出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双…

出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双方向でボーダーレスな文芸です。「連句」に限らず、日々雑感を綴るブログです。

最近の記事

足助のおばさんと教育 84

共通一次 歳がばれますが、私たちが共通一次の第一世代でした。高校時代私は新聞部に所属しており、企画として、共通一次のもたらす利点・不利点を大フューチャーすることになり、文献を読んだり、講演会へ出かけたりしていました。 その講演会の分科会で、大学入試を9月にすると、高校生は学校での学習に専念でき、卒業後に入試のための勉強ができるんじゃないかと発言したところ、現役の教師である参加者が「それは高校生の甘えだね」と一喝されたのを覚えてます。最近、文科省の音頭取りで9月入試の話が出て

    • 足助のおばさんと教育 83

      お給料 昨日、ちょっとしたお給料をいただきました。PCでレポートを提出して、無事通過したら口座にお給料が振り込まれると言う、システムだけは最先端のお仕事です。一応、事前研修はあったものの、レポートの出来が可か不可か口座を開けてみるまでわからないという、怪しげな仕事と紙一重でした。無事トライの仕事が決まりましたので、もう再びやることはないと思いますが、これも経験のひとつにはなったでしょう。 そのお給料を、今日、ぱっと使ってしまいました。普段はあまり行かない遠いほうのジャスコ(

      • 足助のおばさんと教育 82

        今日は面接 夏休み限定で仕事があるかな、と考えて「家庭教師のトライ」に登録しました。先月の終わりです。夏休みだけの短期で、集中的に昼間家庭教師を依頼するような仕事があるかと考えてのことで、あくまで昼間にしか仕事をするつもりがなかったので、結局仕事にありつけぬまま夏休みも終わろうとしています。案内された仕事もなくはなかったんですが、最後のところで「私の年齢が高すぎて頼めない」と依頼したお宅に言われて、仕事成立に至りませんでした。ああ、やっぱおばさんじゃ駄目なのねえ、と少し心が

        • 足助のおばさんと教育 81

          業務請負 ちょっと夏休みにお小遣いを稼ごうと考えて、家庭教師の派遣会社に登録しました。なんだかんだで塾で仕事をしてきたおかげで経験が評価され、塾の時よりも5割増しの時間給で登録することができました。 ただし、こちらは業務請負契約で、契約をしたからと言って必ずしも仕事があるわけではないのですね。こちらで希望する時間帯と教科が、派遣を希望する生徒さんに斡旋するようコーディネイトするのが業者の仕事で、今のところ契約に至った仕事がありません。時間帯がおそくであれば、近所でもいくら

        足助のおばさんと教育 84

          足助のおばさんと教育 80

          筆記体 英語の筆記体は、今はあまり使われないようですね。私が英語を習ったネイティヴの先生たちも板書は全てブロック体でした。中学や高校でも、テストはブロック体が基本のようです。大学生になったらもう、プリントアウトしたものになるのでしょうか。 私は、筆記体は中学1年の時、夏休みの宿題で覚えたように記憶しています。ですので、その気になれば読み書きできるんですが、自分で書くときは筆記体とブロック体をちゃんぽんで使ってます。先月から、私が英語を教えて差し上げている方は、きれいな筆記

          足助のおばさんと教育 80

          足助のおばさんと教育 79

          Eテレ 普段はほとんどテレビは見ませんが、ホテルで一人宿泊するときはさすがに人恋しくてテレビをつけますね。札幌では、名古屋と変わらないくらいチャンネル数も多く、またローカルな番組にも見るべきものがあるんですが、須坂ではNHKの他には民放が2局入るだけでした。民放を100パーセント否定するわけではないですが、やっぱり見るのはNHKですね。それも教育テレビの方です。 今回たまたま見たのは「プレ基礎英語」という幼児向けの英語番組と、聾唖者のための大会が佐賀で開かれたと言う半ばニ

          足助のおばさんと教育 79

          足助のおばさんと教育 78

          深夜に 今朝起きたらまだ2時でした。原則的に朝は3時までは寝るようにしてるんですが、今日はころも連句の例会で遅刻するわけにいかないので、起きることにしました。家族に気づかれないようにしたつもりなんですが、夫が心配して覗きに来ました。今日は短時間ですが熟睡感があるので多分大丈夫だと思います。 今年青鞜100年なのは折に触れ書いてきましたが、今月の新婦人しんぶんでは与謝野晶子について書かれてました。 どうも私はらいてうを身びいきするあまり与謝野晶子を悪者にしてきましたが、晶

          足助のおばさんと教育 78

          足助のおばさんと教育 77

          GET TOGETHER 新婦人で「子どもに英語教えます」と言い続けてたら、なんと私より年長の方から「自分が英語を習いたい」という申し出をいただきました。私は何せTOEICのスコアが400しかありませんでしたので、日常会話には不自由しませんが、ちょっと大人の方を教えるのは不遜だとは思いましたが、ある思いからほぼ即答でお引き受けしました。 申すまでもなく、日本の学校で習う英語は文法が中心で、私のように、しゃべれるけど文法がでたらめというパターンの方は少ないと思います。おそら

          足助のおばさんと教育 77

          足助のおばさんと教育 76

          塩釜神社の坂 塩釜神社(2024年9月6日追記:「塩竃神社」が正解です)と言うのは、たぶん各地にあるんじゃないでしょうか。安産の神様です。芸能人の皆さんは水天宮へ行かれるようですね。大きなおなかを抱えたプレママさんとその家族が、体を気遣いながら行き来しています。 そういう神社の隣に私の出身中学がありました。その神社横の道路の坂の勾配がハンパなくきついんですよ。1年生で入学したころは、ランドセルじゃなくなって手に持つ教科書類も容赦なく重く、私は本当に泣きそうな思いで毎日通っ

          足助のおばさんと教育 76

          足助のおばさんと教育 75

          びっくらスポーツ 今日は、地域の運動会の日です。本当はみんなやりたくないんですが、猫に鈴をつける人がいません。 実は、始めた時は私は推進する方の立場でした。もう10年以上前になると思いますが、まだ足助が町として独立していた頃、「シャングリラ10年計画」という地域再興計画があり、私はシャングリラ委員と言う役員を仰せつかっていました。結局その計画が頓挫して豊田市に合併することになって行くことになるのですが。 で、そのシャングリラ計画には国から助成金も出ていて、お金があるから

          足助のおばさんと教育 75

          足助のおばさんと教育 73

          借金 借金というと言葉が露骨ですね。ローンですね。 我が家には住宅ローンという、現代人が抱える悩みの種がありません。築100年という古民家を、部分改修しながら住み続けています。おしゃれな大リビングとか、はたまた太陽光発電だとか、あこがれないわけでもないですが、すでに民俗資料館のような風体になった我が家を今さら建て替えようという気はないです。収納場所が少ないことも、どうにか工夫してやりくりできるようになりました。 厳密に言うと、車のローンがいくらか残ってはいるんですが、おおむ

          足助のおばさんと教育 73

          足助のおばさんと教育 72

          春の会 今日は年に1度の春の会の日です。大学時代の女子の同級会です。もっとも全員そろっても7人ですが。今年は、肝心の幹事役の女性が身内にご不幸があり、来られなくなりました。 教育大学の卒業生でもあり、仕事をしていないのは7人のうち私一人です。私も最初から専業主婦になろうと思っていたわけではなく、子どもが大きくなったら教壇に戻ろうと考えていたんですが、子どもが二人とも小学生になった時に考えたのは、このまま新卒の教員に混じって仕事をするのは、ちょっと屈辱だな、ということでした。

          足助のおばさんと教育 72

          足助のおばさんと教育 71

          フランス語 昨日、娘がフランスから帰国しました。1週間の卒業旅行です。そして今日が卒業式です。何ともあわただしい日程で行ってきたのですが、とりあえず無事帰国してひと安心したところです。 娘には「モンパルナスで、油彩でもリトグラフでもいいから、これはという絵を探して土産に買って帰れ」と指令してあったんですが、モンパルナスはあまり観光客の立ち寄らないところのようですね。治安もよくなく、ツアーの自由時間に公共交通機関で「見た」という程度に見て帰ってきたようです。代わりに、小ぶりな

          足助のおばさんと教育 71

          足助のおばさんと教育 70

          アメリカンキッズ 早見優ちゃんがまだアイドルだった頃、子ども向けに英語を教えていた番組です。東海地方では早朝6時の放送でしたので、私はビデオに録画して子どもたちに見せておりました。オープニングがエターナルという3人組の女性コーラスで、全般に力の入った番組でありました。まだNHKで「英語であそぼ」という子ども向け番組の始まる前で、当時はまだ足助町でしたが、豊田市を含めてもそこまでして子どもに番組を見せていた家庭は多くないと思います。 昨夜、娘とその思い出を話していたのですが、

          足助のおばさんと教育 70

          足助のおばさんと教育 69

          子どもに英語を教えること 昨日、図書館で「子どもに英語を教えるな」と言う本を借りてきました。著者は、日本で英語を教えているアメリカ人です。ですから、この本のタイトルは逆説で、「教えるのではなく、親が生活の中で身に付けさせよう」と言うものです。安易に語学スクールに頼るな、と。 この限りでは私も著者の意見に賛成です。生まれてすぐから英語のCDを聞かせるような学習方法は、業者が儲けるだけで、あまり成果の上がることはないだろうと思います。 私は自分が学習者であると言う前提で、子ども

          足助のおばさんと教育 69

          足助のおばさんと教育 66

          あけおめ 明けましておめでとうございます。 昨年は非常につまらない新年を迎えてしまいましたが、今年は、平日となんら変わらない年の暮れでした。今考えると、おばあさんは私が塾の仕事で1日家を空けていたことが気にいらなかったんだと思います。冬の学習塾がかき入れ時だって言うことを理解していなかったのでしょう。私は、私なりに充実した毎日だったんですけどね。 さて、ここで新年の抱負を述べるところですが、なんかもう、やりたいこと全部やったちゃった感があります。欠けているのは収入だけ、とい

          足助のおばさんと教育 66