出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双…

出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双方向でボーダーレスな文芸です。「連句」に限らず、日々雑感を綴るブログです。

記事一覧

足助のおばさん in 十勝 5

たどり着いた「陸別」駅は、北見方面に向かって本物の汽車に乗る体験ができるイベントがありました。 本物の車両で運転・乗車体験できる保存鉄道!「ふるさと銀河線りくべ…

出原樹音
1日前

足助のおばさん in 十勝 4

ホテルに戻り、「トカチケ」の地図を開いてよくよく考えました。「帯広バスセンター」を中心に「新得」「然別湖」「糠平」「陸別」「芽室」「広尾」方面に行くことができま…

出原樹音
3日前
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足助のおばさん in 十勝 3

帯広空港に着いた時から「神田日勝記念美術館」の大きなポスターが貼りだしてあって、いくらか面はゆい気持ちでいました。今年が30周年なら、私たちが家族連れで訪れたの…

出原樹音
4日前
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足助のおばさん in 十勝 2

「北海道では、内地から来たドライバーがスピードを出しすぎて事故を起こす」とさんざん言われていたので、とにかく安全運転を心がけました。道路は広く、宣伝カーを運転す…

出原樹音
6日前
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足助のおばさん in 十勝 1

帯広へ行った時のことをまとめて書きます。 そもそも私が生まれたのが北海道鹿追町と言う十勝エリアです。小学校2年生の時に家族とともに鹿追を離れてから、3度家族とと…

出原樹音
8日前

足助のおばさん in 熱海 4

予定通り息子がやってきて、親子水入らずの夕食が始まりました。食事を運んでくれる仲居さんに「結婚40周年なんです」と記念撮影のお願いをして、私のスマホで写真を撮り…

出原樹音
10日前

足助のおばさん in 熱海 3

MOA美術館には、カフェとレストランと和食処が併設されています。和食のお店こそ閉店していましたが、人込みの熱海駅に戻るより間違いなく座って食事ができるはずです。夫…

出原樹音
2週間前

足助のおばさん in 熱海 2

機嫌よく酔っ払った夫は、いつものように朝は起きてきません。娘と二人で朝食ビュッフェへ向かいました。金沢のホテルで朝食に「金沢カレー」を食べたな、と思い出しながら…

出原樹音
2週間前
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足助のおばさん in 熱海 1

今年は私たち夫婦の結婚40周年です。「ルビー婚」というそうです。先月、おばあさんの忌明け法要で足助に戻った娘に「結婚記念日がちょうど連休になるのだが」と話を振る…

出原樹音
3週間前
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足助のおばさん in 石川 9

今回の「連句の祭典」は、前半表彰式、後半実作会でした。昨年に続き「ジュニアの部」の表彰もありました。連句会の今後を担う小さな連句人さんたちです。 実作は、基本的…

出原樹音
3週間前

足助のおばさん in 石川 8

いよいよ連句の祭典・実作会の朝です。この日の朝6時、「NHK短歌」で「22人の言葉のバトン」が放送されました。 ことばのバトン 2 - NHK短歌 - NHK 短歌の作家さん…

出原樹音
3週間前
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足助のおばさん in 石川 7

宿泊は「ホテル アローレ」と「アパホテル」の二つが用意されていました。懇親会は「アローレ」に用意されていて、「アパホテル」に宿泊予定の参加者は一度荷物を置いてか…

出原樹音
3週間前

足助のおばさん in 石川 6

福井へ向かう鈍行の中で、すでに連句の祭典の参加者と一緒になりました。飛行機で参加して小松駅から乗り込んだ皆さんです。私は2011年の京都で開催された国文祭からは…

出原樹音
4週間前
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足助のおばさん in 石川 5

いつものように「矢崎藍の連句わーるど」の「おしゃべりルーム」に投稿すると、ころも連句会から芳梅さんも参加されることがわかりました。少し前なら、「KUSARI連句…

出原樹音
4週間前
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足助のおばさん in 石川 4

ホテルから路線バスで金沢駅へ戻りました。大荷物は部屋に置いてあるので、ショルダーバッグとトートバッグだけが荷物です。金沢市内はいくつも路線バスが走っていて、行き…

出原樹音
1か月前

足助のおばさん in 石川 3

来春、北陸新幹線が金沢まで開通すると「特急しらさぎ」が金沢まで行くことはなくなるそうです。すでに、大阪から「サンダーバード」、東京から長野経由で新幹線が来ている…

出原樹音
1か月前
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足助のおばさん in 十勝 5

足助のおばさん in 十勝 5

たどり着いた「陸別」駅は、北見方面に向かって本物の汽車に乗る体験ができるイベントがありました。

本物の車両で運転・乗車体験できる保存鉄道!「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」に乗ろう♪ (clubgets.com)

ただし、予約した乗客に限られるため当日フリで行っても乗れません。そもそもフリで訪れるような観光地ではありません。それでも駅舎には松本零士さんの「銀河鉄道」の大きな絵が飾ってありました。

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足助のおばさん in 十勝 4

足助のおばさん in 十勝 4

ホテルに戻り、「トカチケ」の地図を開いてよくよく考えました。「帯広バスセンター」を中心に「新得」「然別湖」「糠平」「陸別」「芽室」「広尾」方面に行くことができます。この内「芽室」「広尾」は帯広をはさんで反対側になるので今回は無理。「然別湖」は一番行きたい場所でしたが、この日に行った「鹿追」までの道と全く同じ道を三度通ることになります。

しかし、ここで私の「ジモティー」感が首をもたげました。「糠平

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足助のおばさん in 十勝 3

足助のおばさん in 十勝 3

帯広空港に着いた時から「神田日勝記念美術館」の大きなポスターが貼りだしてあって、いくらか面はゆい気持ちでいました。今年が30周年なら、私たちが家族連れで訪れたのは開館直後だったわけです。

神田日勝記念美術館 | 芸術・文化施設 | 町内施設一覧 | 北海道 十勝 鹿追町のホームページ (shikaoi.lg.jp)

10時の営業開始を待って中に入ると、朝ドラ「なつぞら」で天陽君を演じた吉沢亮さ

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足助のおばさん in 十勝 2

足助のおばさん in 十勝 2

「北海道では、内地から来たドライバーがスピードを出しすぎて事故を起こす」とさんざん言われていたので、とにかく安全運転を心がけました。道路は広く、宣伝カーを運転する際の「お先にどうぞ」作戦で、次々と後続車を先に行かせました。その際、バス停が要所要所にあって、追い越しをしてもらうのに大変都合が良かったです。糠平に着く直前までバス停があるので、こんな山奥でバスに乗降する客がいるのだろうかと、少し不思議に

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足助のおばさん in 十勝 1

足助のおばさん in 十勝 1

帯広へ行った時のことをまとめて書きます。

そもそも私が生まれたのが北海道鹿追町と言う十勝エリアです。小学校2年生の時に家族とともに鹿追を離れてから、3度家族とともに里帰りとして十勝を訪れています。結婚してから夫と二人で1度、結婚10年目に小さかった子どもたちとともに1度訪れていますので、全くのアウェイではありません。それどころかある意味ジモティーです。今回の十勝行はジモティーとしての土地勘があっ

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足助のおばさん in 熱海 4

足助のおばさん in 熱海 4

予定通り息子がやってきて、親子水入らずの夕食が始まりました。食事を運んでくれる仲居さんに「結婚40周年なんです」と記念撮影のお願いをして、私のスマホで写真を撮りました。

贅沢なご馳走を、私も可能な限り食べました。食べきれない分は夫や息子に平らげてもらい、程よく満腹になったころ、テーブルを片付けて布団を4組敷いてもらいました。4人で枕を並べて寝るのは何時ぶりだろうと感慨深かったです。

部屋に一つ

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足助のおばさん in 熱海 3

足助のおばさん in 熱海 3

MOA美術館には、カフェとレストランと和食処が併設されています。和食のお店こそ閉店していましたが、人込みの熱海駅に戻るより間違いなく座って食事ができるはずです。夫のわがままを言下に封殺して娘と3人でレストランの入場を待ちました。

美術館全体眺望のいい作りでしたが、レストランは輪をかけて絶景です。椅子席もわざわざ窓の外を眺めるように設えてあります。食事としては軽めの「キッシュ」とサラダのセットをい

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足助のおばさん in 熱海 2

足助のおばさん in 熱海 2

機嫌よく酔っ払った夫は、いつものように朝は起きてきません。娘と二人で朝食ビュッフェへ向かいました。金沢のホテルで朝食に「金沢カレー」を食べたな、と思い出しながら、熱海でもカレーを食べました。無料サービスのコーヒーは、いつものように持参した水筒に入れて部屋へ戻りました。

チェックアウトが11時なので、寝ぼけ眼の夫を起こすと、夫は室内露天風呂でいつものように朝風呂を使いました。露天風呂とバルコニーが

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足助のおばさん in 熱海 1

足助のおばさん in 熱海 1

今年は私たち夫婦の結婚40周年です。「ルビー婚」というそうです。先月、おばあさんの忌明け法要で足助に戻った娘に「結婚記念日がちょうど連休になるのだが」と話を振ると、察しのいい娘が早速熱海旅行を企画してくれました。ところが、話を持ち掛けた私が25日には重要な用事があって、また、息子は土曜日仕事なので、「23日に夫と娘と私で1泊」「24日に全員集合」「25日の朝早く私一人帰る」という変則的な旅行になり

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足助のおばさん in 石川 9

足助のおばさん in 石川 9

今回の「連句の祭典」は、前半表彰式、後半実作会でした。昨年に続き「ジュニアの部」の表彰もありました。連句会の今後を担う小さな連句人さんたちです。

実作は、基本的に昨夜同じテーブルを囲んだメンバーでした。長くお知り合いの方も昨夜からのお知り合いもありましたが、いずれも「座」を囲めばたちまち旧知の仲です。

お弁当やお菓子も金沢らしい心尽くしの見た目にも麗しいものが用意されていました。思えばリモート

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足助のおばさん in 石川 8

足助のおばさん in 石川 8

いよいよ連句の祭典・実作会の朝です。この日の朝6時、「NHK短歌」で「22人の言葉のバトン」が放送されました。

ことばのバトン 2 - NHK短歌 - NHK

短歌の作家さんたちが交代で「5・7・5」と「7・7」をつないでゆくという趣向です。これが連句じゃなくて何でしょうか。

いつもは「朝のヨガ」をして起床しますが、この日は「テレビ体操」を代わりにやりました。

連句の実作と表彰式は「加賀市

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足助のおばさん in 石川 7

足助のおばさん in 石川 7

宿泊は「ホテル アローレ」と「アパホテル」の二つが用意されていました。懇親会は「アローレ」に用意されていて、「アパホテル」に宿泊予定の参加者は一度荷物を置いてから、「アローレ」の送迎バスが迎えに来て移動しました。

癒しのリゾート・加賀の幸ホテルアローレ【公式】 石川県加賀市のホテル (arrowle.co.jp)

「アパホテル」はお馴染みのビジネスホテルですが、「アローレ」での懇親会はめちゃめ

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足助のおばさん in 石川 6

足助のおばさん in 石川 6

福井へ向かう鈍行の中で、すでに連句の祭典の参加者と一緒になりました。飛行機で参加して小松駅から乗り込んだ皆さんです。私は2011年の京都で開催された国文祭からはほぼ毎年参加しています。昔は、連句のお姉さま方がこのように各地で再会する様子を傍で見ていましたが、気が付くと他の参加者から声を掛けられるようになっていました。

加賀温泉駅に到着すると、すでに待っている人もあり、知り合いはどんどん増えます。

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足助のおばさん in 石川 5

足助のおばさん in 石川 5

いつものように「矢崎藍の連句わーるど」の「おしゃべりルーム」に投稿すると、ころも連句会から芳梅さんも参加されることがわかりました。少し前なら、「KUSARI連句」のプチ・オフ会の様相を呈する国民文化祭です。

28日(土曜日)は、連句の祭典の会場となる加賀温泉まで移動しました。吟行のバスは1時半の出発でしたので午前中はまだ金沢市内の観光ができるはずでしたが、お天気は雨のままです。金沢城や兼六園など

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足助のおばさん in 石川 4

足助のおばさん in 石川 4

ホテルから路線バスで金沢駅へ戻りました。大荷物は部屋に置いてあるので、ショルダーバッグとトートバッグだけが荷物です。金沢市内はいくつも路線バスが走っていて、行きは「金沢駅」ですが帰りがわからなくなりそうでバス停の写真を撮っておきました。ちなみに料金は小銭で払いました。

早朝の金沢駅は、通勤通学の人が行きかっていました。定期観光バスは予約してあったのですが、窓口でメールを提示しようとするとWIFI

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足助のおばさん in 石川 3

足助のおばさん in 石川 3

来春、北陸新幹線が金沢まで開通すると「特急しらさぎ」が金沢まで行くことはなくなるそうです。すでに、大阪から「サンダーバード」、東京から長野経由で新幹線が来ているので、「しらさぎ」は1時間に1本あるかないかです。また、JRの車内販売は順次縮小されているので、あらかじめ名古屋駅で「とろろそば」を買って乗り込みました。出発がおよそ午後4時、到着が午後7時なので、ゆっくり食べて完食できると踏んだのです。と

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