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脳に障害があるわたし

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わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
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#コラム

自分を愛する。

自分を愛する。

自分を愛するってなんだろう。
多分、朝、起きたら、体を伸ばすことなんだ。歯を磨くことなんだ。
机に散らばった消しゴムのカスを片付けることなんだ。

世の中でいう「一般的な素敵」になることじゃない。
「自己肯定感を上げる」「最強のメンタルを持つ」
そんな風に自分が変わりたいなんて、
今の等身大の自分を愛せてないから言えるのかな。

自分の幸せは自分で見つけなさい。なんて、回答集のない問題集を突きつけ

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占いは人生に課金していると思った。

占いは人生に課金していると思った。

ゲームは不器用で全然できないのだが「課金」って言葉は知ってる。
お金を払うと強くなったり、時間が経過したり、色々と都合が良くなる便利システムだ。
課金することを「効率がいい」と思う人もいるだろう。
でも、わたしはあんまり良いイメージは持てない。

きっと、自力でなんとかできる筈のことを、楽にしたいだけの人に思えて、あんまり好きになれない。
というより、無課金で強くなったり、クリアする人と友達になり

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マウント文章

マウント文章

最近、読める文章と、読めない文章があります。

読めない文章とは、文字は追えるのに、内容がまるっきり入ってこないのです。

その文書には、特徴がありました。
やたら、難しい言葉や専門用語、横文字(カタカナ)が多いのです。

最初は、自分の学が足りないから、読めないんだと、自分を責めてました。そしてその社会からの疎外感を感じてました。

文章を読んでて、単語がわからないと辞書を引くように、一度本文か

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マンガを描くうえで気をつけてること。

マンガを描くうえで気をつけてること。

今回は内容より、レイアウトの話をしたいと思います。

わたしの著書をご存知の方は気づいていらっしゃるかもしれませんが、
内容を読みやすくするように心がけてます。(noteの記事は別です。)

統合失調症の方が読んでも苦にならないように心がけてます。

わたしがやってること・文字を少なく
・絵をシンプルに
・コマ割り
・さいごに

・文字を少なくこれはわたしの実体験に基づいて描いています。
わたしは

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量産型不安系

量産型不安系

いつも心配してる人がいる。
その人にとって心配とはクセであり、もはや趣味なのではないか。
そう言う、わたしもなにかしら不安を抱えてないと日常を送れない。

不透明な今の世の中は不安を生み出すのにうってつけだ。

今欲しい知識に何が真実か明確に証明できるものがない。

Webの記事をシェアしては、簡単に人を不安の世界へ誘い込める。
なにが本当で、なにが陰謀で、なにが親切なのか。

個人の見解に任せら

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雨の音が許せなかった。

雨の音が許せなかった。

ゲリラ豪雨の夕暮れ。
「良くもまぁ出来たもんだな」とわたしは関心していた。

雨の音に耐えられない時期があった。

不調が真っ只中になると、この地面を叩く水滴の音が、ヘビメタの破壊音と同じように聞こえるのだ。

ギターを叩き割るように、耳に轟く雨音、
わたしはギュッと耳を掴む。

恐怖感から、「雨の音に癒される」っていう母の言葉は信じられない。というか、怯えるわたしは同じものに癒される事実が許せな

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孤独を教えて・・・

孤独を教えて・・・

大丈夫だよ

角度や・取り込み方が違うだけで、
みんなと見ているものは、
同じだから。

同じサイコロを見ていても
1と6の面のように、
君にしか見えないもの
わたしにしか見えないもの

違くても、同じもの見ているから。
ただそれが、みんなと違うという孤独感を
背負わせているだと思う。

想像してみて、

君が1を教えてくれて、わたしが6を伝えた未来を
きっと、今より全体がリアルに見えてくるよね。

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わたしが勝手に作った「常人エクスタシー」とは

わたしが勝手に作った「常人エクスタシー」とは

・常人エクスタシーとは精神疾患を患っているとつらい言葉を受けることがあります。

個人の常識を押し付けて、逃げ場のない言葉
「なまけてる」「休めるなら俺も精神疾患なりたかった」
「危ない」「おかしい」…
言ってくる本人たちは「自分も当事者になりうるかもしれない」ってことを知らない人が多いと思います。

それらの言葉をかけられたとき、わたしは時間が止まったように
ショックを受けます。

けど、言って

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色んな精神疾患は…

日々思うのだが
「今は発達障害って言われるけど、昔はそういう子たくさん居たよ」って言葉が多い。

実際にそうだと思う。

日本の戦争が終わって(厳密には終わってないかもしれない)、生きるためだけに必死だった社会からもう一度

社会が作られる最中
まだ未成熟な社会に
今の発達障害に準ずる人間は、生きづらさや、人間関係、社会の理不尽に晒されながらも、一般社会と混じって どうにか生きてきた。

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普通と、働く、

誰かの「重度障害者にも働ける制度をつくるのは素晴らしい!」
という文字を見た気がする。(山本太郎さんではなかった)

日常を送るのにも支障があるから、障害者なんじゃないのかな
その上、働くなんて、もう障害がないようなものじゃん。
きっと、発信した人は身体障害者のことを言っているのかもしれないけど、
精神障害は、わたしのケースだけど、どんなに手厚いサポートがあっても
企業で一人前に安定して働くのは難

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病気になって

病気になって

わたしは、

みんなにとっての、普通という、あたまりまえがない。だから、いつもが貴重なんだ。

毎日クスリを飲んでつらいけど、
食後のクスリを飲むために、規則正しくご飯食べてるよ。

音に敏感だけど、静かな空気の素晴らしさ、細かい音に気づくから。感動的になれるよ。

明日の、一秒後の自分がわからないから、一生懸命、自分と向き合ってるよ。

1回楽しいと、何日も寝込むから、
何日も寝かせた先にある。

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中原中也

だいだい色の夕日が窓を抜けて、部屋に舞う埃を天の川のように照らす。

中原中也の詩は、そんな感じになる。

胸の中で曲線が重なって、そら豆みたいな器ができる。けっこうそれが胸に突っかかる感覚になる。
そこに、トロンとした液体がこぼれ落ちる。

中原中也の詩は、そんな感じになる。
#中原中也 #詩 #感覚 #エッセイ #コラム

統合失調症と太陽

統合失調症と太陽

わたしは統合失調症14年目にして、急激に回復傾向にある。

それは太陽が見えない一軒家から太陽が照らされるマンションへ引越した。

統合失調症患者には
太陽が沈む絵を描くとき、病状の悪化を示し。
太陽が昇る絵を描くとき、回復の傾向が見られる記事を読んだ。

クリニック関係者も統合失調症の病状に転機が訪れる時、太陽を描くことがあるらしいと、

その代表がエドワルド・ムンク

「叫び」の絵はまさに太陽

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分かったようなマネ

「わたし、視覚障害者の見ている世界を絵に描きたい」

そう思い、高田馬場にある。視覚障害者用の図書館に行こうと決めていた。
そこで誰かと友達になって、その人の世界を描きたかった。そこで売っている視覚障害者用の便利用品も描くヒントになると思った。

色は、暖色と寒色があるように温度や、質感、音の高さで近い色を一緒に追求したい。
手触りで判断するなら、絵の具にモデリングペーストを持って凸凹を感じてもら

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