【雲の中の富士山を登った時の話・1日目⑰】山小屋の食事
こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!
今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
前回、山小屋にたどり着き、ずぶ濡れな状態を何とか対処したところからスタートです!
阿鼻叫喚
時計を見るとすでに六時半間際になっていて、夕食の時間になっていました。
着いてから一時間では、結構ぎりぎりだったので、余裕をもつなら一時間半後にしておけばよかったなと思いました。
食べるスペースは、玄関近くの広間ですので、玄関を通ります。
自分のずぶ濡れの状況を何とかするので手いっぱいで気づきませんでしたが、いつの間にか結構多くの人たちでにぎわっていました。
にぎわっているといっても、いい意味ではなく、どちらかといえば、ずぶ濡れの状況、寒さ、体調不良による、阿鼻叫喚といった様相でした笑。
夕食
玄関近くの広間に行くと、畳敷きのスペースに、長机が三、四脚並んでいました。
このようになっており、机の下に、明日の朝食として紙パックのお茶とお弁当が置いてありました。
私は、この家庭的な安息に安堵し、ほっとして腰を下ろしました。
畳に座って木の机に向かい合うなんて、昔の公文教室を思い出しました笑
肝心の夕食はといえば、
サラダと弁当がありました!
蓋を開けると……
弁当は簡素で、鳥の照り焼きの煮込みが二つと、沢庵、白米、漬物でした。
コンビニ弁当のほうがまだ豪華ですが、致し方ありません。今は、疲れ切った体に固形物の食事を摂ることへの喜びのほうが勝りました。
大げさなように聞こえます。実際、昼の11時にはコンビニのパンを食べ、この夕食はその日の18時30分だったので、普通の昼食の時間と夕食の時です。しかし、なぜだか、固形の食べ物がとても懐かしく思えたのです。
さっそく、私は割り箸を割り、コメをほおばります。いつもなら消化にいいように、サラダから落ち着いて、それからメインに入っていたと思いますが、この時ばかりはそうはいきませんでした。
暖かい白米とたくあんの組み合わせが、冷たい体には染みわたること染みわたること染みわたること!!!
昼飯は冷たいコンビニパン、登山中の補給も冷たいエネルギーゼリーや飴玉だったから、暖かいごはんというだけでうれしかったのです!!!
コメとたくあんなんて、いつもなら物足りなさを感じてしまいますが、今はこれだけで強い満足感を覚えました!
鶏肉も、甘じょっぱい照り焼きのタレが下を刺激し、繊維質な肉をかみ切る感触がたまりません!!
ちょっと落ち着いて食べる漬物とサラダも、さっぱりとします!
名脇役
しかし、メインの弁当だけが素晴らしかったのではありません。
むしろそれ以上に、弁当の隣に置いてある、紙コップに入った温かいお茶と暖かいスープが憎い名脇役だったのです!!
お茶は舌が痺れるほど熱く、口を、顔を、喉を、体を温めました。スープは塩味が強くて、汗をかいた疲れた体に染みました。
追加注文もできるようでした
ある程度平らげると、私は周囲を見渡しました。
相変わらず、続々とほかの宿泊客が来ていました。
私は五時くらいに着きましたが、これは結構早かったようでした。
皆一様に、寒そうでした。先ほどまでの私を見ているようです。
さて、高校生か大学生の四、五人のグループがも夕食を摂っていたのですが、そのうちの一人が
「これじゃ足らないから、なんか追加で食べよう!」
と話し合っているのが小耳に入りました。
そんなものがあるのか、と思って壁を見たら、
なるほど、結構、数多く取り揃えているようでした。
うわさに聞いた通り、確かに割高だとは思いますが、そこまでべらぼうに高いというほどではないと私は思いますが、どうでしょうか。標高3,400~3,500m地点で千円以下で暖かい汁ものが摂れるなら、悪くないと思いました。
私は少々弁当の量に物足りなさは感じていましたが、自前でカロリーメイトを持ってきていたことを思い出し、注文はやめました。
そうこうしているうちに30分が経ったので、次の夕食の準備が始まって、スタッフがバタバタとし始めました。
私は名残惜しくお茶を飲みほして、立ち上がりました。
ありがとうスタッフさん。おかげで暖かいご飯と飲み物で、元気が出ました!!
*
今回は以上となります。
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