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#インド神話
日本の美術 481 人面をもつ鳥—迦陵頻伽の世界
日本の美術 481 人面をもつ鳥—迦陵頻伽の世界
仏教伝説に登場する架空の鳥、迦陵頻伽【かりょうびんが】について、解説した本です。
類書は、ありません。私の知る限り、唯一の、迦陵頻伽の専門書です。
先に、仏教伝説に登場すると書きましたね。けれども、この鳥について、具体的な伝説は、あまり伝わっていません。もっぱら、美術の意匠として、工芸品や絵画の中に現われます。
本書は、そのような
海の神話 (沖国大ブックレット)
海の神話 (沖国大ブックレット)
水や海に関わる、日本と世界の神話を、解説した本です。
とはいえ、ブックレットの名のとおり、薄い冊子です。世界の神話を、すべて網羅しているわけではありません。
主に、日本の沖縄の海の神話と、ヨーロッパの海の神話を取り上げています。他に、インド、エジプト、メソポタミア、モンゴルなどの神話が、紹介されています。
一つ一つの神話は、それほど詳しく紹介され
アジア遊学 (No.87) 古今東西のおさな神
アジア遊学 (No.87) 古今東西のおさな神
『アジア遊学』シリーズの87号「古今東西のおさな神」です。世界各地の「おさな神」を特集しています。
おさな神とは、童子神とも呼ばれます。要するに、子供の姿をした神さまです。
世界の各地に、そのような神さまがいます。
子供というのは、無力な存在のはずなのに、なぜ、神さまになるのでしょうか?
本書は、その一端に迫っています。
飛天の道―東洋の各地に舞う天人・天女たち (Shotor Museum)
飛天の道―東洋の各地に舞う天人・天女たち (Shotor Museum)
飛天【ひてん】を御存知でしょうか? 空を飛ぶ天人や天女のことです。
その飛天について、美しい絵画や写真とともに、紹介した本です(^^)
飛天は、東洋版の天使ですね。西洋の天使が、キリスト教の神の周囲を飛ぶように、東洋の飛天は、仏さまの周囲を飛びます。
仏像や仏画がお好きな方なら、必ず、目にしているでしょう。
インド神話―マハーバーラタの神々
インド神話―マハーバーラタの神々
題名のとおり、インド神話を紹介した本です。
日本語で書かれているインド神話の資料のうち、二〇一二年現在で、最も入手しやすく、読みやすいものだと思います。文庫本ですからね。
インド神話は、膨大で、複雑怪奇です。素人は、どこから手をつけていいのか、わかりません(^^;
本書は、迷えるインド神話初心者に対して、良い導きとなってくれます(^o^)/
天部の仏像事典 (東京美術選書 (35))
天部の仏像事典 (東京美術選書 (35))
仏像の中でも、天部【てんぶ】と呼ばれる種類の仏像について、解説した本です。
毘沙門天【びしゃもんてん】や、弁才天のように、「○○天」と名が付く神々が、たくさん載っています。阿修羅【あしゅら】や、迦楼羅【かるら】のように、「天」が付かない名の神々も、載っています。
要するに、仏教の中に登場する神々の事典です。仏教を信奉している(とされている)
神話の力 (ハヤカワ文庫 NF 368)
神話の力 (ハヤカワ文庫 NF 368)
おそらく二十世紀最高の神話学者だったジョーゼフ・キャンベルの、すごさがわかる本です。
ジャーナリストのビル・モイヤーズとの対談、という形を取っています。モイヤーズが問いかけることによって、キャンベルの知性と教養とが引き出されています。
単なる知識というにとどまらず、キャンベルの思考は、「智慧」というレベルに達しています。
ただし、これは
ペルシアの神話―「王書」(シャー・ナーメ)より (泰流選書)
ペルシアの神話―「王書」(シャー・ナーメ)より (泰流選書)
ペルシアの古書『シャー・ナーメ』を翻訳した本です。
『シャー・ナーメ』は、日本語では『王書』と翻訳されます。その名のとおり、ペルシアの歴代の王(シャー)のことを書いた本です。
『シャー・ナーメ』は、現代的な意味での歴史を書いてはいません。神話的な王朝の様子を書いています。日本の『古事記』や『日本書紀』のようなものです。