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スキーに行きませんか? 雪山へ

朝目覚めれて
静かに静かに 息をしているのが精一杯の日々
そんな気配を察してか….

“現地ゲレンデで8:00にお待ちしてますと”

奇特な知人からお招きがかかった

捨てる神ありゃ
拾う神あり
ありがたいものである

指定されたゲレンデは 聞いた事が
あるのだが….
真っ暗な中
道具を積み込み 車を走らせる

俗世間は 三連休の初日
夜明け前から車が多い
インター降りて 北にさらに一時間
全く道に 雪は無い…
ハイシーズンだというのに…
暖冬である

ただ 情報なんて たかが知れている

そんな思いは あっさりと消える

この雪道 初めての人では
無理だろな…って…
凍ってるし 
四駆に冬タイヤ
適切な道具は 安心を与えてくれる

目指す雪山が 見えて来た

メインの駐車場に車を停める
空いているのである。
準備を済ませて
ゲレンデに向かう

それにしても 良い天気だ

“すいません 写真撮ってもらえますか?”
年配の おじさんが声をかけてくる。

お決まりの記念撮影ポーズ
数枚撮ったあと 声をかける
“せっかくだから 日常のようにと”
おじさん おばちゃんたちは
驚きながら 笑いだす
そんな一瞬を 切り取ってあげる。
“良かったですね 自然体を撮る
フォトグラファーですから”と


写真を観て そこに写る姿に
余程 喜ばれたのか 皆さんが
歓喜され 御礼を言いに来られる

今の私に出来る細やかな事である

さあ 滑ろう…

誰も居ないゲレンデ…
立ち止まっては 
景色を切り取っていく

息をするだけで 精一杯の日常
今 この一瞬 この一点に
居れる事を 愉しんでいる

それにしても 雪質がとても良い
マイナス20℃近くになると…

乗鞍岳

北には 自転車で走り回った山々が

休んでは滑り
滑っては 休んで…
身体の機嫌を伺いながら…

程よく滑り 遅めのお昼に
それにしても 空いている
余程 雪好きでないと ここには
来ないのか…

ゆっくり 休んでゲレンデに戻ると
景色は 一転
吹雪いている

天気予報では 朝から 吹雪だったのかだが…

数本滑り 怪我の無いうちに
滑りを終える

良い雪で 程よく滑れた
基礎練習にはぴったりなゲレンデだなって

茶褐色の温泉♨️へ

近くの温泉♨️に浸かり
宿へ…
どうやら 此処は伊太利亜らしい🇮🇹

宿に着くと 宿主が 呟く
“マイナス30℃になる場所
車のサイドブレーキを かけたら
春まで 置き去りです”
何度も何度も繰り返す..

初めて取説を読み 自動サイドブレーキの緊急解除方法を 試みる

宿主は 自他共に認める
スキーワックスの第一人者らしい…
話が合うと思われたのか
ずーっと ワックス談義で盛り上がる
ずーっと…
結論
“全ての温度域のワックスを塗る”
御意

程よく 良い
二次会はほどほどに…

宿にあった 枕本を眺めて…

明日 朝の目覚めを待とう

続く…

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
スパルタリハビリ
スキーに行きませんか?


昨年は 元気に飛び回っていたようだ…

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