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世界遺産シーギリヤロックへ!〔シンハラ語 : සීගිරිය〕, 〔タミル語 : சிகிரியா〕, 〔英語 : Sigiriya〕

ズンドコズンドコ!ドゥンドゥンドゥン!!♬
どこからともなくノッリノリの爆音が聞こえてきたー!と思ったら、私が乗るバスのお出ましかーい!と、ツッコまざるを得なかった登場シーン。

いろんな国でバスに乗ってきたけど、装飾すごいわ音楽激しいわで、これこそまさにダントツの“Best of トラック野郎!”です。

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おじいちゃんやおばあちゃん、赤ちゃんが乗っていようともお構いなしに、激しさMAX!ボリュームMAX!ドライバーの名前はミスターMAX!!(知らんけど)

しかしながら、みんな慣れているのか普通にclubの中にいるよね。バスという名のclubの中に。

サイケデリックなジーザスに見守られ、大音量のレゲトンが流れる中、静かにみんなで鎮座。
・・・ドープネス!!

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自分の大好きな曲をかけまくってアゲ〜↑なマックスさんを完全スルーしながら全客がしれっと乗車しているシュール感。縦ノリなのは私だけかい。

みんなでぎゅうぎゅうな距離感もなんかいい。た、楽しい!
まるで音付きジェットコースタ〜だ〜〜〜!♬

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そんな私が向かっているのは、かの有名な世界遺産『シーギリヤロック』。

バスからの眺めがワイルドな緑に包まれゆくほど、シーギリヤロックがどんどん近づいている……!と実感し、私の気持ちもロックオン!

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バスを降りてからも豊かな緑は続き、いつ現れるか、いつ現れるかと、心待ちにしながら歩みを早めてしまうハイライトゾーン。

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つ、ついに……!
緑豊かなジャングルの中にそびえ立つ大きな岩が目に飛び込んできてしまった……!

実際に目にすると、本当に大きな岩が浮かんでいるように見える。
おお〜〜〜!と、ひとりで思わず声が出る。

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近づけば近くほどにその巨大さが迫ってきて、あまりのそびえ立ち具合に、登る前から若干ひるんでしまうな……。

5世紀頃(日本では古墳時代)、王の息子であるカッサパは、王位を奪うために実の父を殺害。
平民出身の母親を持つカッサパは、王族出身の母を持つ異母兄弟の弟モッガラーナに王位を奪還されることを恐れ、逃げるように巨岩の上に都を築いた。

カッサパが王位について7年後に宮殿は出来上がるが、その11年後には弟の反撃により都は襲われ、最終的にカッサパ王は自殺。幕を閉じた。

その宮殿跡が、このトップ・オブ・ザ・シーギリヤに存在している!

どこまで続くのか分からない階段を歩きに歩いて、どこまで続くのかと幾度となく思わされながら、とにかく歩く。階段総数は約1200段らしい。

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螺旋階段までしっかり登りきると現れる、『シーギリヤレディ』。岩肌に描かれた美女のフレスコ画で、もともとは500人ほど描かれていたようだけど、現在は18人のものだけが残っている。

5世紀から残された画だってことをすっかり忘れちゃいそうなほど、しっかりとした色彩。

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それもそのはず!経年劣化しないように、細心の注意書きがなされているからだ。

スリランカの公用語は3つ。
シンハラ語、タミル語、それから英語。
日本語でもちゃんと書いてあるから今すぐ読んで!!

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その後、『ミラーウォール』という、当時は鏡のようだったとも言われるほど磨かれた漆喰の壁を通って先に進むと、『ライオンテラス』という名の小さな広場にたどり着く。

大きなライオンのツメの像が、頂上に続く最後の急な階段の入り口を囲んでいて、いよいよか、と気合を入れなおす。

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シーギリヤとは“ライオンの山”という意味。
かつてはここに巨大なライオン像が建っていたとも言われているけれど、この爪以外のボディパーツは未だに見つかっていないのだとか。

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麓から約1時間半。

ついに、高さ180mから見下ろす360度のパノラマビューに到達!はるか彼方まで見渡せるスリランカの大自然は、まさに絶景!

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シーギリヤという名の、空中宮殿。
ウワサには聞いていたが、ま、まさに、『天空の城ラピュタ』ではないか……!

(見間違いそうになるけど、これはシーギリヤ↓ネットから拝借)

ラピュタ感②

ラピュタの舞台と言われているもうひとつの世界遺産といえば、ペルーの『マチュピチュ』も思い浮かぶが、この浮遊している感じから考えると、個人的にシーギリヤの方が近いものを感じる。

(やっぱり見間違いそうになるけど、これはラピュタの天空の城↓ネットから拝借)

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ちなみに、空中海賊の一族をまとめる女ボスであるドーラは、ペルーにいっぱいいる。

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あれ?

となると、やっぱりラピュタの舞台は、
シーギリヤじゃなくてマチュピチュか?

2012 in Machu Picchu

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いづれにせよシーギリヤ、マチュピチュにピラミッド、現代技術をもってしてもさぞかし難しいだろうに、一体あの時代にどうやって造りあげたんだろう。いつもそればかりが永遠の謎です。

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ちなみにシーギリヤまでなると、スリランカ国民の入場料は50ルピー(約30円)、外国人の入場料は30ドル(3,500円)っていう謎も持っている。

永遠の謎は深まるばかりだ・・・。


〈ピラミッドの記事はこちら〉
ピザハット DE ピラミッド〜ブルース・リーも言ってたけど私も言うよ〜


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