「マッサゲタイの戦女王」刊行記念エッセイ第七回 麗しの都エクバターナの栄枯盛衰

歴史の砂に埋もれた古代の実在都市エクバターナについて、熱く語ります。

エクバターナといえば、一般の読者さまには田中芳樹先生作「アルスラーン戦記」の王国パルスの首都としての方が、知名度が高いのではないでしょうか。篠原も若き日に夢中になって読んだ名作「アルスラーン戦記」は中世の中東を想定したファンタジーですが、エクバターナという名の都市は、古代から中世のイランに実在していました。

エクバターナは、

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マッサゲタイの戦女王 刊行記念エッセイ第四回 愛の誓いに飲み交わすペルシア風「赤ワインミルク」

おおおぐえぇぇ~という叫び声が聞こえてきそうな。

文明の発祥と共にすでにその製造法がシュメールの昔から記録されているワインですが。
現在わたしたちが飲んでいるものとは随分違うものでした。

発酵技術がそれほど進んでないので、糖度の高い甘~い、低発酵果汁ドリンクで、そのままでは飲めないどろっとした代物だったようです。

だから、水やミルクで割らないと飲めませんでした。

古代のワインとはちょっと酸

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青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書 2020年)の諸問題

「ひどいよドクロちゃん。何がひどいって全部ひどい」
 (OVA「撲殺天使ドクロちゃん」第2期4話より)

 この記事ですが、タイトルに掲げました通り、青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書 2020年)を読んでの感想や批評、および古代ギリシア史を学んだ人間からのツッコミです。
 『ペルシア帝国』がお手元にあって、なおかつどんな問題点があるかを把握したいという人向きの記事ですので、「面白ければヨシ!

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(7) 海外向け 初支援策 、 遂に始動

 2月も、そして乾季も終わろうとしている朝、イランの高原地帯の気温は5℃を下回っていた。マントのような白い布地を纏った男が、まだ世帯を構えていない、やはり同じような布地を纏った息子を伴って、モスクの礼拝へと向かった。
モスクでは息子と離れて祈る。コロナが起こってからというもの、左右前後に数メートルは離れた拝礼をしていた。いつものように丁寧な祈りを済ませ、心が穏やかな気持ちになったと実感していた。そ

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犬を家族に迎える④~ハウストレーニング(後編)~

実践 ハウストレーニング

ハウスに慣れてきたら本格的なトレーニングのスタートです。
ここではおやつを使ったトレーニングを紹介します。
様々なトレーニングに共通する事ですが、基本は反復練習です。
成功したらご褒美、そして愛情を込めて褒めてあげる。これに尽きます。
簡単にいえば叱って伸ばすのではなく、褒めて伸ばしてあげる事を意識してください。

ゆっくり じっくり 根気強く

まず愛犬におやつの匂い

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漫画「ペルセポリス」感想文:イラン革命と少女の日常

本書の紹介文より:1979年イスラーム革命以降の著者の体験を描いた本書は批評家の絶賛を浴び、すでに12ヶ国語に翻訳されて国際的なベストセラーとなっている。

と書かれていますが、革命の話は主題ではなく、1969年にイランのラシュトに生まれた著者が体験した悲喜交交がテーマだと思います。

まず最初にこのマンガを知ったのは、このマンガを原作にしたアニメを観たからでした。限られた尺の中で描かれたアニメ映

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【ジャンクヤード】Twitter海まとめ90

ドーモ、三宅つのです。ここは…要するにつのがTwitter海で呟いたなんかや気になったRTをPU&サルベージする場所です。つのは暇な時にこれを見たりするでしょう。あなたはこれをなんかのマテリアルにできます。危険物には注意していますが、なにか問題があれば爆破します。

別にPicrew絵を毎回ヘッダーにすることもないので、noteのフリー画像とかも使っていきます。イラストレーターの発掘にもなるでしょ

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あなたに大きなスシとCORONAを!
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空港プロジェクト施工要員の日本研修とペルシャ日本両国の食文化の違い

イランの空港公団3名の方々が大阪に来られた。空港での設置と補修はテロリスト対策の為に公団内部の人以外は関係できない。現地での応札の条件に研修の実施条項があって設計と機器の修理は代理店でするが、研修は我々が担当する事になっていた。そうした中、地方空港10空港の入札が別々にあって当初3空港分の応札で我々のグループが落札した。

機器構成が複数メーカーになっているので、システムでまとまった対応をする為に

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経済制裁下のイランの優しさに包まれて(後編)

前編はこちら。イラン入国時のハプニングをまとめています。

危険な飛行機

 紆余曲折を経て入手したイランリアルを元手に、観光地としては見どころの少ない首都テヘランを堪能した私は、マーハーン航空というイラン民営航空会社の国内線を利用し、南部の都市シーラーズへと向かった。

 だがこのマーハーン航空、実は知る人ぞ知る「危険な航空会社」なのである。

 イランは米国の経済制裁を受けており、機体の更新は

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経済制裁下のイランの優しさに包まれて(前編)

社会人2年目の夏休み、私はイランへ行った。故国から遠く離れた異国の地で、ちょっと鬱陶しいけど決して憎めないイランの人々に囲まれながら、ひたすら飲んで食べて祈った、思い出の2週間。

そうだ イラン、行こう

卒業旅行でトルコのイスタンブールと田舎町エディルネを訪れた時、見ず知らずの旅人である私に対して、現地の人々は本当に優しかった。

・公共の路線バス乗車時に運賃支払いに手間取っていたら後ろにいた

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