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2024年2月の記事一覧
土偶を読む ― 130年間解かれなかった縄文神話の謎 (竹倉 史人)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
著者の竹倉史人さんは、私の会社関係の知人の弟さんだということもあり、本書が出版されたときから大いに気になっていました。
従来タイプの “考古学の専門家” ではない立場から、日本古代史上の大きな謎に学際的立ち位置で相対し、「ゼロベース」からの発想で提示した大胆な仮説を丹念に検証していくチャレンジングな姿勢はとても魅力的だと思います。
北斎のデザイン 冨嶽三十六景から北斎漫画までデザイン視点で読み解く北斎の至宝 (戸田 吉彦)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着書の棚で目についた本です。
「北斎のデザイン」というタイトルがまずは私の興味を惹いたのですが、さらに「カラー図版」がたくさん掲載されているので見やすいかと思い借りてきました。
著者の「デザイン」という視点からの専門的な解説は、美的鑑賞力のない私にとっては、なるほどと思えるものばかりでした。
「第1章
ゼロコロナという病 (藤井 聡・木村 盛世)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
時節柄、この手の本をまずは何か1冊読んでみておこうと思っていたのですが、ちょうどいつも利用している図書館の新着書のリストに載っていたので手に取ってみました。
コロナ禍対応については、様々な意見が飛び交う “百家争鳴” 状態にあります。現時点の政府の対応姿勢は、新型コロナウィルス感染症対策分科会の提言等も踏まえた「非常事態宣言発出」に代
ポアロとグリーンショアの阿房宮 (アガサ・クリスティー)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
久しぶりにいつもの図書館に顔を出したところ、アガサ・クリスティーの文庫本シリーズが特設棚に並んでいました。
彼女のミステリーものは映画やテレビではいくつも観ているのですが、そういえば「書物」としては読んだことがありませんでした。流石に「これはまずい」ということで、(私にとって)有名ではない中ぐらいの長さの作品を手に取ってみたのがこの本