小林さやか | アメリカ留学記

「ビリギャル」の本人 / 慶應SFC2010卒 / 聖心女子大学大学院学習科学修士課程2021修了 / 2022年秋から、コロンビア教育大学院の教育心理学プログラムで2年間学びます。留学に至るまでの経緯や準備、英語学習方法、渡米後はリアルタイムの留学日記として書き記していきます。

小林さやか | アメリカ留学記

「ビリギャル」の本人 / 慶應SFC2010卒 / 聖心女子大学大学院学習科学修士課程2021修了 / 2022年秋から、コロンビア教育大学院の教育心理学プログラムで2年間学びます。留学に至るまでの経緯や準備、英語学習方法、渡米後はリアルタイムの留学日記として書き記していきます。

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    • 修士論文

      2019年に聖心女子大学大学院で修士号をとったときの修士論文の一部を公開します。教育分野の方で興味がある方ぜひ^^

    最近の記事

    【修論】 2.2. 求められる学力の変化

    2.2.1.   知識を生み出し続けるスキル 既に述べたように、未だかつて無いほどに先行きが見通せない現代においては、専門家でさえ答えを持たない複雑で世界規模の問題が、一人ひとりの生活に影響を与えている。経済活動の中心が物の生産と消費から、知識・情報・サービスへと移行し、知識が果たす役割が増大したことにより、知識をいかに「創造」し、いかに「活用」できるかがこの社会を生きていく上での経済的な成功の基盤となっている(JAIST 知識科学研究科,2014)。そのため、市民一人ひと

      • 【修論】 2.1. 工業社会から情報基盤社会へ

        第 2 章. 学校教育と学習科学2.1.   工業社会から情報基盤社会へ  人工知能(AI)の一般化、情報通信技術(ICT)の進化を中心とする近年のテクノロジーにおける目覚ましい発展は、人類史上かつてないほどの速さで進んでいる。これに伴い、我々を取り巻く社会は大きく変化し、あらゆる分野で AI や ICT 技術の導入が進み、従来人間が担ってきたあらゆる分野の労働も、これらの技術によって効率化、もしくは代替されるようになり、我々市民の生活にも大きな影響と変化をもたらしている。

        • 【修論】 1.2 学習科学の発展

          以前、日本で書いた修士論文を少しずつわかりやすくリライトしながら公開していきます!と偉そうに言っておいて、予想以上に現在の大学院の勉強が忙しくて全然更新できていないことに気付いた。このままでは一生最後まで公開できないぞ・・・!?と気づいてしまったので、少し妥協したいと思う。 というわけで、リライトせずにそのまま載せていくことにした。(語彙力がない私が書いたとはいえ)一応論文なので、少し読みにくいと思うけどご了承ください。おそらく教育畑の方にはご興味を持って頂ける内容だと思い

          • ニューヨークから見える「日本」という国

            ニューヨークに来て早くも2ヶ月が経とうとしている。久しぶりにコンフォートゾーンをガッツリ抜け出し(というかここまで抜け出したのは間違いなく人生初)慣れない環境で過ごしてみて、感じることが山ほどあって毎日忙しい。 ニューヨークという街 日本から一歩出てみると、日本のことが本当によくわかる。特にニューヨークなんていう街は、はっきり言って色々と「真反対」だ。 日本のように、ゴミひとつ落ちていないきれいな道路も、勝手に音が流れるという気遣いをしてくれるウォシュレット付きのハイテ

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            ビリギャルがまたビリになった日

            現在、ニューヨークは金曜日の夕方である。夫が、夕飯の支度をしてくれている。渡米直前の送別会ラッシュで大量の茅の舎の出汁をいただいたのだが、こちらで手に入る野菜や肉が繊細な味つけを想定して生産されていないのか、うまく使いこなせないでいる。結果、大量のサラダと低温調理でふわふわに火を通した鶏むね肉とゆでたまごという、筋肉マンが毎日食べていそうなメニューに我々も落ち着いている。アメリカ留学が終わる頃には体質改善を遂げ、健康的な身体になって帰国することをせっかくなので目指してみている

            英語学習とは、孤独な筋トレである

            夏になると思い出す 3月にコロンビア教育大学院に進学を決めてから、本当に多くの方にお祝い&壮行していただける幸せな毎日が3ヶ月ほど続いた。夫も16年務めた会社を辞めてニューヨークに行くと周りに報告したため、壮行会ラッシュの毎日だった様子。お互いそれぞれの友人たちに開いてもらった壮行会の帰り道に最寄り駅で待ち合わせをして帰る、というのが何日もあった。「なんか、結婚したときよりも祝ってもらえるよね」と、『物理的距離』のでかさについてよく語った。会いたいときに簡単に会えないという

            【留学生・海外赴任社会人必見】出国前のTODOリスト公開

            いよいよ、渡米まで2ヶ月を切りました。ワタワタしながら毎日を過ごしております。今年私34歳、夫37歳、結婚2年目で初の海外移住。毎日「え?これどうすりゃいいのだ?」に出会い、あたふたしながらふたりで調べて、ほう、こうすりゃいいらしい、と少しずつ前に進んでいます。インターネットがなかったら、心折れてました。テクノロジーと、貴重な体験や情報をシェアしてくださる優しい方々に心から感謝申し上げます。 やることたくさんあるはずなのに、なにから手をつければよいかわからない・・!というこ

            【修論】 1.1. はじめに

            以前、私が日本の大学院で書いた修士論文の目次をTwitterで載せたら、意外にも「読みたい!」という物好きな方が多かったので、 すこしずつその論文をかいつまんで、読みづらいところはリライトしながら公開していこうと思う。論文は172ページにも及ぶので、全部やろうとすると私絶対飽きる&読者も絶対飽きるので、気ままにゆるゆるとやっていきたいと思います。 今日は、論文の最初にくる「はじめに」。ここは、この論文に一体何が長々と書かれているか?なんでこの研究しようと思ったのか?などを

            アメリカ大学院留学の志望動機

            「さやかさんは、人生で後悔していることはありますか?」 ある女の子が、私の講演をきいたあとこう質問した。私は、「留学しなかったことかな」とそのとき、答えた。そのときの私は30歳だった。 私は、2013年に出版された「学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話」という本の主人公さやか本人である。私の恩師坪田信貴先生が書いたこの本は、120万部を突破し、有村架純ちゃん主演で映画化までされた。次第に、私のもとにはたくさんの講演依頼が届くようになった。 こ