ぺん

基本的には頑張らないをモットーに。 考えることが好き。混んがらがった頭のなかを整理した…

ぺん

基本的には頑張らないをモットーに。 考えることが好き。混んがらがった頭のなかを整理したり、今まで感じてきたことを整理したり、とにかく整理するためのnote。 ぺんぎんが好きだからぺんです。ぺんぺん。

マガジン

  • HSP気質・愛着障害

    「愛着形成がうまくいかなかったため、敏感さに磨きがかかったのか」 「敏感だったから、愛着形成がうまくいかなかったのか」 それはわからない。けれども、普通の家庭で育った私が感じてきた辛さは認めてもいいかなって思ったので、ここにまとめていきます。

最近の記事

カレー

小さい頃、カレーが嫌いだった。 カレーというか、「家のカレー」が嫌いだった。 三交代制の仕事をしていた父。夜勤の週が始まる日の夜ごはんは「カレーライスに付け合わせのサラダ」と決まっていた。寝起きの父は母の話に、唸るような声で返事をしていたのを覚えている。カレーを食べて、身支度を整え、お弁当を持って、出かけていく。寝るには少し早い時間に、私たちは「いってらっしゃい」と見送る。 実家のカレーは、ジャワカレーとかこくまろカレーとか、そういったよく見るもので作っていたと思う。うん

    • 嫌なことを嫌と言う

      元彼は、本当にずるいと思う。 私はハグをされたら、そのあたたかさから逃げることができない。 元彼と私は、死ぬほど相性がよく、また死ぬほど相性が悪かった。 人との触れ合いを渇望するが故に拒絶する私には、少し強引なくらいの触れ方じゃないと触れられない。触れることを許していないのに、そのガードを突き破ってくるぐらいの彼だから、触れることができた。 怖くて自分から求めることができない私は、与えられたものにすがるしかなかった。 崩れてしまう自分が嫌だ。 崩れることを許さなか

      • 大人に戻っただけだった

        このとき、何故別れてからのデートのほうが楽しめたのか、ようやく理解できた。 愛されていると感じたとか、そういうことではなかった。 ただ単に、完全に大人の私に戻ったから楽になっただけだった。 元彼と私、二人きりの空間になると、私も彼も酷くお互いに甘える。本当に「酷く」。特に私の甘えようは本当に酷かった。4歳のメイちゃんのほうがよっぽど大人に見えるほど。(となりのトトロ参照) 元彼に対しては、自分のなかの幼児性が変換されることなく、そのまま出ていたのだろうと思う。 当初

        • 救われない夢を見て

          地獄のような夢を見た。 寝る前から寝苦しくて、寝る前から寝汗をかいてパジャマも下着も着替えてから眠りについたけれど、やっぱり寝苦しくて、何度も目を覚ました夜だった。 夢の前半はおぼろげな記憶しか残っていない。途中からは鮮明に。 母親とデパートのようなところにいて、父親と合流して家に帰ることになっていた。父を待っているうちに、母はどこかにいってしまう。私も何かを見たかったのだけれど、父のもとに居なければならない気がして、そう思っているうちにいつの間にか父と家にいる場面に切

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        • HSP気質・愛着障害
          19本

        記事

          元恋人とハグ

          劇的な展開、ドラマチックな展開を常に待ちわびていて、でも実際に起こるそれは、とんでもなくつらい体験になる。私の経験上の話。 別れて2年?3年?…年数すらもうわからなくなるほど時間は経っているのに、それでも未だに元恋人の存在は、私のなかからは消えてくれない。 元恋人のことを好きなのかと聞かれれば、今はもうはっきりと大きな声で「NO」。ただ、当時はどうだったのかと聞かれても、正直よくわからない。 付き合う前、なんとなく距離が近くなり、一緒に過ごす時間が増え始めていた頃、友達

          元恋人とハグ

          アイノカタチはひとつじゃない

          こちらを観てから読んでほしい。 お友達でもあり、応援しているアーティストでもある松村貴俊さんの『アイノカタチ』のMV。 この曲はstandfmで何度も聴いているし、すごく痛い、痛みを感じる曲だなとは思っていた。でも、どこかで他人事のような気がしていた。 MVを繰り返し観て、少しずつ少しずつ、自分のなかに詞が落ちてきた。 私はまだ、「早くくたばれ」とは思えない。思えないけど、会うこともできない。会えば私は引きずられる。嫌いじゃないけど、会えない。 お母さんのご飯が食べ

          アイノカタチはひとつじゃない

          死にたがってたらチョコを渡して

          「死にたい」って、そういう「思考」を持つ人ももちろんいるだろうけど、そういう「衝動」が起きることもある。と思っている。 思考とはまた別次元の、理性で抑えられるか紙一重の。 だから、死にたいと思った、と他人に伝えたとき、『死ぬ勢いがあればなんでもできる』とか『死ぬなんてよくない』とか『あなたが居なくなったらどれだけの人が寂しがるか』とか、そういう「思考」を返されると、あぁ、この人にはその「衝動」の経験がないんだなぁ、と思う。 まぁ、それは私が衝動に駆られたことがあるからな

          死にたがってたらチョコを渡して

          親離れしたい子、子離れしたくない親

          私と両親の間に入ってくれていた姉から、「もう私には無理。ストレスがかかりすぎて限界だ」と連絡がきた。 私は今連絡をとる余裕がないから、姉を通してくれと話していた。姉も、できる限りは協力すると言ってくれていた。 そのおかげで私への連絡は激減していた。代わりに、事あるごとに姉に連絡がいっていたらしい。 「両親の気持ちも妹の気持ちもわかるから、何も言えなくて辛い」と。板挟みにさせてしまっていた。 姉には無理をさせたくないし、「もう無理だ」と、駄目になる前に伝えてくれてありが

          親離れしたい子、子離れしたくない親

          恐怖と欲求の狭間で

          異性との距離感がうまく掴めない。 小さい頃からある「嫌われている」という前提。これは男女関係なく引っかかる問題だけど、異性に対してはそれに加えて「特別になりたい」という相反する欲求がついてまわる。 この狭間で、いつもぐらぐらしている。 「ここまで入ってこないでよ」と言われないか不安で、連絡一つも気軽にできない。 連絡できたとしても、相手の負担にならないように、すぐに切り上げるように終わらせようとする。 連絡が来る相手に対しては「ここまで入ってこられると怖い」と一線を

          恐怖と欲求の狭間で

          幸せな曲を聴いたとき

          基本的に私は、幸せな曲は聴きたくない。 自分が不幸だと言いたいわけではなくて、不幸だとも思っていないけど、現状自身の手元にない幸せの形に触れると、どうしても欲しくなってしまう。 人もこの世界も、不公平だし不条理なものだ。 幸せなものを持っている人だって、大なり小なり苦しみを乗り越えているし、幸せなものを持っているからこそ必然に現れる、失う怖さだって同時にあると思う。 それでもその幸せを「幸せ」だと見つめることができている人たちは、とても素敵。 私はきっと、見ることが

          幸せな曲を聴いたとき

          言葉は人を表す

          初めて友人から結婚式に呼ばれた。 正確には秋頃の式に呼ばれる予定で、住所確認の連絡が来た。 ということで、準備は早めがいいだろうと早速ドレス探しにファッションビルをまわったときのこと。 あるお店でお姉さん店員と相談しながらドレスを試着。ブラウンの透け感のある、やわらかく大人っぽい印象の一着。…まぁ悪く言えば地味めなものだったのかも。 試着してカーテンを開け、ドレス姿になった私に言ったお姉さん店員のセリフがこれ。 「式がもう少し先ということですし、秋頃にはもう少し髪も伸

          言葉は人を表す

          解けていくように

          久しぶりに、大泣きした。 夜の1時半。ベッドに潜り込みぼーっと天井を眺めながら、スマホから流れてくる音を聞いていた。音楽でもなくポッドキャストのような楽しいトークでもなく、ただひたすら、友達と自分の会話を流していた。 私の基本仕様として、「人から好かれていない」という大前提がある。 「人が離れていく」ではなく、「端っから好かれていない」。特に何かされたわけでも、何か言われたわけでもないのに、自分が油断するとすぐに「好かれていないから、迷惑だから、この人から離れなくちゃ」

          解けていくように

          考えなくてもいいことを

          続ける ということが如何に難しいかをじんわりと感じている。 noteでフォローしている人をなんとなく眺めてたら、あぁこの人も、あの人も、そういえば見なくなったな、と思う。 かく言う私もほとんど書かなくなった。正確には「書けなくなった」し、「他に整理する場所が見つかった」。 音声配信のstandfmは、配信を始めて1年をとうに超え、飽き性の私にしては珍しく続いている。 standfmを始めてから決めている唯一のルールは、「頑張らない」ということ。毎日配信とか、ポジティ

          考えなくてもいいことを

          結婚してくれ

          プロポーズされた。彼女のいる男友達に。 二つ前の記事で出した、距離をとった男友達(Aとしよう)と飲んできた。会うのはおおよそ一年振り。他にも仲のいい男友達(こちらはBで)を交えて三人で、久しぶりに顔を付き合わせた。 「女」として見られていることを感じて距離をとったことを説明したくて、あのとき感じた「女として見られている」という感覚が真実だったか確かめたくて、この話題は絶対にしようと決めていた。 でも、聞くまでにいろんな感情が動いて、それは手が震えるほどで、三軒目で相手が

          結婚してくれ

          愛されている確認行為

          昨日書いた記事からまた派生して 私が性の強要をされた(と感じる)相手は、当時付き合っていた元恋人。「嫌だな」と感じながらも、私は拒否することをしなかった。拒否することを知らなかった。 「処理するためにいるように感じる」と伝えたことがある。それに対して彼は、「ぺんのことが好きだからしてもらいたいと思うんだよ」と言っていた。 まぁ、それも間違いではない。と思いたい。 でもそれを言われたところで虚しさが消えることもなく、私は行為の後によくハグを要求した。ただいちゃいちゃした

          愛されている確認行為

          「男」と「女」を知りたい

          さっき、お昼ごはんに蕎麦をつくった。 蕎麦を湯がいて、期限が迫ってる豚こまを炒めて、長ネギを切って一緒にして、酒ふって、そばつゆで煮立てて、合わせるだけ。 それだけなのに、生理中で絶賛イライラMAXの私は、包丁で指を切りそうになるし、菜箸はシンクに投げ入れるし、洗い物は泡も水も飛び散らかすし、煮立たせたそばつゆも雑に入れるもんだから、やけどしそうになるし。 本当にどうしようもない。このイライラは。原因になるものなんてない。ただただ無償に、理性で抑えることもできないほどに

          「男」と「女」を知りたい