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HSP気質・愛着障害

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「愛着形成がうまくいかなかったため、敏感さに磨きがかかったのか」 「敏感だったから、愛着形成がうまくいかなかったのか」 それはわからない。けれども、普通の家庭で育った私が感じてき… もっと読む
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記事一覧

アイノカタチはひとつじゃない

アイノカタチはひとつじゃない

こちらを観てから読んでほしい。

お友達でもあり、応援しているアーティストでもある松村貴俊さんの『アイノカタチ』のMV。

この曲はstandfmで何度も聴いているし、すごく痛い、痛みを感じる曲だなとは思っていた。でも、どこかで他人事のような気がしていた。

MVを繰り返し観て、少しずつ少しずつ、自分のなかに詞が落ちてきた。

私はまだ、「早くくたばれ」とは思えない。思えないけど、会うこともできな

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親離れしたい子、子離れしたくない親

親離れしたい子、子離れしたくない親

私と両親の間に入ってくれていた姉から、「もう私には無理。ストレスがかかりすぎて限界だ」と連絡がきた。

私は今連絡をとる余裕がないから、姉を通してくれと話していた。姉も、できる限りは協力すると言ってくれていた。

そのおかげで私への連絡は激減していた。代わりに、事あるごとに姉に連絡がいっていたらしい。

「両親の気持ちも妹の気持ちもわかるから、何も言えなくて辛い」と。板挟みにさせてしまっていた。

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言葉は人を表す

言葉は人を表す

初めて友人から結婚式に呼ばれた。
正確には秋頃の式に呼ばれる予定で、住所確認の連絡が来た。

ということで、準備は早めがいいだろうと早速ドレス探しにファッションビルをまわったときのこと。

あるお店でお姉さん店員と相談しながらドレスを試着。ブラウンの透け感のある、やわらかく大人っぽい印象の一着。…まぁ悪く言えば地味めなものだったのかも。

試着してカーテンを開け、ドレス姿になった私に言ったお姉さん

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結婚してくれ

結婚してくれ

プロポーズされた。彼女のいる男友達に。

二つ前の記事で出した、距離をとった男友達(Aとしよう)と飲んできた。会うのはおおよそ一年振り。他にも仲のいい男友達(こちらはBで)を交えて三人で、久しぶりに顔を付き合わせた。

「女」として見られていることを感じて距離をとったことを説明したくて、あのとき感じた「女として見られている」という感覚が真実だったか確かめたくて、この話題は絶対にしようと決めていた。

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愛されている確認行為

愛されている確認行為

昨日書いた記事からまた派生して

私が性の強要をされた(と感じる)相手は、当時付き合っていた元恋人。「嫌だな」と感じながらも、私は拒否することをしなかった。拒否することを知らなかった。

「処理するためにいるように感じる」と伝えたことがある。それに対して彼は、「ぺんのことが好きだからしてもらいたいと思うんだよ」と言っていた。

まぁ、それも間違いではない。と思いたい。

でもそれを言われたところで

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「男」と「女」を知りたい

「男」と「女」を知りたい

さっき、お昼ごはんに蕎麦をつくった。

蕎麦を湯がいて、期限が迫ってる豚こまを炒めて、長ネギを切って一緒にして、酒ふって、そばつゆで煮立てて、合わせるだけ。

それだけなのに、生理中で絶賛イライラMAXの私は、包丁で指を切りそうになるし、菜箸はシンクに投げ入れるし、洗い物は泡も水も飛び散らかすし、煮立たせたそばつゆも雑に入れるもんだから、やけどしそうになるし。

本当にどうしようもない。このイライ

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振り子の原理

振り子の原理

自分のなかにある感性は、振り子のような形をしてるんじゃないかと思う。

真ん中が「平穏」だとして、左が「好き」で、右が「嫌い」。好きなものには涙するほど振り切れるし、嫌いなものには発狂するほど嫌気がするほどに振り切れる。揺れるならうろうろするじゃんってのは置いといて。

なんか、ふとそんな気がした。

友達と話してたとき、好きとか嫌いとかっていう感覚の差みたいなものを感じた。友達は、好きなものはそ

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ようやく手放した荷物

ようやく手放した荷物

たった今、私の部屋に残っていた彼の荷物を出してきた。B4ダンボール一つ分。

彼はお母さんと二人暮らし、私は一人暮らしなので、必然的に私の部屋に彼のものが増えていく。半年前この部屋で別れ話をして、冗談を言い合いながら彼の荷物を紙袋二つにまとめて、泣きながらハグをして、そして笑顔で手を振り見送った。

それでも残っていた彼の冬用の部屋着や漫画。そして彼に買ってもらい、お気に入りだったぬいぐるみ。どう

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自分は自分でしかない

自分は自分でしかない

「HSP」「繊細」

この言葉に囚われすぎてしまった時期があるなぁとふと思った。

初めてこの言葉を知ったとき、確かに私の光に見えたし、生きてきて知らぬ間に抱え込んできたたくさんの「困った」や「どうして」が、紐が解けるようにすっきりしていって、そこから自分を見つめ直し始めた。

自分が今まで、どうしてもまわりと分かり合えなかった部分を、そこにいるひとたちならわかってくれる。それはとても気持ちがいい

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自分の感情を大切に

自分の感情を大切に

ここ最近、一人暮らしのマンションを空け、実家に滞在している。前よりも自分と親との間に一線引くことができているような気がして、長めに滞在できている。

だからなのか、普通の家庭に見えた家で、なぜ私は愛着形成に問題が起きてしまったのかを冷静に見つけ出す瞬間がある。

それは本当に些細なことで、でも確実に私のなかに積み重なってきたもの。

今日、父が昼食に冷やし中華を買ってきた。買い物へ行く前に昼はどう

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パンケーキはおいしい。

パンケーキはおいしい。

マックでパンケーキを食べる。大好きなドリフターズや嵐を聞きながら、黙々と食べる。

それだけで私は幸せで、こんなに好きに動けていることを考えると、やっぱり別れてよかったんだなぁと思う。

自分がなくて、周りに合わせて、周りが正解だとして生きてきた。元恋人のパワーはとても大きくて、自分を投げ捨てて生きていたんだなぁと思う。

よく一緒にマックに行った。私はそれほど行くタイプではなかったけど、特段嫌い

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自己認識のためのSNS

自己認識のためのSNS

愛着形成がうまくいかなかったこと、感覚過敏気味なHSP気質を持っていること、家庭と学校とうまく馴染めずにきたこと

これらがうまいこと作用した私は、自分への自信がまるでない、周りを基準に生きてしまう人間へと仕上がった。元恋人との関係性も相まって、相手に合わせすぎてとうとう自分が、何が好きなのかも、何が楽しいのかもわからなくなる。

カウンセラーさんいわく、私のような人が安定した人間関係を築けるよう

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生きるって虚しい

生死について書くので、苦手な方はここで引き返すことをおすすめします。これは私が生きる意味について考えた記録。

会社を退職してからもう半年が経とうとしている。体調も精神面も少しずつではあるけれど安定してきて、そろそろ働かないとと焦りもあって、仕事のことを考えるようになった。

でも、仕事について考え始めると、同時に仕事も趣味も生きてることも全てが虚しくてどうしようもなくなって、一日中泣き続けてしま

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元恋人は麻薬

元恋人は麻薬

私は初恋によって、自分の愛着形成の問題が表面化したんだと思う。

生きていくために本能的に周りを基準に生きてきてしまった。だから自分の感覚がわからない。わからないというか、信じられない。自分の感覚はおかしいから、人に話すなんて怖くてできない。また嫌われちゃうから。

こうしてどんどん周りに合わせることを覚えていく。

大人になってから、さらに自分のことがわからなくなった。それが元恋人と付き合ってい

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