エンジニアが成長しやすい環境
3年間Webエンジニアとして働き、その後、3年間クラウドエンジニアとして働いてきた。
合計6年のエンジニア人生なのだが、努力をしているにも関わらず成長ができなかった期間と、びっくりするぐらい成長できた期間がある。
今振り返ってみると、それらの自分の成長は環境に大きく左右されていたと感じる。
そのため、この記事では、私がエンジニアとして成長することができた環境を紹介する。
これからエンジニアになろうとしている人やエンジニアになったばかりの人が成長するためのヒントになると嬉しい。
成長するために必要な環境
本業・副業・個人開発を結びつける
Webエンジニアとして働いている頃は勉強しているにも関わらず成長ができなかった。
当時、私は本業ではVue.jsとperlを使い、副業ではアプリ開発のためにReact Native・Web制作のためにWordpress・HTMLを触っていた。
また、プライベートの開発ではLaravelとReact.jsを使って開発していた。
みてわかる通り、フロントエンド・Web制作・バックエンド・アプリ開発の4ジャンルに跨りながら、Vue.js, perl, React Native, Wordpress, HTML, Laravel, React.jsと本当に多くの技術に手を出していた。
当時の自分は「新卒エンジニアに比べると、エンジニアとしてのスタートが遅かったから一つでも多くの技術に手を出さなければならない!」という焦りから、あえて異なる技術に手を出していた。
その結果、一つもまともに使えるようにならなかった。
しかし、クラウドエンジニアになってからはなるべく少ない技術を多くの場所で使うことにした。
本業・副業・個人開発すべてでAWS・Terraform・Github Actions・Rails・MySQLという共通の技術を使うことができ、一つの仕事で得た経験が他の仕事で活きた。
その結果、Webエンジニアの頃では想像すらできないスピードで成長することができた。
その経験からエンジニアが成長できる環境は本業・プライベート・(副業)で自分の専門スキルに集中できる環境だと思っている。
時給制の仕事
成果報酬の副業と時給報酬の副業ならば、時給報酬の副業の方が成長できた。
成果報酬の働き方の場合、技術を丁寧に調べながら実装することはできなかったし、周りのエンジニアも丁寧に調べながら実装することはできなかった。
その結果、よくないソースコードに囲まれることになり、お金は稼げるが成長できない環境になってしまった。
一方、時給ベースの場合、いいコードを書くために丁寧に調べながら実装することができた。また、他のエンジニアも丁寧にソースコードを書くだけでなく、レビューに時間をかけてくれるので、良いフィードバックをもらうことができた。
お金が欲しいならば成果報酬・成長したいならば時給報酬で働くというのが、私の現在時点での結論だ。
チームメンバーと仲がいい
意外と大事なのが、チームメンバーとの仲の良さだ。
仲がよくリスペクトできるチームメンバーと働いていると、フィードバックの量が増える。仲の悪い人にフィードバックをたくさんしたい人はいないだろう。
また、コミュニケーションも円滑にすることができるので、自分の意見とチームメンバーの意見をぶつけ合い、最適解を見つけることができる。
この議論がとても大切で、今まで色々な現場で働いてきたエンジニアたちが自分の経験をもとに議論することで技術書やネット検索では得られないような知見を得ることができる。
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