といった西洋から輸入

もっとみる
<書評>『メソポタミアの神話』、『シュメール神話集成』

<書評>『メソポタミアの神話』、『シュメール神話集成』

『メソポタミアの神話』 矢島文夫著 ちくま学芸文庫 2020年
『シュメール神話集成』 杉勇及び尾崎亨訳 ちくま学芸文庫 2015年

 概説書である『メソポタミアの神話』の方が先に発行されたのかと思ったが、専門書に近い『シュメール神話集成』の方が先に発行されている。つまり、そもそもメソポタミアやシュメールの神話を読もう、または知りたいという人は、そうした分野に特別関心を持つ人に限定される一方、一

もっとみる
<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第1週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(7月第1週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

(麻薬常習者にとっては、麻薬の使用は危険を伴うことから)われわれが人生の最高の賭け金であるもの、すなわち人生そのものを危険に晒すことが出来なくなる瞬間から、人生は豊かさを失い興味のないものに転落してしまう。・・・(一方われわれ「正常な」人間は)現実世界では拒否することを余儀なくされているものを、虚構や文学や芝居の世界で追い求め

もっとみる