マガジンのカバー画像

読書記録

27
運営しているクリエイター

#大人の読書感想文

【読書記録#20】桐蔭学園ラグビー部勝利のミーティング

【読書記録#20】桐蔭学園ラグビー部勝利のミーティング

ラグビー界の名門 桐蔭学園 が スポーツ心理学博士の 布施努さん を招いて起こした改革が描かれています。この一冊からスポーツ界に心理学×選手主導ミーティングが広まってくる気がします。僕もチームサポートをしている観点から非常に参考にさせていただきました。

ミーティングと聞くと、指導者やチームリーダーの発言を聴く時間とされてきましたが、キーポイントは「選手主導」。そもそも答えのないスポーツにおいて、

もっとみる
【読書記録#19】バビロンの大金持ち

【読書記録#19】バビロンの大金持ち

初版から80年以上語り継がれるロングセラー。今やいくつものノウハウが溢れるようになった世の中で、本質を感じる本書を手にできたことは大きい。帯には幸せのつかみ方お金のふやし方と書かれていますが、それ以上に働くことと、真に大切な物とどう向き合うかが分かる一冊でした!

いつも読むジャンルとは違いますが、読んでよかったです。初めて本書を読んで心に残ったことは3つ!

①10分の1を貯蓄せよ。
分け前の9

もっとみる
【読書記録#18】スラムダンク勝利学

【読書記録#18】スラムダンク勝利学

紹介いただいた本です。

スラムダンクは昔から大好きで、スポーツ心理学の学問をこの頃探求するようになりました。

本書にあった僕なりの重要ポイントの3つを以下まとめます。

❶怒りの感情をコントロールせよ 怒りの感情のプロセスは殆どは「自分が正しく、そうでないものは間違いである」と思うプロセスから生まれます。〇か✖かでしか考えられない人に多く生まれる感情なんです。でもそうじゃありません。ただただあ

もっとみる
【読書記録#17】「学力」の経済学

【読書記録#17】「学力」の経済学

 ジュニアサッカーの指導をしています。早くて3歳からサッカーを始める選手もいて有効な子育てに関する方法は何か考えていたときに手に取りました。

・褒めることが良いとされるけど、どんな時に何についてが有効なのか?
・ゲームや動画はやらせない・見させない方がいいのか?
・「勉強しなさい」で学力は上がるのか?

 など、僕も育成に強く関心と疑問をもっていたので本書で紐解くことができました。重要なのが「科

もっとみる
【読書記録#11】「言語技術」が日本のサッカーを変える

【読書記録#11】「言語技術」が日本のサッカーを変える

スポーツ指導者の論理的に話す力が注目されています。

特にサッカーの場合は、唯一の正解がないスポーツです。

正解がない中でも、
最適な判断を相手に理解させ納得するように説明するには
コミュニケーション力が必要になります。

「あいまいな指導が多い」と
スポーツを長年やっていて僕も感じていました。
同時に、指導者をしていて、感覚的にプレーしていたものを
言語化する難しさをひしひしと実感していました

もっとみる
【読書記録#10】フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉

【読書記録#10】フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉

幅広い経験や知見をもった指導者は
物事を見る観点が多く、
数ある選択の中から相手に応じて適切なアプローチができる為
優秀である。

個人的にそのように思っています。

小学校教員だった頃、
企業勤めの経験がある先生がいました。
その先生は社会の中にある企業で働くとは?
という視点があって、
児童への関わりも教育に対する考え方も仕事に対する取組みも
いつも新しい視点から僕にアドバイスをくれました。

もっとみる
【読書記録#9】教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術

【読書記録#9】教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術

0.038%。

スペインでプロ1部リーグに所属できる確率です。
数でいうと2600人に1人になります。

プロで華々しく活躍したとして、
引退後5年で自己破産する確率は
60%
という調査結果まであるそうです。

「高級車から軽自動車に乗り換えられる感覚が備わっていないと、プロとしてのキャリアを積んでいくことはできない」
と例えられています。

スポーツ界に携わる中で
僕もこの現実を感覚的に知っ

もっとみる
【読書記録#8】野村克也の「人を動かす言葉」

【読書記録#8】野村克也の「人を動かす言葉」

 生前から野村監督の人柄が好きでした。この本を拝見して、大好きに変わりました。”ボヤキ”が有名ですが、その”ボヤキ”には作戦があり、「欺き」「煽り」「賛辞」「攻撃(口撃)」といった監督としての意図があったと分かります。

策士。
戦況を客観的に観察し、適切な一手を言葉として打ち出す巧みな技術
を持っていたと思います。

「学ぶことを辞めたら、教えることも辞めなければならない。」
と有名な言葉もあり

もっとみる
【読書記録#7】宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話

【読書記録#7】宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話

チームや組織のサポートをし、指導者や管理職の方と関わる機会が多いので、こういった本がよく目にとまります。
しかも、『宇宙兄弟』。僕が大好きな本です。

気付いたこと、学んだこと。考えたことを記録として。

・まず、いいチーム(または組織)をつくることは目的ではなく手段であること。チームビルディング先行でチームに働きかけない。達成したい・成し遂げたいゴールやビジョン、目標に最適に向かうために、いいチ

もっとみる
【読書#6】天才を殺す凡人

【読書#6】天才を殺す凡人

タイトルに惹かれて
友だちがプレゼントしてくれたこの本を読みました。

結論、「自分は『最強の実行者』を目指す凡人」であり、

人に対する、不思議、違和感、恐れを感じる時は
「世界を進化させようとしている『天才』と出会っている」

という新発見がありました。

この本から学んだことは、
民主主義社会で生きる僕たちは、相手にはどんな才能があるのか
認識する必要があり、[ 人間力学 ]を理解することが

もっとみる