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想い入れ。

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#眠れない夜に

本当の美は、未完成なものを完成させようとする心の動きにある

本当の美は、未完成なものを完成させようとする心の動きにある

結果論と過程論、どちらを重視するか。

仕事に限っては結果論として、ある程度の成果物や数字が価値の尺度となる。

けれど人生は仕事じゃない。

生きる事は何かを完成させることが目的じゃない。

他者と人生を歩む場合、残念ながらお互いの事を100%理解し合うのは絶対に無理だ。

同じ人間は存在しない、してはいけない。

理解し合えないのに社会的な生き物だなんて、随分と酷な矛盾を押し付けられたものだと

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『』

『宝石の先』2024.04.07

擽ったいくらいの肯定を
花束にできたら僕等は
いつかはすべて言葉になるけれど
思うより言葉はちっぽけなものだ

悲しくなれるから夢を見ることができた
何も知らなくていいから怖がらずにほら

空が遠くて 音楽を書いた
貴方はずっと花だった
どこか遠い場所まで逃げて 逃げて
出逢えたら今度こそ恋に成ろう

100年先まで100世紀先まで
約束ができたら僕等は
流星群

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幸せとは星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく

幸せとは星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく

彼氏のことは好きだけど彼氏より私のことを幸せにしてくれる人はいると思う、と言った呟きを見て、だからお前はダメなんだよと内心思った。それに対してめっちゃわかると共感を示す人たちもいて、そう思ってる限りお前らが幸せになれることはないよと強めの感情を抱いたりもした。

幸せになりたいと思っているのは自分の方なのに、どうして他者に幸せにしてもらうことを前提にしているのだろうか。自分の人生なのに主導権を他人

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嫌いだ 全部 好きなのに

嫌いだ 全部 好きなのに

この街の電車はいつも、人よりも上を走っていた。

今、私が住んでいる場所は地下鉄が最寄りだから、余計に街中の光を浴びて人々の頭上を走っていくこの街の電車が少し異様で、まだその光景を見慣れなかった頃は銀河鉄道みたく見えていた。

光の上に光がある。

色の上に色がある。

重ねられて、塗りつぶされて、影が出来て、また別の光になって、何度でも何度でも、この街を照らしている。

その光の間を切り裂くよう

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彼と私が生きる朝

彼と私が生きる朝

一緒に住む恋人の生活を観察してみた感想はとにかく「朝が早い」だった。

普通は休日に5:00に目を覚ましたら、大体は二度寝するだろう。しかも前日の夜0時過ぎに寝ていたのなら尚の事。だが彼は二度寝をしない。

私も朝は早い方だけれど「私より朝強い人いるんだ…」と驚くほど彼は朝型人間…

と思いきや、別に夜寝るのが早いわけでもないのである。(である)。生活習慣が整っている彼も、お酒を飲んで夜更かしした

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セクシュアリティについて〈anone,〉

セクシュアリティについて〈anone,〉

最近、2週間だけGravityというアプリを入れていた。このアプリは「やさしいSNS」をモットーに運営しており、実際にTwitterなどの利用者数が多いSNSよりは、幾分か平和だと思う(部分的にはめちゃくちゃ治安悪い)

ネガティブな投稿よりポジディブな投稿や、心がほんわかするような投稿によくいいねが付き、SNSの割には見ていると幸せになれる確率が高い
Gravityでわたしに話しかけてくれた人が

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「プレイリストの共有ってちょっとエロくない?」

「プレイリストの共有ってちょっとエロくない?」

タイトルの言葉は私の大好きな友人との会話です。
あまり上品な言葉ではないけれど許してください、お酒が入った女子大生2人の会話なんてそんなものです。でも言い方は置いておいて、私本当にそう思うんです。

ーーー

本当にお気に入りのものって、人には教えず自分だけのものにしておきたかったりする。私の場合は、感性の表れでもある言葉や音楽。特に音楽。それらはずっと人生を共に歩んできたものたちだから、ある意味

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