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ワイン片手に旅のハナシ

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油断も隙もありゃしない。オーストラリアを私は許さん。/破天荒なエジプトという国を、私がガッチリ仕留めてきました。/私が過ごしたスリランカには、夢とか幻とか現実があった。
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#スリランカ

【脳内TRiP〜スリランカ編〜】中毒性に依存者続出!で有名な福岡の聖地、ゆかりの国へ!

【脳内TRiP〜スリランカ編〜】中毒性に依存者続出!で有名な福岡の聖地、ゆかりの国へ!

みなさん、夏の元気の源”スパイス”注入できてますか!?

私といえば、ライス派?ドライ派?ヌードル派?でおなじみのカレー屋『ヌワラエリヤ』にてバッチリ元気をもらってます!

中毒性すごいですよね。福岡で知らない人いないですよね。私はヌードルカレーを愛しています。

そんな言わずと知れた福岡の聖地『ヌワラエリヤ』。スリランカにある紅茶の生産地として有名な『ヌワラ・エリヤ』からきています。

以前スリ

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スリランカで落とした一粒の涙〜終わりは始まり〜

スリランカで落とした一粒の涙〜終わりは始まり〜

私の行動は早かった。

ロベルタとルーカスがコロンボから南へ約120km離れた『ゴール』という街へ行ってしまい、その翌日には、私もゴールへと向かっていた。

私にとって2人がいないコロンボにこれ以上滞在する理由が見つけられなかったし、ひとりで過ごす時間には虚無感が募っていく一方だった。

“ゴールで別の友達と合流する”と言っていた彼らのジャマはもちろんしないものの、同じ街にいるだけでも良かったから

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インドが落とした一粒の涙〜光り輝く東洋の真珠〜

インドが落とした一粒の涙〜光り輝く東洋の真珠〜

あの国の日差しは、私の目を眩ませるようにしながら、なにか夢とか幻とかを見させるような尊さがあった。

奥底からじんわりと滲み出し、そのまま皮膚の表面をつたって滴れ落ちる汗水でさえも、今思えば、紫陽花の葉に艶めく滴のような瑞々しさを含んでいたような気がする。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 

スリランカの首都、コロンボの空港に到着した私は、街の中心にあるコロンボ駅を目指す。

自分の

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その男たち、○○につき

その男たち、○○につき

「今から部屋で飲むんだけど、一緒にどう?」

チェックインを済ませ、部屋で荷ほどきを終えた私は、宿からの景色が見てみたいと思い、宿泊者の共用ベランダに足を運んだ。

想像以上に普通の景色ではあったものの、知らぬ国の、知らぬ人たちの生活を眺めるのはいいな、なんて思っているときだった。

私の前に、ひとりの男、現る。

お洒落な方ではなく天然パーマの方であろう短めのくるくるヘア。髪の毛も、口のまわりを

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路地裏のサルサ、ベリーはそのあとで〜summer night dream〜

路地裏のサルサ、ベリーはそのあとで〜summer night dream〜

はて?

私はなぜこんなところにいるのだろうか…。

”スリランカ”初日の夜ってことで間違いないですよね?

そんな疑問さえ浮かんでくるほどに、暗闇の中で鳴り響く音。

まだ土地勘もなく、ここがどこだかも分からないまま、ついさっき出会ったばかりのロベルタとルーカスに連れられてやってきた暗闇。

木を叩くような音とか、波のような音とか、シャカシャカとか、ズンチャチャとか、しまいには「マンボー!」「ッ

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スパイスたっぷりのキャンディ〜味わうのはまだまだ先、旅は続くよどこまでも〜

スパイスたっぷりのキャンディ〜味わうのはまだまだ先、旅は続くよどこまでも〜

コロンボからおおよそ130km。
キャンディという町へ向かうことにした。

コロンボという街にもっと興味を持てばよかったのに、たった一度ひとりで外出した先が、思っていた以上に「THE・ビジネス街じゃん」だったこと、顔を覆わなければ殺られる…ってほどにその日が異常に暑かったこと、がやたらと印象付いてしまい、積極的に出かける気力がなくなってしまった。

たぶん、別のエリアをdigすれば、もっと違った雰

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世界遺産シーギリヤロックへ!〔シンハラ語 : සීගිරිය〕, 〔タミル語 : சிகிரியா〕, 〔英語 : Sigiriya〕

世界遺産シーギリヤロックへ!〔シンハラ語 : සීගිරිය〕, 〔タミル語 : சிகிரியா〕, 〔英語 : Sigiriya〕

ズンドコズンドコ!ドゥンドゥンドゥン!!♬
どこからともなくノッリノリの爆音が聞こえてきたー!と思ったら、私が乗るバスのお出ましかーい!と、ツッコまざるを得なかった登場シーン。

いろんな国でバスに乗ってきたけど、装飾すごいわ音楽激しいわで、これこそまさにダントツの“Best of トラック野郎!”です。

おじいちゃんやおばあちゃん、赤ちゃんが乗っていようともお構いなしに、激しさMAX!ボリュー

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アラックの涙とキャンディの味

アラックの涙とキャンディの味

シングルベッド2台を横並びにくっつけた大きなベッド。目に眩しい不慣れなゴールドのカーテンはゲストへの”おもてなし”なのかもしれない。お家はこだわりのあるインテリアに包まれ、ゲストハウスよりもずっといい。

家の主であるSarath(サラット)は、実にフレンドリーな笑顔で私を迎えてくれた。もうひとりの男はNanda(ナンダ)。サラットの友人兼、おかかえ料理人というところらしい。

2人とも英語が話せ

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外国でぶち当たる言葉の問題はお互い様な方程式によって出来上がっている気がするしあらゆることに対してみんな同じ考えを持ってると思うなよっていうのが答えだ

外国でぶち当たる言葉の問題はお互い様な方程式によって出来上がっている気がするしあらゆることに対してみんな同じ考えを持ってると思うなよっていうのが答えだ

食べたことのない味のキャンディを食べながらコロンボへの帰路に向かう。噛み砕いても喉を通らず、ロベルタとルーカスへの恋しさが増す。

定宿《Clock Inn》に久しぶりに戻り、一番最初に遭遇したのはロベルタでもルーカスでもなくアメリカ人の女の子だった。チェックインするタイミングが彼女と重なり、ご飯一緒にどう?と誘われたのだ。

私は人見知りなので初対面で他国の人と2人で食事というのは苦手なんだけど

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