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死にたがってたらチョコを渡して

「死にたい」って、そういう「思考」を持つ人ももちろんいるだろうけど、そういう「衝動」が起きることもある。と思っている。


思考とはまた別次元の、理性で抑えられるか紙一重の。


だから、死にたいと思った、と他人に伝えたとき、『死ぬ勢いがあればなんでもできる』とか『死ぬなんてよくない』とか『あなたが居なくなったらどれだけの人が寂しがるか』とか、そういう「思考」を返されると、あぁ、この人にはその「衝動」の経験がないんだなぁ、と思う。


まぁ、それは私が衝動に駆られたことがあるからなんだけど。


そのときにいくら「思考」の話をされても、うーん、それはわかってるんだよなぁ、と上の空というか、「そうじゃなくて」と思ってしまうんだよなぁ。


それが悪いとかそういうことが言いたいんじゃなくて。それで救われる人もいるだろうし。


ただ、知ってるか知らないか、経験してるかしてないか、みたいなことでさ。


私はそう返ってきたら、話すのをやめちゃうからなぁ。「そうだよね、死ぬなんてよくないよね」なんて笑って返して終了。それ以上にも以下にもならない気がして。


私の場合はどう返してもらうのがベストなのかなぁ、と考えてみた。


『そっかぁ。とりあえず、チョコレート食べる?』


これかな。


そしてチョコレートはもらう。できれば高カカオの苦味強めのやつで。頭がすっきりするからね。あ、チロルチョコでもいいな。ビスかミルク。


言って欲しいことなんてないのかもな、と思ったんだよ。ただ、「死にたい」と衝動に駆られたことを、『そっかぁ』って受け入れてもらえたらそれでいい。チョコをくれたらもっと嬉しい。


だってどうしようもないんだもん。自分でやるしかない問題だったり、他人にはどうしようもできない現実だったり(同じこと言ってるね?)、どうしたって理解できない範疇だろうなと思うことだったりするからね、そういうときって。


だから、『そっかぁ』ってチョコくれたらそれでいい。なんかただチョコ食べたい人みたいになってるけど。あながち間違ってもいないけど。


言っておくと、この返事は「私の場合のベター」であって、他の人はどうか知らない。私にももっとベストな返事があるのかもしれないけど、今の私で考えられる最大限の言葉がこれなだけ。


でも、私は私が考えられる範囲でしか考えられないから、だからこう言うしかないね。


『そっかぁ。とりあえず、干し芋送ろうか?』

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