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旅の徒然

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#旅行

午前四時 “最高”  旅の徒然

午前四時 “最高” 旅の徒然

昨夜の宴の最中
作られた “雲海メーリングリスト”
そこに 初めてのメッセージが入る

“最高”先発隊として 出かけられた隊長の奥さんからだった。

午前四時
厚い雲を眺めながら 朝風呂に入っていた。

慌てて 風呂を飛び出し
車のエンジンをかけ

数分のドライブ
ワクワクである。

昨日は 奇跡のような 光景を目の当たりにした

たった数分 峠を越えると....

“最高”の景色が広がる雲海も 

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霧の名所が晴れる一瞬  旅の徒然

霧の名所が晴れる一瞬  旅の徒然

大雨なのに 何故に晴れ?
(前回まで ↓)

摩訶不思議から始まった旅の徒然

皆が駐車場を出る頃には大雨になっていた。
一行が向かうのは 霧の名所
大雨の中向かう

目の前の車が 濃霧に吸い込まれて行く

“美しい”と 見惚れながら

霧の名所とは 言え なんにも見えない

晴れると 目の前に
こんな景色が広がる場所である

日本グライダー史発祥の地とも言われている

視程30mの濃霧
何にも見

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“晴れ乞い” って 旅の徒然

“晴れ乞い” って 旅の徒然

“雨乞いの反対は なんだろう?”
招いてくれた 主催者は呟く

“やっぱ テルテル坊主かな”と
微笑みながら 

外は 大雨を通り越して 土砂降り

“今年も宜しく やりますよ”
御招きのメールだった。
その時点で 宿も予約した。

ギランバレーに恋をして
旅を忘れたくらい
超省エネ暮らしの昨今
非日常な体験 愉しみである

毎年 晴天に恵まれると...
ただ...
日が近くなるにつれ 雲行きは怪

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“まるで海の中のようですね”

“まるで海の中のようですね”

そう つぶやきながら
日焼け前の 真っ白な手を伸ばす

“試験管洗うブラシみたい
柔らかいんだ”と呟きながら

“ブラシの木”のタグを見つけ
二人で 手を叩いて喜んでいる

この時期
一昨年は 波照間の海で泳いでいたのに

そう 此処は 森のテラス
回復期リハビリテーション病棟の屋上

“森のテラスであいうえお”を 練習している
場所である

寒気が入って 青空
寒寒な 暴風である

そんな中 ゴ

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長い長いトンネルを抜けたら…碧い碧い海だった

長い長いトンネルを抜けたら…碧い碧い海だった

トンネルを 抜けて...海を観にいかないか?息を繋ぐに 精一杯な日々
そんな姿を見てか...
声がかかった

助手席に座り 北へ北へ
川を登る
昨夜の雪は 山を染める

横山ダムを 抜けて 徳山ダム湖へ

小僧時代から 建設に関わった徳山ダム
色々な物語がある...

今は 静かに静かに 水を湛える

いくつも いくつも トンネルを抜ける
それでも ダム湖は 続いている

東洋一の貯水量のダム湖

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スキーに行きませんか? 雪山へ

スキーに行きませんか? 雪山へ

朝目覚めれて
静かに静かに 息をしているのが精一杯の日々
そんな気配を察してか….

“現地ゲレンデで8:00にお待ちしてますと”奇特な知人からお招きがかかった

捨てる神ありゃ
拾う神あり
ありがたいものである

指定されたゲレンデは 聞いた事が
あるのだが….
真っ暗な中
道具を積み込み 車を走らせる

俗世間は 三連休の初日
夜明け前から車が多い
インター降りて 北にさらに一時間
全く道に 

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“紅葉狩りにいきませんか?” 秋の空を眺めに

“紅葉狩りにいきませんか?” 秋の空を眺めに

朝目覚めれて
絶好の〇〇日和である…が…

空眺め 天気図を読み…
“この三連休 今日が一番いい日になる…”
鮎漁師は 呟く

坊に鍵を渡し後の席に潜り込む

“紅葉狩りに 行きませんか?”針路は 北へ北へ....
出来るだけ高速道路は使わずに

昼前 車内は何食べようと…

“蕎麦が食べたい”との事

“その瞬間 その一点に居る事を”
旅と 呼んでいる

朝SNSに この蕎麦屋の記事が流れていた

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ふらっと岐阜に出かけたら…

ふらっと岐阜に出かけたら…

岐阜ですか? 遊びに行きたいです
その次に出てくる ワードは?

飛騨高山
合掌造りの白川郷…
行ってみたいんです….
……..織田信長が 天下布武を唱えた
岐阜城から 高速使って二時間かかります….140キロ 北へ…

ならば 岐阜って?
何があるの?…鵜飼で有名な 長良川….
信長の居城 岐阜城があります…
(コンクリート製ですが....)

その 麓 長良川を挟んで
こんな空間がありまして…

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黎明(れいめい) 大人の夏休み

黎明(れいめい) 大人の夏休み

竜宮城に招かれたような 宴

心地よく 目覚めて三時半…
此処は 非日常 
招かれた島である。

旅から戻ると寝込むのは 織り込み済み

釣り道具を纏め 船着場に向かう

昨日 大漁に招いてくれた漁船が
休んでいる
午前 四時

出漁待ちの 漁船のお爺が呟く
“大きなスズキが居るぞ”と

釣具屋の店先のように
御道具は持って来た
先ずは ルアーを投げてみる。

小鯖達が 追って来る。
スズキも 大

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渡難(どなん)与那国に 招かれて スパルタリハビリ旅 エンドロール

渡難(どなん)与那国に 招かれて スパルタリハビリ旅 エンドロール

長くて濃い濃い スパルタリハビリ旅だった
エンドロールを描きあげないと
次の旅が 描けない…

って 描き並べて見ると….

宜しかったら覗いてみてください

始まりは 胡蝶から…

リハビリでの 景色の中で…

一週間前は 北の大地にニセコ
余市に居たのに

いよいよ 旅は始まる

茶葉に導かれは
変わらず 何処でも茶話会を…

そう 渡難(どなん)与那国へ

御縁とは不思議だけど
繋がっている

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与那国スパルタリハビリ旅 最終日

与那国スパルタリハビリ旅 最終日

いよいよ 最終日
“朝 空港まで 送って行くよ”

沖縄隊長には
何から何まで お世話になりっぱなし

宿の前は 臨済宗の寺院の跡だった。

空港へ向かう
あとは ゆっくり ゆったり 戻るだけ

さて 飛んでもらいましょう

気がつくと セントレア

田舎に戻るには 乗り継ぎが
帰りはバスだし…

ラウンジで ビールサーバに
齧り付き….

到着時も ゆっくり使える
誰も居ないし

定刻 三分前に

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何もしない旅 石垣島

何もしない旅 石垣島

竹富島への船は出た
何処かで、ホッとした
さあ 何をしよう…

何もしない…

体力も 気力も 枯渇していた…

そんな時は 荷物を 預けて…
思考も止めて…

流れの中に 点を見つける

バスセンターから3分
歩みが止まった

中を覗くと この景色…

“此処は 何?”
ほんのちょっぴり 好奇心は残っていた

中のお姉さんに尋ねる
“観ていいですか?”

どうぞどうぞ
コンクリート打ちっぱなし空

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与那国に沈む夕陽 石垣島から眺め

与那国に沈む夕陽 石垣島から眺め

スペシャルステージリハビリは
無事?にコンプリート

宿で 冷水を浴びて
祝いの黒ビールを呑んでいたら 
携帯が鳴る
“下に居ます”
ありがたいものである。

バイクで 引き返した話をしたら
オープンカーで海岸線を登っていこうと

“そうだ 水牛 観に行こう”

移動するアトリエ

広大な敷地の中
木陰に 水牛が寝ている

与那国馬に 牛に
水牛

非日常である

“最近 米作りを始めて..,”

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目が覚めれて…石垣島スペシャル スパルタステージが始まる

目が覚めれて…石垣島スペシャル スパルタステージが始まる

朝目覚めれて 与那国島で
日の国に昇る 最後の日の出を浴びた
何だか 身震いがしていた

昨夜 沖縄の友人から 来たメールに
フリーズしていた。

…..どないすんねん”

スペシャルスパルタステージチケットである。
でも…..
スペシャルチケットはもう もらっているから….

まあ どないかなるだろうと
眼下を眺める

30分も かからず 石垣島
空だから 近いけど
やはり 与那国島は 渡難(ど

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