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足助のおばさんと教育 39

息子の一人旅

今朝、息子が旅に出ました。2泊3日ですから、旅というのも大げさですが。
昔、夏休みの宿題で「読書感想文」と言うものを書かされていた頃、息子は本を読むことが苦手で、本当に七転八倒していたものでした。その頃はまだ私自身にも読書力があって、「本を読まない人生なんて考えられないわ」と思ってましたので、息子がこうも読書嫌いなのは誰のせいなのか、と私は私で悩んでました。
しかし「テツ」との出会いが息子を変えました。最初は「鉄子の旅」というコミックでしたが、鉄道を使って旅することの楽しさに見事にはまり、次々とそれ系の本を読むようになったのです。興味があれば本は読めるんですね。そういう理屈は一応理解していたつもりでしたが、まあ、本当に時期を待つのは忍耐を伴うものです。
で、今回の息子の旅は「広島球場で、中日対広島の試合を見る」という旅です。我が家は私を除いて揃ってドラキチで、おばあさんでさえピッチャーのローテーションがわかります。私はピッチャーが一度降板すると再び登板できないということさえ知りませんでした。実を言うと、どの球団がセでどの球団がパなのかも知りません。
息子に言わせると、ビジターで応援するのは、ナゴヤドームで観戦するのとはまた違った面白さがあるそうです。もし、先週山本昌が200勝を逃していたら、広島で200勝が見れるかも知れない、などと言ってましたが、無事達成しましたので、その楽しみは無くなりましたが、まだまだ見どころはあるらしくて、応援グッズをリュックに詰め込んで出かけて行きました。
うちではおばあさんが世話をするので、いつまでも子どものように思われてますが、大学生になって、一人旅ももう何度目でしょう。旅慣れたとはまだ言い難いですが、いい経験をつんで帰ってくることと思ってます。(2008年8月11日 記)

(元ブログ 息子の一人旅: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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