小林さやか | Sayaka Kobayashi

ビリギャルの本人 / 慶應SFC2010卒 / 学習科学修士課程2021修了 / コロ…

小林さやか | Sayaka Kobayashi

ビリギャルの本人 / 慶應SFC2010卒 / 学習科学修士課程2021修了 / コロンビア大学院認知科学修士課程2024修了 / かつてはビリでギャルで親にも学校にも迷惑かけまくったくせに子育てや教育についてここで書いたりしています

メンバーシップに加入する

What▷ あなたの「学び」をサポートするコミュニティサークル How▷ 月に2本以上の「学びかた」を学べる記事やメッセージ配信、月1度の勉強会、月1度の「子どもや部下のモチベーションの上げ方」を学べるワークショップ講座、年2回のオフ会開催 Who▷ 試験や資格取得などにチャレンジしたい人、学びかたがわからなくて成果が出ないで悩んでいる人、子どもや部下のモチベーションを上げたい人など

  • 自分のために学ぶプラン

    ¥1,000 / 月
  • 子どもの学びをサポートするプラン

    ¥2,000 / 月

マガジン

  • 夏のひとり旅大冒険記

    2023年夏、大学院の夏休みを利用して初めてのバックパックひとり旅に出た。目的地は特に決めず、片道切符だけとって出発。旅の目的は「人に会いまくって自分をアップデートすること」。この旅での記憶と、貴重な学びを忘れないよう、noteに大切に綴っておこう。

  • 修士論文

    2019年に聖心女子大学大学院で修士号をとったときの修士論文の一部を公開します。教育分野の方で興味がある方ぜひ^^

記事一覧

英語コーチングサービスモニター生募集!

みなさまこんにちは。 先日オープンしたnoteのサブスクリプション、早速たくさんの方がメンバーになってくださって、ご機嫌な私ですありがとうございます!みんなで一緒に…

2種類の「幸せ」

あなたの前にフッ・・・っと突然神様らしき方が現れたとします。 その神様らしき方が、こう言いました。 「たったひとつだけ、願いを叶えられるプラチナチケットをあげまし…

ビリギャルの"Study with me"メンバー募集!

こんにちは、ビリギャルのさやかです。 さて、今日はひとつみなさんに発表したいことがあります。この度、このnoteを使ってみなさんの「学び」をサポートするプロジェクト…

離婚のご報告

昨日、私の最終学期がついに終わった。今期履修していた授業の論文も最終プロジェクトも無事提出が完了し、あとは卒業式に出るだけだ。初めての留学、初めての海外生活。本…

あの努力ツイートをした本当の理由

先日、私がXでしたこの発言に、大変多くの方にご批判を頂きました。 環境のせいで努力したくても出来ない人もいるのに、それは無神経な発言じゃないか? あなたが努力で…

夏のひとり旅大冒険記〜オーストリア・ウィーン編〜

前回の続き。 大矢さん(前記事参照)にゴリ押しされて急遽決まったウィーン行き。ウィーンといえば、ウィーン合唱団、モーツァルトやベートーベンなど、私のような者でも…

夏のひとり旅大冒険記〜ドイツ(コンスタンツ・ミュンヘン)編〜

前回の続き。 かつての宗教都市コンスタンツ さて、スイスでなんだか方向性が定まった感あるこの旅、次なる目的地はドイツとなった。ドイツは南北に大きいので、ドイツの…

夏のひとり旅大冒険記〜スイス編〜

前回の続き。まだまだ旅の序盤。いつ終わるのかこのシリーズ… ブロックチェーンスタートアップ夫婦 イタリアで友人たちに見送られた私は、電車でスイスへと向かった。ス…

夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・イタリア編〜

前回の続き。 山の上のエアビーでウクライナ料理 南フランスに戻ったあと、私はひとりニースに向かった。天気もすっかり良くなっていて、エズ村というかわいい村があるよ…

「ビリギャルは、元々頭が良かったんだよ。」

さやかちゃんは、元々頭が良かったんだよ。 ビリギャル本人として活動するようになって、何万回と言われ続けてきたこの言葉。ビリギャル原作が出版されて今年で10周年を迎…

夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・スペイン編〜

5月12日に春学期の授業が終了し、長い夏休みに突入した。なんと9月まで授業がないので、実に3ヶ月以上もある。夏休みの間、留学生の多くは家族に会いに一時帰国する。…

よくやったぞ、2022年の私。

現在、ニューヨークは2022年12月31日夜。まもなく、2022年が終わる。さきほど、近くの教会のNew Year's Eveコンサートに参加してきた。聖歌隊の神秘的な歌声と厳かな大聖…

【修論】 2.3. 学校教育における役割の変化

これまで述べてきたように、技術革新によって労働市場の構造が大きく変化し、それに伴って学校卒業後に必要となるスキル・能力も変化した。そもそも、学校教育の目的とは、…

【修論】 2.2. 求められる学力の変化

2.2.1.   知識を生み出し続けるスキル 既に述べたように、未だかつて無いほどに先行きが見通せない現代においては、専門家でさえ答えを持たない複雑で世界規模の問題が…

【修論】 2.1. 工業社会から情報基盤社会へ

第 2 章. 学校教育と学習科学2.1.   工業社会から情報基盤社会へ  人工知能(AI)の一般化、情報通信技術(ICT)の進化を中心とする近年のテクノロジーにおける目覚まし…

【修論】 1.2 学習科学の発展

以前、日本で書いた修士論文を少しずつわかりやすくリライトしながら公開していきます!と偉そうに言っておいて、予想以上に現在の大学院の勉強が忙しくて全然更新できてい…

英語コーチングサービスモニター生募集!

英語コーチングサービスモニター生募集!

みなさまこんにちは。

先日オープンしたnoteのサブスクリプション、早速たくさんの方がメンバーになってくださって、ご機嫌な私ですありがとうございます!みんなで一緒に「学ぶを楽しむ」をどうやっていくか、実践していきましょう!!張り切ってる!!!!

さて今日はですね、私のnoteのメンバーになってくださった方から優先的に、私がいま作っている英語コーチングサービスのモニター生を募集します。

「英語

もっとみる
2種類の「幸せ」

2種類の「幸せ」

あなたの前にフッ・・・っと突然神様らしき方が現れたとします。
その神様らしき方が、こう言いました。
「たったひとつだけ、願いを叶えられるプラチナチケットをあげましょう」

さて、あなたはそのチケットに何を書くでしょうか?
きっとね、多くの方がこう書くんじゃないかな、と思うんです。

幸せになれますように──。

もし、あなたにお子さんがいらっしゃるなら、思い出してみてほしいです。

愛する我が子が

もっとみる
ビリギャルの"Study with me"メンバー募集!

ビリギャルの"Study with me"メンバー募集!

こんにちは、ビリギャルのさやかです。

さて、今日はひとつみなさんに発表したいことがあります。この度、このnoteを使ってみなさんの「学び」をサポートするプロジェクトを始めることになりました!題して!

ビリギャルの学びサークル 「Study with me」

「学び」と言ってもいろいろありますよね。最近話題のリスキリング、受験勉強、資格取得、語学習得 などなど…

学びたいジャンルや目的を問わ

もっとみる

離婚のご報告

昨日、私の最終学期がついに終わった。今期履修していた授業の論文も最終プロジェクトも無事提出が完了し、あとは卒業式に出るだけだ。初めての留学、初めての海外生活。本当に刺激的で、あっという間の2年間だった。

卒業のご報告の前に、別のご報告がある。
実は、今年の1月に夫とお別れをした。

ちょくちょく私の発信に出てきていた彼だったので、いつも応援してくださるみなさんには知っておいていただこうかと思い、

もっとみる
あの努力ツイートをした本当の理由

あの努力ツイートをした本当の理由

先日、私がXでしたこの発言に、大変多くの方にご批判を頂きました。

環境のせいで努力したくても出来ない人もいるのに、それは無神経な発言じゃないか?

あなたが努力できたのは、環境に恵まれていたからだろう!

など、みなさんのご意見に同意しながら、でもそこを言ったんじゃなかったんだよなあと、自分の言葉の足りなさと軽率さをただただ反省しておりました。

これは私が自分の言葉の重さを軽視したことと、あら

もっとみる
夏のひとり旅大冒険記〜オーストリア・ウィーン編〜

夏のひとり旅大冒険記〜オーストリア・ウィーン編〜

前回の続き。

大矢さん(前記事参照)にゴリ押しされて急遽決まったウィーン行き。ウィーンといえば、ウィーン合唱団、モーツァルトやベートーベンなど、私のような者でも恐縮ながら存じ上げている音楽家たちが活躍した街として知られる、芸術の都である。

まずはこの国の歴史を、ちょっとだけおさらい(っていうか知らなかったごめんなさい…)(私日本史選択だったからっていうありきたりな言い訳添えとく)。

政略結婚

もっとみる
夏のひとり旅大冒険記〜ドイツ(コンスタンツ・ミュンヘン)編〜

夏のひとり旅大冒険記〜ドイツ(コンスタンツ・ミュンヘン)編〜

前回の続き。

かつての宗教都市コンスタンツ

さて、スイスでなんだか方向性が定まった感あるこの旅、次なる目的地はドイツとなった。ドイツは南北に大きいので、ドイツのどこに行くかによってかなり移動距離が変わってくる。

私がいたスイスのルツェルンという街から電車で2時間くらいの場所に、コンスタンツというかわいい街がある。この街は、スイスとドイツの国境に位置していて、なんと歩いて国境を渡れてしまう。ま

もっとみる
夏のひとり旅大冒険記〜スイス編〜

夏のひとり旅大冒険記〜スイス編〜

前回の続き。まだまだ旅の序盤。いつ終わるのかこのシリーズ…

ブロックチェーンスタートアップ夫婦

イタリアで友人たちに見送られた私は、電車でスイスへと向かった。スイスには行こうと、唯一前から決めていた。

友人のまいちゃんに会いに!

彼女とは数年前、同じイベントに登壇させてもらったのがきっかけで知り合ったのだけど、あれ、我々前から友達だったよな?と錯覚するほど一瞬で仲良しになった。聡明でめちゃ

もっとみる
夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・イタリア編〜

夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・イタリア編〜

前回の続き。

山の上のエアビーでウクライナ料理

南フランスに戻ったあと、私はひとりニースに向かった。天気もすっかり良くなっていて、エズ村というかわいい村があるよと友人に教えてもらったので行くことにした。

部屋から見える景色につられて山の上にあるエアビーを予約していた私は、夜空港についてから車でしかそこにたどり着く方法がないことを知り、とんでもなく不便なところに2泊することになった。

しかも

もっとみる
「ビリギャルは、元々頭が良かったんだよ。」

「ビリギャルは、元々頭が良かったんだよ。」

さやかちゃんは、元々頭が良かったんだよ。

ビリギャル本人として活動するようになって、何万回と言われ続けてきたこの言葉。ビリギャル原作が出版されて今年で10周年を迎えようとしている今でも、言われ続けてる。今週オランダで初めて会った人にも言われた。慶應に受かるまでは地頭悪いって言われてたから、突然全く逆のこと言われるようになってびっくりしてる。地頭ってそんなにすぐ変わるもんなの?

日本人は「地頭」

もっとみる
夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・スペイン編〜

夏のひとり旅大冒険記〜南フランス・スペイン編〜

5月12日に春学期の授業が終了し、長い夏休みに突入した。なんと9月まで授業がないので、実に3ヶ月以上もある。夏休みの間、留学生の多くは家族に会いに一時帰国する。私もニューヨークで一緒に住む夫と一時帰国しようかと日本行きのチケットを一度は予約したが、英語もまだへなちょこなのに呑気に日本に戻って一休みしている場合ではない!と思い返し、私だけチケットをキャンセルしてバックパックひとつで旅に出た。もう実は

もっとみる
よくやったぞ、2022年の私。

よくやったぞ、2022年の私。

現在、ニューヨークは2022年12月31日夜。まもなく、2022年が終わる。さきほど、近くの教会のNew Year's Eveコンサートに参加してきた。聖歌隊の神秘的な歌声と厳かな大聖堂の雰囲気、そして目が合うと"Happy New Year!"とにっこり笑いかけてくれる近所の人たちにほっこりする、贅沢な時間。

Times Squareで毎年行われている年越しイベントはたくさんの観光客で埋め尽く

もっとみる
【修論】 2.3. 学校教育における役割の変化

【修論】 2.3. 学校教育における役割の変化

これまで述べてきたように、技術革新によって労働市場の構造が大きく変化し、それに伴って学校卒業後に必要となるスキル・能力も変化した。そもそも、学校教育の目的とは、生徒が学校卒業後にも社会の一構成員として自身の価値を認め、社会に貢献し続けることを可能にすることであるはずである。したがって、学校教育とは社会の変化に則したものである必要がある。そこでここでは、社会の変化に伴う、学校教育に期待される役割の変

もっとみる
【修論】 2.2. 求められる学力の変化

【修論】 2.2. 求められる学力の変化

2.2.1.   知識を生み出し続けるスキル

既に述べたように、未だかつて無いほどに先行きが見通せない現代においては、専門家でさえ答えを持たない複雑で世界規模の問題が、一人ひとりの生活に影響を与えている。経済活動の中心が物の生産と消費から、知識・情報・サービスへと移行し、知識が果たす役割が増大したことにより、知識をいかに「創造」し、いかに「活用」できるかがこの社会を生きていく上での経済的な成功の

もっとみる
【修論】 2.1.  工業社会から情報基盤社会へ

【修論】 2.1. 工業社会から情報基盤社会へ

第 2 章. 学校教育と学習科学2.1.   工業社会から情報基盤社会へ 
人工知能(AI)の一般化、情報通信技術(ICT)の進化を中心とする近年のテクノロジーにおける目覚ましい発展は、人類史上かつてないほどの速さで進んでいる。これに伴い、我々を取り巻く社会は大きく変化し、あらゆる分野で AI や ICT 技術の導入が進み、従来人間が担ってきたあらゆる分野の労働も、これらの技術によって効率化、もし

もっとみる
【修論】 1.2 学習科学の発展

【修論】 1.2 学習科学の発展

以前、日本で書いた修士論文を少しずつわかりやすくリライトしながら公開していきます!と偉そうに言っておいて、予想以上に現在の大学院の勉強が忙しくて全然更新できていないことに気付いた。このままでは一生最後まで公開できないぞ・・・!?と気づいてしまったので、少し妥協したいと思う。

というわけで、リライトせずにそのまま載せていくことにした。(語彙力がない私が書いたとはいえ)一応論文なので、少し読みにくい

もっとみる