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#哲学
ショーペンハウアー哲学の影響
何度かnoteにも書いていると思うが、私の人生観はショーペンハウアーに出会う前後で全く違うものになってしまった。孤独を愛すること、世界の絶え間ない生成に疑念を抱くこと、そしてその生成は「意志」でしかないこと、これらを教えられたのは良くも悪くもあまりにも大きな影響だった。
ショーペンハウアーはカント読後の感想を、白内障の手術後のように世界の見え方が変わった、ということを言っていた気がするが、私のシ
フロムから考える「欲しいもの」
先日先輩との会話の中で「欲しいものなんでもあげると言われたら何が欲しいんだろう?」という話題になった。今までは迷わずお金!とか、世界周遊の権利!とか答えていたが、改めて今問われると答えに窮してしまい、これには自分でも驚いた。
じっくり考えた末に捻り出した答えは「自分が納得するBe」だった。つまり、自分が最善の状態にあることが一番の望みだった。この考えはドイツの精神分析学の大家、エーリッヒ・フロム