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ぼくはそれらの音楽を、愛を込めて「珍味な音楽」と呼ぶ
珍味とは?と大辞林で引いたことはないけど、珍しいものであること、手間暇がかかっているものであることは間違いないだろう、という思いから、ぼくは「あ、これはメインストリームではないし、主菜になるようなものではないけど、愛すべき音楽だな」と思えるものを、「珍味」と呼んでいる。
最近の最優良珍味は、マハラージャンだね、ダントツ。
https://maharajan.love/
♫蝉ダンスフロア なんて
映画『そして父になる』は、「家族になる」じゃないっていう点を見落としてはいけないんだな
ぼくは、生まれてから三日後くらいまで、取り違えられていたらしいし、4歳の頃に母が再婚したので、こういうテーマの映画はいろんな思いがぐちゃぐちゃしちゃう…のはしかたがない。
家族とは、家族であるものとして存在しているのか、家族になるものなのか。そんなテーマがあるように思えるけど、他の是枝作品と同様に、それについて明確な解は用意されていないようだ。どちらともとれるような気がする。
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映画『三度目の殺人』
ググるとたくさんの感想やネタバレ記事、「真相は?」みたいな記事が出てくるけど、たいてい話題に上がっているのが、「二度の殺人は描かれているけど、もう一つの殺人ってなに?」っていう点のようで。
ぼくも、そこは気になった。ので、二回観た。
そして気づいたんだけど、この映画は、「三度目」の殺人の実況中継に終始している。
登場人物を整理。
重盛:主人公、弁護士。父親は元裁判官で、容疑者三隅を30年前に裁
映画『AIR/エア』 スポーツ界のマスタング
ベン・アフレックとマット・ディモンの共演
『今を生きる』以来、ロビン・ウィリアムスが大好きなので、『グッド・ウィル・ハンティング』を観た。
『グッド・ウィル・ハンティング』で、マット・ディモン演じるウィルに対して「20年経ってお前がここに住んでたら、俺はお前をぶっ殺す。(It ‘d be an insult to us if you’re still here in 20 years. Hang
映画『ムーンライト』 太陽と月と分人
人種の問題、貧困の問題、性的マイノリティの問題、ドラッグの問題など、社会問題を凝縮した映画のように見えるけど、そういう視点で見ていたらどうしてもすとんと落ちなかった。
もう一度視聴して、勝手な解釈をしてみる。
好きなアーティストや作品などを自分勝手に解釈して喜んだり勇気づけられたりする権利をファンは有する、と思うので、映画も勝手に解釈して肥やしにしよう。
太陽
太陽の光はすべての存在に色を与え
映画『華麗なるギャツビー』、揺らげば揺り戻すのが世の常人の常
自由は不自由
君主制の時代、精神疾患を抱える人はほとんどいなかった。みたいな話をどこかで聞いたことがあるようなないような、うろ覚え。
そんな史実についてのエヴィデンスは持っていないけど、でもなんとなく「自由だからこそ精神的に不自由を感じる」という話には、たしかに、と思わさる。
十代の頃、制服のある学校で心底良かったと思う(当時も思っていた)。着る服を選んだり買い揃える必要がないことは、オシャレ