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詩 コラム 徒然

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#写真好きな人と繋がりたい

水の都へ

水の都へ

“どうやって 撮ったんですか?”
写真を 観られた人は呟く

”いつも いつも 水の中居る
鮎漁師だから....“と 呟いておく

水の都へ出かけた

初めて訪れる場所

目の前の景色を切り取っていく

水の都.....

水の景色が撮りたくて...

その瞬間 観える景色
切り撮るその一瞬

過去か?
未来か?
現在か?

飽きもせず....

目の前の景色を 愉しんでいる

日常と非日常 鮎漁師の呟き

日常と非日常 鮎漁師の呟き

“その瞬間
その一点で受けれる
最大のおもてなし”
非日常

朝目覚めれて....
御用を済ませ 漁場へ

毎日毎日 獲り続け
鮎柱祭りは いつしか 終盤へ
盆を過ぎ 空は 雷雲に包まれる

携帯の雨雲レーダーで 雷雲の流れを読む
ただ 
最後は観天望気に 勝るものは無し
南風が 北風に変わる
北山向こうに 稲妻が観える

危ない 帰ろう

家に戻り 獲れた天然遡上鮎を
仕分けして 冷凍庫へ

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道を曲がると 極楽浄土だった

道を曲がると 極楽浄土だった

360度 見渡す限り 極楽浄土
とうとう たどり着いたか?

色々な 蓮が咲いている

あちらにも こちらにも

近寄ったり 離れたり

大きな 大きな 花である

それにしても

一面 蓮の花だらけ

ぐるぐる 走り回っても この景色

渋滞を避け
一本手前で 曲がったら....

極楽浄土って....
そんな処にあるのかも

浮世雲拝

“今を 生きてますか?”

“今を 生きてますか?”

って 問われたら......

大雨上がり高水
少し水が引いたので 川見がてら
漁場に出かけた
迷ったけど ウエットに 重たい玉鉛の
投網も 持って

大水である 天然ジャグジーどころか
目が覚めたら 三途の川に居るだろう

勿論 誰も居ない

こんな高水の日だからこそ 
若鮎の溜まる場所がある

重たい網を 打っていく
こんな高水の瀬の中にいる
若鮎は 血が激って 勢いが良い

“今を 生きてま

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生きとし生けるもの….

生きとし生けるもの….

“父は亡くなりました”と 
言っといてくれと 坊に呟く

ギランバレーに恋して
俗世間に戻ってから 何度 呟いた事か...

“それ以上は 誰も 聞いて来ないだろ”と
付けたす事は 減っては来たが.....

週に一度 回復期リハビリテーション病棟へ リハビリに出かける

森のテラスで 相変わらず
あいうえおの口のリハビリをしている

森のテラスは 原色系の賑やかな花が
咲いている
東京から 定期

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カメラを片手に… 街の中の 森へ

カメラを片手に… 街の中の 森へ

都会から逃げ帰って 呟く

“秘境に籠もりたい”と...なら 旅に出たらと 言われるが...
残念ながら
秘境に辿り着ける 体力 気力が無い

超省エネ暮らし 家に籠もっている

そんな中 魔が刺したように
動きたくなる時
カメラを 片手に街に出かけた

緑を 切り取りにワンショットで 三枚の写真

ビビット
クラシッククローム
モノクローム

その時の 気分によって 好きな空気感が変わるから..

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散り際の美

散り際の美

紅一点 愉しませてくれた庭の薔薇

大雨にも耐えてはいたが
頭を垂れて 隣の草花に寄り掛かる

気の毒に...と 手を触れた瞬間

その時を
待ってましたとばかりに
花弁が 弾ける

あまりにも 呆気なく 散る薔薇
今まで ずっと愉しませてくれたんだから

散り際の美田園界で 観た景色を思い出す

薔薇と 意思が通じたかのような一瞬だった

そんな 薔薇を眺めていたら
見つけた

小さな蕾が 膨ら

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紅一点..

紅一点..

朝目覚めれて 
庭のパトロールから戻る猫師匠と
入れ替わり 庭に出る

雑草畑と化した庭

その一角に 
紅一点

咲き誇る薔薇

一輪だけ 
その一点だけ 華やか

近寄り眺め

いつもの視点で 切り取らせてもらう

近場に 薔薇の里がある
大雨上がり ふと切り取りにって
思ってはみたが....

超省エネ暮らしの昨今
気力が湧かない...

ギランバレーに恋をして
田園界(回復期リハビリテーシ

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雨上がり 牡丹を愛でに…

雨上がり 牡丹を愛でに…

雨上がり 夕刻
出かけた

門を潜ると 空気感が変わる

緑の絨毯に 安堵し

見上げては 息吹を感じる

大きな 大きな 牡丹達は

美しい雨を 浴びた後
生き物達は 大忙し

虚い…. 都会の中で…

虚い…. 都会の中で…

都会に招かれた
鉄道の無い 田舎から出て行くには...

家の前に小さな猫バス(乗り合いタクシー)が 迎えに来た
次に 大きな猫バスに乗り換える

ほぼ貸し切り
田舎の空気を都会に運んでいるようで...
車内で noteを描いていた

久々の都会
俗世間は 賑やか

トトロも いらっしゃるが

やっぱり 苦手である

人の波に 酔ってしまう

趣味の集まり
いつもの顔に ホッとする

旬を愉しみ

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“紅をひく”

“紅をひく”

“相変わらずポエムですね”
と言われ
“頭の中 お花畑ですから”
と返しておいた

朝目覚めれて
“今日 何食べる?”から 始まる一日
天気は 崩れるらしい

雨の中出かけた
何をする訳で無く
花を愛でに

いつしか 桜から 躑躅へ

つつじ
ツツジ
躑躅

“紅をさす”お気に入りのフレーズである
何処で覚えたのか
知っていたのか
幼少期から 使っているから
周りの大人達は 困惑していた

雨の中

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お気に入りの場所ありますか?

お気に入りの場所ありますか?

“いつも いつも そこに居た”

この季節
いつも いつも そこに居た

田園の中
その一点
その時だけは 絵画のように
なる一点

近づくと

何処だかわからない

さらに 近づくと

すれ違えない道
譲らない車達.....
睨み合い
ぶつかり合い....

そんな時は その場に近づかず

いつもの場所から 眺めている

お弁当を 食べ
美味しい お茶を飲み
昼寝も....

そんな 事さえ 忘

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花って?….

花って?….

変な子だったらしい
花の絵を描きなさいと言われ

皆が描く 花は

色とりどり
綺麗な チューリップが咲いていた

そんな 中一人

こんな絵を 描いている

先生は 呟く 皆に聞こえるように

“花を描きなさい”

“だから 先生 春の花だよ”って

花って?変わった子であった
工作は 完璧
図画は 視点が違うと

変わった子は 

ダビンチのモナリザを観て
“モナリザの微笑み”って 
答案に書

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