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こころを癒やす読みもの|翅虫の三重奏。
挿絵:講談社「童謡画集(3)」(1958年)より
夏の大ホールを埋め尽くしていた
蝉の交響楽団の出番が終わりました。
つぎの演目は、翅虫たちの三重奏、
一転して、ひっそりと、はじまります。
秋の夜長の、幕開けです。
あらためて、
こころを癒す読みもの|心に種を蒔くということ。
山田洋次監督の映画『男はつらいよ』シリーズの第18作『寅次郎純情詩集』は、シリーズで唯一、ヒロイン役のマドンナが亡くなる作品です。
_人間は、なぜ死ぬんでしょうね
とは、マドンナ・柳生綾(京マチ子)の言葉。
『寅次郎純情詩集』のテーマは、『愛と死』です。
この作品には、
生きることの尊さと、人が人を想うことの尊さ
が描かれています。
冒頭を飾るのはデビット・リーン監督の大名作アラビアのロレ