田中裕子
batonsのライター/編集者、インタビュアー。本をつくったり、雑誌やウェブで記事を書…
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十三の魂は来世まで続くのだろうか
8/9(水)
友人の男性と、近況報告がてらお酒を飲んだ。
1軒目でジントニックを3杯飲んだところでタトゥだらけのマスターにこちらが恐縮するくらい申し訳なさそうに閉店を告げられ、もう一軒行こうということに。集合時点からじゅうぶんに酔っぱらっていた彼は適当に「ここにしよう、来たことある」と入っていく。
そのカジュアルなバーには、じつはわたしも一度だけ来たことがあった。ふたりでボウモアのソーダ割り
すべては運、あなたもわたしも
緊急事態宣言があけた。ああ、日常、戻ってきた。おかえり待ってた。
休園による自宅保育と在宅ワークには、だいぶ苦しんだ。下書きに残ったままのnoteがあって、そこには「なにもできないこと」のつらさがつらつらと描かれている。もちろん「子どもと過ごす」をしてはいるけれど、仕事に集中できないこと、そのことでじわじわ迷惑をかけていることに、毎日少しずつ毒を盛られているような感覚だった。
はじめは「娘が寝
自分に手を入れつづけること
なぜかすっかりさっぱり忘れていて、なぜかスパンと思い出した。そういえば、妊娠後期4か月と出産後2か月、新潟から取り寄せた甘酒を毎日欠かさずたっぷり飲んでいた。
妊娠中にふらりと立ち寄った物産展で「絶対飲むべし」とはっぴを着たおじさんに押しに押され、甘酒は好物だし「飲む点滴」なんて名乗るくらい身体にいいなら損はしなかろうと数ダースがつんと取り寄せたのだった。そのおかげかどうかはわからない、けれども