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臨床心理学

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【ご報告】第3回公認心理師試験に合格しました。

【ご報告】第3回公認心理師試験に合格しました。

この度、心理職の国家資格である、
第3回公認心理師試験に合格しました。


昨年の悔しい思いが結果につながり、
ホッとしています。

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臨床心理士試験に合格した時にも書きましたが、資格はあくまでも"パスポート"だと思っています。

それを携えてどんな旅をするかは、自分次第。

今後とも(臨床心理士/公認心理師という)パスポートを携えて、豊かな旅ができるように日

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Netflix『ヘッドスペースの瞑想ガイド』

Netflix『ヘッドスペースの瞑想ガイド』

前回の緊急事態宣言のときにトライしたのが、前から興味があったマインドフルネス瞑想(mindfulness meditation)。


仕事が忙しくなってからは気が向いた時にやる…くらいだったんですが、最近Netflixで発見した『ヘッドスペースの瞑想ガイド』がとっても良くて、ここで紹介されてるエクササイズを行うことが大切な時間になっています。

マインドフルネスは、認知行動療法(数ある心理療

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「死にたい」の本質。

「死にたい」の本質。

「死にたい」って言葉の本質は、

「自分の人生をリセットしたい」
「生まれ変わりたい」ってことだったりする。

だから、ある意味エネルギーがある証拠。

そのエネルギーが、
傷付きと苦しみに圧倒されることで、
本質を誤認し、実際の死に向かわぬよう
「死なずに、(心理・精神的に)生まれ変われる方法を、共に考えたい。

アグレッションは、カウンセリング治療が動いてる証拠。

アグレッションは、カウンセリング治療が動いてる証拠。

※以下は、2020年11月20日にInstagramにアップした内容になります。

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精神的な連続パンチを喰らって、倒れそうなボクサーのように「もー、倒れちゃう…死にそう……」と、精神世界のリングの上で、フラフラになりながらもなんとか立ってる日々。

今週、少し楽かと思ったんだけどなぁ。全然、大変。


あれ、私はいつから、ボクサーになったんだ

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緊張の連続。

緊張の連続。

いつも以上に緊張感のある仕事が多く、
精神的にバタバタ過ごした、ここ1〜2週間。

医療/福祉/教育で連携をとりながら支援を進めたり、
(うまくいって良かった…)
とてもデリケートな内容の説明を行ったり、
(分かっていただけて、良かった…)
初めての緊急支援の依頼を受けたり、
(すっっっごく、緊張した…)

私は普段から4か所で仕事をしているのですが、

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芸能事務所のメンタルヘルス教育と予防・ケアの充実を。

芸能事務所のメンタルヘルス教育と予防・ケアの充実を。

やや感情的な文章になりますが、お許しください…
気持ちの沈んでる方は、無理に読まないでくださいね。

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ガムシャラに戦っていたあの頃、
その姿を見ながら
「私の努力じゃ、まだまだ足りない。
もっと頑張らなきゃ…」
と思わせてくれた方々が
次々と旅立ってしまう……

悲しいを通り越して、現実味が全くない。

だけど、黙ってるのも限界になってき

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SOSは、受け止めなくてはいけない。

SOSは、受け止めなくてはいけない。

私が勤務しているクリニック(精神科・心療内科)では、9月に入ってから、いつも以上に患者さんが増えています。

カウンセリング目的だったり、検査目的だったり、目的は様々ですが、予約の埋まり具合にビックリする日もあります。

生きていると、悲しいこと、辛いこと、深く傷つくこと…ありますよね。

残念ながら、悲しいことしかなかった…と、おっしゃる方もいます。

もちろん心身共

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PTSDでも、安心して映画を楽しめる世の中に…

PTSDでも、安心して映画を楽しめる世の中に…

昨日、Twitterにこんな投稿をアップした。

殺人をはじめとする犯罪行為、自殺、人身事故、性被害、虐待などについて触れた作品が、これに当たると思う。

例えば自殺。日本における令和元年度の自殺者数は、約2万人。これはつまり、約2万世帯の自死遺族がいるということを意味する。1世帯4人家族だったら、8万人の自死遺族がいることになるのだ。友人や恋人なども入れると、その数は計り知れない。

東京に限っ

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虐待対応で必要なのは「腹くくり感」。

虐待対応で必要なのは「腹くくり感」。

映画『MOTHER マザー』(大森立嗣 監督)を鑑賞した。一言で言うと…見事だった。

特に、主演の長澤まさみさんの演技。本当に素晴らしかった。(コンフィデンス・マンに、MOTHER。最近の彼女の演技の幅は目を見張るものがある。どこまで魅力的な女優さんになってしまうんだろうか…?楽しみで仕方がない!)

この映画のことを少しでも調べた方がいたら、大体の内容は分かっていると思う。少しでも興味のある方

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「パラサイト 半地下の家族」を臨床心理学的に観る。

「パラサイト 半地下の家族」を臨床心理学的に観る。

緊急事態宣言が解除された6月某日、仕事後に映画館に立ち寄った。

外出自粛のため観に行けず涙を飲んでいた「パラサイト 半地下の家族」を観るためだ。私は、この映画を映画館で観るのは半ば諦めていたので、まだ公開されていたことに心から安堵していた。

ここで、映画の内容に触れることは避けるが、とにかく強烈な映画だった。

私は強烈な映画を観るとボーーーっとしてしまい、帰路もおぼつかない脳内フリーズ状態に

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