出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双…

出原樹音

2000年に「連句」という文芸に出会いました。「座」という集団で作成する「連句」は、双方向でボーダーレスな文芸です。「連句」に限らず、日々雑感を綴るブログです。

最近の記事

足助のおばさんと教育 15 高校生1

夢のつづき  1 フロッピーから再生した昔の作品を紹介します。前回と同じく12回連載の予定です。     夢のつづき 第1回 ひさかたの……                               1976年のその日、由芽子は父とともに8時すぎに家を出た。ひどい寝グセのついた髪を必死でなでつけていたのに、せっかちな父は、もう出かけると言う。せっかくあこがれの千種高校の制服に身を包みながら、由芽子は寝グセの髪を気にしながらの入学式になってしまった。  寝グセばかりでなく、

    • 足助のおばさんと教育 14

      男の子は育てにくいか 私には、息子と娘が一人ずついます。娘には「私のことは書かないで」と厳しく言われていますので、触れませんが、いわゆる「一姫二太郎」です。 息子は、3才で字が読めるようになり、小学校入学時にはかなりの数の漢字が読めたので、「先生」と言うニックネームを頂戴しました。私も、自分の世界に浸っている分にはわが子ながら天才的だと思ったものです。 ですが、中学生になって、他の生徒もそこそこ知識を身につけてくると、運動の苦手な息子は格好のいじめの対象になりました。と言っ

      • 足助のおばさんと教育 13

        衣類乾燥機 もう、洗濯機に標準装備になった感のある衣類乾燥機ですが、私は結婚する時に「これだけはどうしても必要だから」と、今の私とそう年の違わない母にねだって、まだぜいたく品だった衣類乾燥機を買ってもらいました。(母がパートで働いていた店の家電品売り場だったので、チョー格安でしたが)。 どうしても必要だったわけはこうです。 私と夫は、大学生協の職員と学生理事という(大学は別)関係から交際が始まり、大学を卒業する時にはもう、結婚式の日取りが決まってました。私は、教員採用試験に

        • 足助のおばさんと教育 12

          関数電卓 関数電卓というものをご存知でしょうか。娘も息子も物理のレポートに必要だといって、それぞれ買いました。Σとかlogとかの計算ができる電卓です。 実は私も一つ持ってるんですよね。液晶の代わりに緑色に光る表示の、少し計算に時間がかかるところがレトロですが、今でも十分使えます。価格は私のも子どもたちのも同様に5千円左右でした。 何で文系の私がそんなものを持っているかというと、学生時代「測定評価」という授業があったのです。この授業は、1000人以上いた愛教大の同学年生のうち

        足助のおばさんと教育 15 高校生1

          足助のおばさんと教育 10

          祝勝会 昨夜、夫の同級生で、なおかつ子どもたちも同じ年の受験生だったという3家族で「受験祝勝会」を持ちました。息子が「受験生は出ないの?」と聞くので、「あんたはたくさんお祝いもらったでしょ」と理屈にならぬ理屈で押し切って出かけました。 場所は「井筒亀」という、足助きっての料理屋さんで旬の味を肴に九時過ぎまで、私はここで帰ったのですが、他のメンバーは12時まで居酒屋でカラオケを楽しんだそうです。 もともとこの3家族に加えて、かなり遅れて子どもができたご夫婦の4家族では、春はイ

          足助のおばさんと教育 10

          足助のおばさんと教育 9

          ダンスの発表会 昨日は娘の通う「ジャズダンスバレエアカデミー」の発表会でした。娘はバレエはやってないのですが、発表会の構成上バレエも観覧することになります。私自身は、バレエはもちろん、クラシックの音楽全てに疎いので、娘がこのダンス教室に通うようになるまでは、舞台のバレエなど一生無縁だと思っていました。 娘がダンスを習うようになったのは、まだ中学生だったとき、私と二人で「キャッツ」を見に行ってからです。私は、バレエには無縁でも、劇団四季は大好きで、それまでも一人で観劇に行った

          足助のおばさんと教育 9

          足助のおばさんと教育 8

          大学まで送迎 春休みが終わって、やっとPCの前にゆっくり座っています。(*´ー`) ですが、とうとう息子が免許をとれないうちに大学が始まってしまいました。こいつは困った。一つだけ幸運だったのは、息子の大学の始業が9時半と、だいぶ遅めだったことです。 息子の大学(愛知学院大学)までは有料道路(猿投グリーンロード)を使って、40分弱です。8時半に家を出れば十分間に合う。私もそのくらいの時間なら何とかやりくりがつくので、「免許が取れるまで」という限定付で朝は私が大学まで送ることに

          足助のおばさんと教育 8

          足助のおばさんと教育 7

          ECCジュニアの頃 今は中国語をやっている私ですが、以前はECCジュニアで英語を教えていました。もう10年前のことです。実は英検2級なんです。(^-^; ホームティーチャーと呼ばれるジュニアの講師は毎年9月ごろから応募が始まって、最初に簡単なテストを受けます。英検3級くらいかな。試験をするのは日本人のスタッフで、リーディングと口答試験とあと性格検査みたいなのがあって、まず間違いなく合格できます。 後日正式に合格通知を受け取って県本部へ契約に赴くのですが、その際3万円の契約料

          足助のおばさんと教育 7

          足助のおばさんと教育 6

          銀行の本人確認 個人情報法が施行されて、銀行の本人確認が厳しくなりましたね。 息子が大学生になるに当たって、銀行に講座を開くことにしました。以前なら私がはんこを持って行けばそれでOKだったのですが、今日は車校が休みなので、起き次第(まだ寝てる)豊田市駅前の名前を三つくっつけた名前の銀行に行く予定です。 おととしまでは(旧)足助町内にも銀行の出張所があって、それくらいの事務は足助でも出来たのですが、豊田市合併に伴い、ATMを残してなくなってしまいました。 以前に、おじいさんの

          足助のおばさんと教育 6

          足助のおばさんと教育 5

          春休み 息子が急に自動車学校へ行くことになって、遠出は無理かなーと思っていたのですが、車校(どうしてもこう言いたい)のスケジュールを見ると、割とゆるいんですよね。それで4月に間に合うのかと問われれば無理かもしれないんですが、とりあえず来月の13日子どもたちと私だけで東京へ行くことにしました。夫は出張で年に何度か出かけますが、私にはシナリオ合宿の頃以来の東京です。 娘と私は、浜松町にある劇団四季の「コンタクト」というミュージカルを見に行きます。息子は別行動で、18切符を使って

          足助のおばさんと教育 5

          足助のおばさんと教育 4

          合格通知 昨日となりでビデオを見ていた息子に合格通知が気ました。すべり止めですが浪人だけは避けられそうなので、大いにほっとしました。本命のA試験は残念ながら不合格でしたので、本当に嬉しかったです。まだ本命Bが残っているので、後一息頑張ってほしいところです。 と、受験生の親なら誰もが思っていると思いますが、昨日息子に「本気で勝負かけないで、浪人になったら一生悔いが残るよ」と説教していたら、いつものことなんですが、ストレス解消にスコップで訳もなく庭をほじくり返し始めました。それ

          足助のおばさんと教育 4

          足助のおばさんと教育 3

          受験生の自宅学習 ついに高3の息子の学校の授業が終了しました。これからは自宅学習ということになります。私も習い事や趣味を控えて、息子のセコンドを勤めなければいけません。な~んて、お仕事をお持ちの同じ立場の方からは「それがなんじゃい」とツッコミが来そうですね。 私が大学を受験したのは、ちょうど共通一次の始まった年でした。過去問なんて全くありませんでした。家が貧しかった(ま、普通に)ので、私立に行くことは許されず、国立オンリーそれも1校のみ受験という厳しいものでしたが、幸い共通

          足助のおばさんと教育 3

          足助のおばさんと教育 2

          受験本番 冬休みが終わってやれやれと思っていたのもつかの間、今日から毎日クルマで30分ほどかかる名鉄線の駅へ息子を迎えに行くことになりました。学校の授業が午前中で終わってしまうので、夜、夫が迎えに行くのを待たせるのはかわいそうだし、自分の部屋で勉強するのがやっぱりいちばん効率が良いだろうと親子で話し合った結果です。 今年は成人式が早くてセンター試験が遅いという、我が家にはとても都合の良いカレンダーになっていますが、それでも受験本番という雰囲気はぬぐえません。テレビ・お笑い大

          足助のおばさんと教育 2

          足助のおばさんと教育 1

          成人した娘に叱られた話 冬休み中は子どもたちに(と言っても20歳と18歳)占領されていたパソコンにようやく触ることができました。 今年、娘は成人式でした。雪の中大変な式になってしまいましたが、久しぶりに幼馴染に会って、二次会もあって楽しそうでした。 そしてそんな娘に叱られた話をひとつ。 私はほぼ毎日「矢崎藍の連句わーるど」というサイトで遊んでいるのですが、そこにとてもパソコン操作が下手な方が一生懸命参加されているのですね。「連句」という言葉さえポピュラーではなく、そのまた中

          足助のおばさんと教育 1

          足助のおばさん in 出雲 2

          ホテルの朝食はビュッフェスタイルでした。使い捨てのビニール手袋をはめて取り分けることになっていました。また、コーヒーは紙コップとふたが用意されていて、部屋へ持ち帰ることができました。各フロアには「毎日新聞」が自由に持って行けるように置かれていました。 ホテルから松江城まではほぼ1時間です。念のためETCカードも持参していましたが、国道がまっすぐ通っていて快適なドライブでした。 「ブラタモリ」の中で松江城の堀川を遊覧船で巡ることができるとありましたので、駐車場に着くとすぐに乗り

          足助のおばさん in 出雲 2

          足助のおばさん in 出雲 1

          フジドリームエアラインで、出雲旅行へ行ってきました。4月の予定が決まった3月末に、月・火に一泊二日で行けることがわかったので速攻予約を取りました。航空券をとってから、宿泊と移動手段を考えて「じゃらん」でホテルとレンタカーを予約しました。全く気ままな一人歩旅です。 レンタカーを自分で運転するのは初めてです。と思ったのですが、これまでも自分の車が車検や修理で乗れない間に手配してもらっていたのはレンタカーでした。いつも乗っている以外の車を運転するのは、実は嫌いではありません。カーナ

          足助のおばさん in 出雲 1