それ、君が言わないでよ。
■若者が主役の世界。
・最近のニュース、「日・中・東南アのグローバル定点調査「若者が主役の世の中だと思う」に日本13.3%、ベトナム34.0%が回答」。
・本調査は「調査期間は2024年1月15日~31日で日本、中国、ASEANの生活者のライフスタイルや行動を把握することを目的とした8ヵ国調査『グローバル定点』によるもので、日本(首都圏、阪神圏)、中国(北京、上海、広州)、ASEAN(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール)の15~59歳の男女1万1000人を対象」に行われた。
■自分の将来イメージ。
・本調査で「自分の将来イメージは暗い」と回答した割合が最も多かったのは日本40.0%(昨年43.7%)。研究員曰く「日本社会の将来に関する悲観的キーワード(人口減少、超高齢化、少子化、社会的孤立等)を見聞きすることが多いことが要因」と分析。
・一方、ベトナムがトップに立ったのは「若者が主役の世の中だと思う」との回答で、ベトナムはこの割合が34.0%で最上位だった。「ベトナムは高度成長期の渦中にあり生活者が『今日よりも明日の方が良くなる』と信じて前進を続けており、その原動力のひとつが若い世代の存在」と示される。
■ポジティブさが言葉にも表れる。
・余談、私は日々ベトナム人と接しているが、かなりポジティブな人々が多いように感じている。例えば配車アプリを利用し特に目的地へ急いでいる時は最短距離で走ってもらいたいと願う。しかしドライバーが道を間違えて彼らは自身のミスに対して私に向かって「Khong Sao(何てことはない、問題ない、大丈夫だよ)」的な意味のベトナム語を放つ。この言葉は様々な場面、似た様な状況で多用される。
・多くの日本人は彼らの言葉にきっと違和感を覚えるだろう。サービスを受けている私がドライバーの心境を察して「Khong Sao」と伝えるのはシックリくるが、道を間違ったドライバー本人が笑顔でニコニコと「気にしない、大したことじゃない、大丈夫だよ」と言うのはちょっと違うのではないか、「良くもまぁ笑顔で言えたもんだ」と思ったものだ。
・日本人であればドライバーから「道を間違えてしまい失礼しました」等の言葉を期待するかもしれない。しかしこの感覚の違いがベトナムで暮らしていくうちに知る事が出来た。「大したことじゃない」、「今日よりも明日の方がよくなる」等の言葉は彼らの国民性やポジティブさの表れなのだ、今ではそう紐解き受け止められるようになった。
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