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ピース、チワワ、10歳。

 ピースは2010年9月3日愛知県生まれのチワワ(色:レッド)。幼少期はタヌキのような愛くるしい容姿で人々を虜にし、最近は、人々を笑顔にさせることを生きがいとする。  今…

おかゆ
4年前
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大切な人からの、大切な言葉

昨日、わたしの大切な人が言った。 「辛い時は、辛いと言って助けを求めてほしい」 「周りの人だけでなく自分自身も大切にしてちゃんと評価してあげてほしい」 こんな優し…

おかゆ
9日前
2

自分を信じて挑戦し続ける人にとって、結果は過程の一部でしかない

失敗が怖くて何もかも逃げてきた私が、鳥人間コンテストに青春を捧げた人に出会い、見える世界が変わった話。 私は失敗恐怖症 幼い頃から"負け"や"失敗"がものすごく怖い…

おかゆ
2週間前
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離婚した両親へ、娘からのお願い

あなたたちには、感謝の気持ちでいっぱいです。 でも、幼い頃からずっと思っていて伝えられなかったことがあります。 それは今更伝えてもしょうがないことなのでここに書き…

おかゆ
1か月前
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貴方の好きなところ

愛する人へ。 貴方はこのブログの存在を知らないでしょうが、またまた好きなところが出てきてしまったので、"当たり前"になってしまわぬよう、ここに書き留めておきます。 …

おかゆ
1か月前
6

生きづらい人間を生まないために、わたしは学ぶ

私には一緒に暮らす愛する人がいて、将来その人の子どもがほしいと思っている。 その子どもには、社会の厳しさは知るにしても、「自分として生きることへの生きづらさ」を…

おかゆ
1か月前
5

諦め

ずっと自分のことが嫌いだった。 今の自分を何とか変えたいと 全力で勉強してみたり全力で痩せてみたり。 自分の悪いところを直そうと努力したり 別人のような性格を演じて…

おかゆ
2か月前
5

隣りの宝もの

深夜0時、隣で眠るあなたの寝息に耳を澄ます。 どうかこの健やかな呼吸が止まることなく 永遠に続きますように、と祈る。 貴方はよく、人生は70年で十分と言うけれど わた…

おかゆ
2か月前
1

人間歯車の夢

小学2年生のとある夜 初めてその夢を見た 薄暗い空間で私は立ち尽くしている その空間は始まりも終わりもなく続いている 振り返ると遠くから何かが転がってくる いくつもの…

おかゆ
2か月前

古着屋さんの音楽が好き

ひとは服屋へ行くと服を見るのに集中する。 わたしも服を見る。けれど、同時に店内に流れる音楽にどうも意識をとられてしまう。 古着屋さんに流れる音楽は格別だ。 どこか…

おかゆ
1年前

親友とブルーハーツとマクドナルドへのラブレター

10時間も寝てしまった朝はなんとなく気だるい。布団の中でさっきまで見ていた夢を思い出していた。マーシーが出てきたのをふと思い出し、ブルーハーツをかけて机へ向かう。…

おかゆ
4年前
2

穏やかじゃなくていい毎日は

深夜に聴くカネコアヤノの歌はなんて優しいのだろう。透きとおった水のように、わたしの心に染みていく。 今はきっと、みんなが生きづらさを多かれ少なかれ感じているに…

おかゆ
4年前
6

ひとは肉体的な死を迎えても、その人の考えは死なない

 たとえ偉人でなくとも、ひとは他人との関わりの中でそれぞれの考えを話し、お互いに影響を与え合うもの。そして、取り込まれた考えは、形を変えながらも人から人へと繋が…

おかゆ
4年前
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ピース、チワワ、10歳。

ピース、チワワ、10歳。

 ピースは2010年9月3日愛知県生まれのチワワ(色:レッド)。幼少期はタヌキのような愛くるしい容姿で人々を虜にし、最近は、人々を笑顔にさせることを生きがいとする。
 今日は、なんとも意識の高いチワワとして10年を過ごしてきたピースさんにインタビューしてみた。

Q, 幼少期はどんなチワワでしたか?

ピース(以下ピ):他のチワワと同じく、無邪気で遊ぶのが大好きでした。わたしは三兄弟の一番上の姉と

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大切な人からの、大切な言葉

大切な人からの、大切な言葉

昨日、わたしの大切な人が言った。
「辛い時は、辛いと言って助けを求めてほしい」
「周りの人だけでなく自分自身も大切にしてちゃんと評価してあげてほしい」

こんな優しい言葉に、わたしはなんと反抗してしまった。
「今辛くても、もっと辛い時のために"助け"は取っておきたいの」
「私には評価されるべき部分がない、みんなみたいにすごくない」
そして、翌日になると、淋しそうな彼の表情を思い出し、激しい後悔と自

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自分を信じて挑戦し続ける人にとって、結果は過程の一部でしかない

自分を信じて挑戦し続ける人にとって、結果は過程の一部でしかない

失敗が怖くて何もかも逃げてきた私が、鳥人間コンテストに青春を捧げた人に出会い、見える世界が変わった話。

私は失敗恐怖症 幼い頃から"負け"や"失敗"がものすごく怖い。家族で楽しむトランプゲームですら、負けるのが嫌で仕方なかった。何も失敗したくない。負け戦はしたくないから、少しやってみて上手くいかないものは"失敗"する前にすぐに見切りをつけて撤退してきた。当時の私が思う失敗とは、「何かに全力で挑戦

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離婚した両親へ、娘からのお願い

離婚した両親へ、娘からのお願い

あなたたちには、感謝の気持ちでいっぱいです。
でも、幼い頃からずっと思っていて伝えられなかったことがあります。
それは今更伝えてもしょうがないことなのでここに書き留めておきます。

まず、お金持ちな家庭に生まれなかったことについては、全く気にしていません。
それよりもあなたたちにはいつも仲良く幸せに楽しく笑っていてほしかったのです。
いつも不安そうに未来を心配して、夜な夜な泣いていた貴女を、私はど

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貴方の好きなところ

貴方の好きなところ

愛する人へ。
貴方はこのブログの存在を知らないでしょうが、またまた好きなところが出てきてしまったので、"当たり前"になってしまわぬよう、ここに書き留めておきます。

まず、気がついたらすぐその場で行動するところ。何事も後回しにすることなく、今に向き合う貴方の姿勢、すごく素敵です。私も見習います。

どんなに手間がかかることでも、その時間が楽しく過ごせるならば、時間も手間も惜しまないところ。
お出か

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生きづらい人間を生まないために、わたしは学ぶ

生きづらい人間を生まないために、わたしは学ぶ

私には一緒に暮らす愛する人がいて、将来その人の子どもがほしいと思っている。
その子どもには、社会の厳しさは知るにしても、「自分として生きることへの生きづらさ」をあまり感じないで生きてほしい。
この世の楽しさや面白さを存分に感じて、生きていってほしい。
(本当は、私の両親もそう望んだことでしょう。ごめんなさい。せめて、まずは"楽しそうに"生きることを頑張っています。)

昔から、子どもを虐待してしま

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諦め

諦め

ずっと自分のことが嫌いだった。
今の自分を何とか変えたいと
全力で勉強してみたり全力で痩せてみたり。
自分の悪いところを直そうと努力したり
別人のような性格を演じてみたり。
あらゆる手を尽くした。
それでも、その結果にいるのはいつでも「私」。
志望校に受かった自分も、痩せ細った自分も、明るく誰にでも優しく接することができる自分も、好きになれなかった。
もっと別人のように変わりたい。
まだまだ変われ

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隣りの宝もの

隣りの宝もの

深夜0時、隣で眠るあなたの寝息に耳を澄ます。
どうかこの健やかな呼吸が止まることなく
永遠に続きますように、と祈る。

貴方はよく、人生は70年で十分と言うけれど
わたしは80歳のあなたにも90歳のあなたにも会ってみたい。
白髪だらけのおじいちゃんになっても、あなたの素敵な優しい目尻と美しい笑い皺に何度でも恋に落ちるでしょう。

貴方はよく、わたしに幸せになってほしいと言うけれど
わたしは隣りにあ

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人間歯車の夢

人間歯車の夢

小学2年生のとある夜
初めてその夢を見た
薄暗い空間で私は立ち尽くしている
その空間は始まりも終わりもなく続いている
振り返ると遠くから何かが転がってくる
いくつもの丸い何かが音もなく向かってくる
だんだん近づく無数のそれは人間だった
人間が体を丸めて歯車のように転がり続けている
ついに私の目の前まで来たが
そのスピードは全く落ちる気配がない
おびただしい数の人間が私の横を通り過ぎていく
その目は

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古着屋さんの音楽が好き

古着屋さんの音楽が好き

ひとは服屋へ行くと服を見るのに集中する。
わたしも服を見る。けれど、同時に店内に流れる音楽にどうも意識をとられてしまう。

古着屋さんに流れる音楽は格別だ。
どこか懐かしくて遠い国を思わせるような、あるいは朝のまどろみや黄昏時を思わせるような音楽。ぼーっと音楽を聴きながら店を見回す。
この店はずっと昔からここにいて、わたしの目の前の服も、ずっと昔からここだけに存在しているのよ、とばかりに堂々として

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親友とブルーハーツとマクドナルドへのラブレター

親友とブルーハーツとマクドナルドへのラブレター

10時間も寝てしまった朝はなんとなく気だるい。布団の中でさっきまで見ていた夢を思い出していた。マーシーが出てきたのをふと思い出し、ブルーハーツをかけて机へ向かう。今日も勉強を頑張らなくちゃ。

高校三年生のときも勉強を頑張らなくてはならなかったし、今とやるべきことはそんなに変わらなかったはずだ。でも、あの頃を思い返すと、浮かぶのは学校終わりに親友とマクドナルドに毎日入り浸り、音楽の話や将来の話をす

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穏やかじゃなくていい毎日は

穏やかじゃなくていい毎日は

深夜に聴くカネコアヤノの歌はなんて優しいのだろう。透きとおった水のように、わたしの心に染みていく。

今はきっと、みんなが生きづらさを多かれ少なかれ感じているにちがいない。

同じような一日が繰り返される毎日。友だちや恋人や家族に会えないさみしさ。いつ再開されるかわからない、元の生活。

一年前のわたしの暮らしは、決して穏やかではなかった。就活、大学、勉強、週に6回のアルバイト、ライブ、遊び、

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ひとは肉体的な死を迎えても、その人の考えは死なない

ひとは肉体的な死を迎えても、その人の考えは死なない

 たとえ偉人でなくとも、ひとは他人との関わりの中でそれぞれの考えを話し、お互いに影響を与え合うもの。そして、取り込まれた考えは、形を変えながらも人から人へと繋がれていく。

 それに比べて、肉体は脆く、有限で、いつ消えてしまうかも分からない。なんて儚い存在だろう。わたしは病気に罹るたびに、肉体の脆さを実感し、死を身近に感じる。

 

数年前から、あることに対する焦りと恐怖に襲われるようになった。

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