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#エッセイ

何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】

何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】

編集部よりイタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』の全文を、著者の特別な許可を得て、2020年4月10日19時より48時間限定公開(終了しました)します。緊急事態宣言下の日本において、今、このときに広く読まれるべきテキストだと考えたからです。

本書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった本年2月下旬から3月下旬に綴(つづ)られたものです

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好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか

好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか

ハッとする言葉に出会った。

全くその通りだと思ってしまった。

わたしは書店でアルバイトしたことがある。

仕事は本当に楽しかったし、心の底から経験できてよかったと思っている。しかしこれを本業にしていきたいかと言われるとちがう。

なぜならわたしが好きなのは、本のお会計をすることでもなく、在庫を並べることでもなく

『本を読むこと』だから。

もう1つ例をあげたい。

わたしはカフェで正社員とし

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「何者であるか」より「何が好きか」で繋がれることの尊さについて

「何者であるか」より「何が好きか」で繋がれることの尊さについて

人と人との繋がり方の話をする。

社会人になってからいつの間にか5年が経った。
あの頃はただの画像加工用アプリだったインスタグラムは立派なコミュニケーションインフラと化し、かつてmixiの掲示板だったWeb上のコミュニティはある領域に特化したオンラインサロンが主流となりつつある。

思えば「コミュニケーション」とか「コミュニティ」みたいな「コミュコミュ」した言葉が急速に浸透したのもここ5年くら

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人を所属や肩書きで見るか、ひとりの人として見るか

人を所属や肩書きで見るか、ひとりの人として見るか

法律を一切持ち出さない弁護士出版社に勤めていたとき、著者との間にある問題が同意できず、その著者の代理として弁護士の人と会うことになった。こちらも弁護士を立てようか迷ったのだが、余計なことを言わないよう注意しながら、その弁護士との会談に挑んだ。

やってきたのは初めて聞く名前の事務所に所属する弁護士さん。緊張しながらお会いしたのだが、この弁護士さんの振る舞いには驚いた。僕ら出版社が著者の希望を認識し

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起業家達が描く政治の希望

起業家達が描く政治の希望

「国民の全員が毎月11万もらえる」というユニバーサルベーシックインカム、通称UBIを大々的に打ち出す非常にクレイジーな政治キャンペーンを展開中の大統領選候補者アンドリュー・ヤング。彼を支持する声が、今アメリカで高まってきています。

私は、ヤングがUBIの話しをしているのを初めてポッドキャストで聞いた時は「なんてクレイジーな奴なんだ…」と思っていました。しかしヤングは数字に強く、このUBIが実現で

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トラちゃんの社交辞令で思い出した、バイト面接での苦い経験

トラちゃんの社交辞令で思い出した、バイト面接での苦い経験

 トランプ氏の外交デビュー戦として注目された、安倍・トラ初会談がきのう無事に終わり、トランプ氏からは「すばらしい友情が始まった」とのコメントがあった。→トランプFB

 どこからどうみても社交辞令なのだが、少なくとも、会談前に一部でささやかれた『暴君トランプ丸出し』予想、つまり氏がいつもの癖で「おい、日本。おれはfu〇kin’ greatトランプ様だぜ!世界の中心だから従えよな!」とつい口走っちゃ

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