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【読書#6】天才を殺す凡人

タイトルに惹かれて
友だちがプレゼントしてくれたこの本を読みました。

結論、「自分は『最強の実行者』を目指す凡人」であり、

人に対する、不思議、違和感、恐れを感じる時は
世界を進化させようとしている『天才』と出会っている

という新発見がありました。


この本から学んだことは、
民主主義社会で生きる僕たちは、相手にはどんな才能があるのか
認識する必要があり、[ 人間力学 ]を理解することが重要だという事です。

日常を過ごしていると
「なんかあの人、不思議なことばっかり言っててわかないからほっとこう」
とか
「彼は頭が良すぎてついていけない」
とか

いろんな場面で話が通じないことがある訳ですが、
だからといって、
倦厭したり、避けたりしてると社会が進歩しないという事です。

理由は本書に詳しく記載されていますが

社会の進歩は
一部の「天才」の創造性から生まれて、
「秀才」の再現性によって、
「凡人」に共感されるからである。

だから「天才」を排除してると、社会は停滞するばかりになると。

社会を停滞から進歩へ促すには
身近に関わる人々の才能を理解して、
自分の才能を最大限に生かすことだと
本書を読んで思いました。


僕は「『最強の実行者』を目指す凡人」(と解釈しました)ですが、
たまに、ぶっとんだこと言ってるな
と思う人と出会うことがあります。

要は、自分が見えていないことを見えている人。

以前はそんな人と出会った時、
ひたすら笑って、心の中では半信半疑
でしたが、彼らは恐らく「天才」で
共感者を求めていたんだろうと今になって思います。

このことから、人に対して
不思議、違和感、恐れ(物理的でなく自分の何かが変化させられそうな感じ)を抱いた時は
「自分は今、世界を進化させるかもしれない「天才」と遭遇している」

と捉えようと1つの引き出しを得ることができました。


よくよく考えると、学校教育現場でも同じような光景があります。
とんでもない発想で、学級や学校にイノベーションを起こすかもしれないのに「それはいけません!」と制御してしまうことが。

その行為がいけないという訳でなく、
本書に書かれているように人間力学による社会構造を知らないことが
もったいないと思うんです。


僕も指導をしていて感じましたが、
これは多くの人財と関わる教育者や
組織に所属するだれもが読むことをお勧めしたいです。


後ろから頭をちょいと叩かれたような刺激で
発想を転換させてくれました。

この本を紹介してくれた 剛(ツヨシ)ありがとう!! 

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