ふるやうみ

休学中の美術科大学生。 ここの文章はわたしのカケラたち。

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マガジン

  • えのぐあそび

    アナログやデジタルで絵をかくからみてみて。

  • うみのなか

    わたしの歴史や考えていること、生きてきて得た教訓とかとか。なにか生きるうえでのヒントを、うみのなかから拾って行ってちょうだいな。(だいたい自分を含め、そのときその言葉が必要な人に向けて書いてる)

  • 愛、それはスープ

    恋したり愛したり、人類愛や性愛など。

  • 頭に浮かんで消えて行った彼ら

    つぶやきや、ふと思ったことを書き留める場所。

  • 休学日記

記事一覧

まだ人間には、愛があるんじゃないか。 

冷たい世の中。 失敗したら吊し上げられて うちから一歩、踏み出すのも怖い。 自分から高い高い壁を築いて守る。 だから壁の向こうの相手が見えなくなる。 だけど、まだ大…

4

《青とひまわり》

2

どうか自分を、許してあげて

自分を認めず、否定したまま頑張るのは、本当に苦しい。 暗闇のなかを、自分にナイフを突き刺しながら血だらけで這いずり回るようなものだ。 まずは自分を許してあげて。 …

10

可愛くならなくていい。綺麗でなくていい。
ただ自分の思う「美しさ」を体言していたい。

【恋と愛】詩

恋が わたしの身体を 敏感に させるのだとしたら 愛が あなたの心を  丁寧に 取り扱うことだとしたら わたしはいつでも 恋焦がれていたい わたしはいつでも 愛し…

5

怒られるのってやっぱり嫌

常識的ではない。非常識だ。ズレてる。 わからないから、いちいち怒られるしかない。 わからないから、いつでもジャッジされてる感覚がある。 わからないから、いつでも人…

7

12月25日、恋人のいないわたしは

クリスマス、恋人がいない。 さみしい。さみしいっていうか。 恋人がいるってことはさ、 わかりやすく自分を愛してくれてる人が いるってことじゃないか。 と思ってしまう…

4

絵は嘘をつかない

言葉ではなんとでも言える。 腹の底では違うことを思っていても 面目や人脈や立場のために 思ってもいないことを言える。 自営業の家に育って お愛想よくね、と言われて。…

3

自分らしさは意識しなくていい

自分らしさを意識し始めたとたんに それは不純物の混じった自分らしさになる。 認められたい、とか。 個性的だと思われたい、とか。 だから。 「ただ、私がここにいる…

6

Rouge

赤が好きだ。 情熱の色、煮えたぎる血潮の色、燃え盛る愛の色。 お化粧するときには、心躍らせながらそれを唇にのせる。真っ赤な口紅。 わたしのその赤を受け取る人間は…

4

「わたしは、私」の意味がようやく理解できた

わたしは、私。 最初はこの言葉の意味が理解できなかった。 いや、文法的にはもちろんわかるし、 そうなんだけど…。 なんなんだろう。 この言葉から出る 溢れんばかりの…

6

匂いのわからなかった20年間

すこし、わたしの話をさせてください。 わたしは匂いが全く分からない、先天性の嗅覚疾患を持っている。生まれてこのかた、匂いというものを感じたことがない。わたしと同…

13

話すことも書いてることもやってることも、容姿も学歴も性格もわたしの一部でしかない。結局は「わたしという人間」としてぶつかっていくしかない。

悲しくてやりきれない

『この世界の片隅に』という漫画、そしてそれを原作とする映画がある。ご存知の方も多いかと思う。 1944年、広島は呉にお嫁に来た、19歳のすずさんの物語だ。戦争中でも、…

7

人間くさい人が好き。

1

わたしの「当たり前」は、誰かにとっては羨ましい

得意なことは?と聞かれて 自己肯定感どん底の時の自分は 「具沢山の美味しいみそ汁をつくること」 絞り出してそんなものしか出てこなかった。 しかし、だ。 聞いてき…

12
まだ人間には、愛があるんじゃないか。 

まだ人間には、愛があるんじゃないか。 

冷たい世の中。
失敗したら吊し上げられて
うちから一歩、踏み出すのも怖い。
自分から高い高い壁を築いて守る。
だから壁の向こうの相手が見えなくなる。

だけど、まだ大丈夫なんじゃないか。

批判をするのは、良くなって欲しいから。
攻撃するのは、愛が欲しかったから。
何も話さないのは、あなたを嫌いたくないから。

感情を極力抑えれば、いろんなシステムが
うまくいくかもしれない。

でも、私たちは血の

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どうか自分を、許してあげて

どうか自分を、許してあげて

自分を認めず、否定したまま頑張るのは、本当に苦しい。
暗闇のなかを、自分にナイフを突き刺しながら血だらけで這いずり回るようなものだ。

まずは自分を許してあげて。

自分の至らないところ、そしていいところ。
認めてから、そのままで素敵、って思いながら
なりたい自分を目指せばいい。
失敗してもいい。
だってそもそもわたしたちは、素晴らしいから。

「苦労してる人が偉い」という風潮がまだ強い。

みん

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可愛くならなくていい。綺麗でなくていい。
ただ自分の思う「美しさ」を体言していたい。

【恋と愛】詩

【恋と愛】詩

恋が わたしの身体を
敏感に させるのだとしたら

愛が あなたの心を 
丁寧に 取り扱うことだとしたら

わたしはいつでも 恋焦がれていたい
わたしはいつでも 愛し愛されたい 

恋だの愛だの
必要条件ではないこの時代で
その味を 覚えてしまった。

怒られるのってやっぱり嫌

怒られるのってやっぱり嫌

常識的ではない。非常識だ。ズレてる。
わからないから、いちいち怒られるしかない。
わからないから、いつでもジャッジされてる感覚がある。
わからないから、いつでも人に見下されてる感覚がある。

きついきついきつい。仕事やだなー、もう。

怒られるのきらい。
人間としてだめ、これくらいどうしてできないの、お前の存在が全部間違ってる
って言われてるような感覚になる。

また母のせいにしようとしてる。

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12月25日、恋人のいないわたしは

12月25日、恋人のいないわたしは

クリスマス、恋人がいない。
さみしい。さみしいっていうか。

恋人がいるってことはさ、
わかりやすく自分を愛してくれてる人が
いるってことじゃないか。
と思ってしまう。 

違うんだ。

世のうまくいってるカップルは
出会うべくして出会っただけ。

わたしの
多分何が悪いってわけじゃない。
まだ出会ってないだけ。

わたしはどう考えても
万人ウケするタイプではない。
自分が心地よい自分と
万人ウケ

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絵は嘘をつかない

絵は嘘をつかない

言葉ではなんとでも言える。
腹の底では違うことを思っていても
面目や人脈や立場のために
思ってもいないことを言える。

自営業の家に育って
お愛想よくね、と言われて。
大人たちはさっきまでニコニコ話していた人の悪口を言うこともあった。

目の前の人が言っていることが本当か
わからない。

わたしは人が怖くてしょうがない。

でも
芸術は誤魔化せない。
絵はその人のひとの心を映すとよく言われる。

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自分らしさは意識しなくていい

自分らしさは意識しなくていい

自分らしさを意識し始めたとたんに

それは不純物の混じった自分らしさになる。

認められたい、とか。

個性的だと思われたい、とか。

だから。

「ただ、私がここにいるだけ。それだけ」

というふうに何も意識せず生きていて

それが結果的に

ユニークな、

混じり気なしの、

一品ものの

自分らしさになるのだと思う。

Rouge

赤が好きだ。

情熱の色、煮えたぎる血潮の色、燃え盛る愛の色。

お化粧するときには、心躍らせながらそれを唇にのせる。真っ赤な口紅。

わたしのその赤を受け取る人間は、いまはいないけれども。

先の恋人に綺麗だと思って欲しくて、その情熱を纏った。でも、その人に見せる前に、終わりが来てしまった。

それでも私は赤が好きだ。

わたしにとっては、情熱の色で、血の色で、愛の色で、どうしようもない、強がり

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「わたしは、私」の意味がようやく理解できた

わたしは、私。
最初はこの言葉の意味が理解できなかった。
いや、文法的にはもちろんわかるし、
そうなんだけど…。

なんなんだろう。

この言葉から出る
溢れんばかりのエネルギーは。

強制終了になって
心のことを少しづつ勉強して、
自分を休ませてあげるために休学して
少しづつ「ダメな自分」もOKって
自分を許していくうちに

わかった。 

その言葉の背景には揺るぎない自分があることが。

わた

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匂いのわからなかった20年間

匂いのわからなかった20年間

すこし、わたしの話をさせてください。
わたしは匂いが全く分からない、先天性の嗅覚疾患を持っている。生まれてこのかた、匂いというものを感じたことがない。わたしと同じく生まれつきに嗅覚が働いてない、という人に一度も会ったことがない。

なのだけど、この間noteの記事で先天性の嗅覚疾患の人に関する記事をよんだ。そのひともうまく自分の感覚と付き合っていきながら、面白おかしく生きていた。(このフレーズ、樹

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話すことも書いてることもやってることも、容姿も学歴も性格もわたしの一部でしかない。結局は「わたしという人間」としてぶつかっていくしかない。

悲しくてやりきれない

悲しくてやりきれない

『この世界の片隅に』という漫画、そしてそれを原作とする映画がある。ご存知の方も多いかと思う。

1944年、広島は呉にお嫁に来た、19歳のすずさんの物語だ。戦争中でも、日常があって、嬉しいことがあって、人々は確かにそこに生きている。作者のこうの史代先生によって大切に、丁寧に生活が描かれている。

その映画の挿入歌が「悲しくてやりきれない」という歌だ。

わたしがこの曲を初めて聞いたのは、3年前くら

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人間くさい人が好き。

わたしの「当たり前」は、誰かにとっては羨ましい

わたしの「当たり前」は、誰かにとっては羨ましい

得意なことは?と聞かれて
自己肯定感どん底の時の自分は

「具沢山の美味しいみそ汁をつくること」

絞り出してそんなものしか出てこなかった。

しかし、だ。

聞いてきた人は

「え!いいじゃん!すごい!料理できるの?!」

…そこから????

我が家は母が厳しかったので、「ひとりで生きていけるように」と幼い頃から料理のてほどきを受けていた。

二歳の誕生日プレゼントが包丁。

わたしにとっては

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