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足助のおばさんと教育 80

筆記体

英語の筆記体は、今はあまり使われないようですね。私が英語を習ったネイティヴの先生たちも板書は全てブロック体でした。中学や高校でも、テストはブロック体が基本のようです。大学生になったらもう、プリントアウトしたものになるのでしょうか。

私は、筆記体は中学1年の時、夏休みの宿題で覚えたように記憶しています。ですので、その気になれば読み書きできるんですが、自分で書くときは筆記体とブロック体をちゃんぽんで使ってます。先月から、私が英語を教えて差し上げている方は、きれいな筆記体でノートをとられます。読めるんですけど、やっぱりブロック体のほうが目に優しいですね。

と言う理由で、日本語のひらがなも活字になるときに基本的に1音1文字に統一されたそうです。詳しくは知りません。「日本人の知らない日本語」からの受け売りです。そして日本人は江戸時代まで使われていた文字を読み書きできなくなったわけです。誰も困ってないどころか、こうしてローマ字から入力できる機械まで登場したのですから、これが文明と言うものでしょう。

しかし、それを嘆く1文を見つけたことを以前、書いたと思います。そして、古書店で江戸文字で書かれた本まで買ってきちゃったことも。一応学生時代に影印本(えいいんぼん)という、近松の作品を読む機会が合ったんで、多少腕に覚えがあったんで。実際読み始めて、ハングルよりは読みやすいな、と思いました。そりゃあ日本人ですので。

今は、もう1歩進めて、テキストとして求めた「くずし字で百人一首を楽しむ」と言う本を、筆ペンで筆写すると言うことを始めました。書き順などは適当ですが、一応書道の授業も大学でありましたので、大筋で違ってはいないと思います。

そう、私はまた、日本語の筆記体にチャレンジを始めたのです。筆ペンで、楷書を書く練習は何年もしましたが一向に上手になりません。あれは、筆で書くための文字ではないんです。筆で書くためには江戸文字のように、あるいは速記のように流れるような文字で書く必要があるんです。

ま、また暇ことを始めたな、とお笑いください。(2011年7月8日 記)

(元ブログ 筆記体: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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