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あしたの小窓から。

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小窓のむこうに、ちいさな「あした」が見える。 ここでは音楽、教育、投資、霊性などについて、考えたり感じたりしたことをつれづれに綴っています。
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2019年6月の記事一覧

魔女とドロシーと初恋と鳥肌。

魔女とドロシーと初恋と鳥肌。

おととい、東浦 澄さんとの間に生まれた『あなたのうた』をお披露目した。

タイトルは「東の魔女はしんでない」。

つよい風が なにもかも吹き飛ばして
その上から だれかが 魔法みたいのをかけるんだ

のっけから 貧血気味のおいらさ
ねぇ君は どうして そんなところで 泣いているの?

ドロシー.....ドロシー......

東の魔女は しんでない いまもどこかで 笑ってる
だれに一体

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ローリング寿司ローリング。

ローリング寿司ローリング。

今日、めい(三女)の誕生日のお祝いに、家族で回転寿司に行った。

天気はどしゃ降りだったが、めいっ子たちはノリノリ。
ぼくもなんだかワクワクしながら付いていくと、受付にはソフトバンクのロボット、ペッパーくんがいた。

発表された当時は「いよいよロボット時代、到来か」と話題になっていたが、いつの間にか表舞台から消えていたペッパーくん。

初対面だったので「どんなことができるのだろう」とワクワクしなが

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Like a rolling stone.

Like a rolling stone.

昨日、未二観(みにかん)とその催しについて書いた。

で、7月2日の会のために奥さんと未二観をしたり、『あなたのうた』で未二観をしたりしている(『あなたのうた』で曲を作るベースとなる15分間のお話は、未二観のかたちで収録しているのだ)。

普通の会話やインタビューにはない聞き方なので、はじめての人には説明を入れているのだけれど、最近「自重(じじゅう)」ということを言い出した。「自重(じちょう)する

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強く推す理由。

強く推す理由。

いま、個人的に強く推している催しがある。

来週、7月2日(火曜日)に開催されるこれだ。

「くにちゃん」は、大阪に住む橋本久仁彦さんのこと。
長年、人の話をきくことを探求されていて、僕は師匠だと勝手に思っている。

「ミニカン(未二観)」というのは、橋本さんの仕事の一つで「辿る」というやり方で人の話をきき、録音した15分間の語りを文字起こしして、それを時間をかけて丁寧に読み解いていく、というもの

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いいなあ英語いいなあ。

いいなあ英語いいなあ。

生き急ぐ searching for the lights, tonight
on the day 見つからないはずがない

羅針盤 talking in your sleep, tonight
なにかを 語りたくて......

我が身可愛や 溺れる海の底まで届かない
光と影が織り成す 夢のような景色
it it a wonderful, the lights

いともたやすく 
壊れてしまうも

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その人を「足手まとい」にして、社会は進んでいけるのか。

その人を「足手まとい」にして、社会は進んでいけるのか。

うちの近くの横断歩道に「交通弱者専用ボタン」というものがある。
それを押すと、通常よりも早く信号が変わる、らしい。

僕はいつも「弱者」という言葉にすこしドキッとしながら、赤信号が青信号に変わるのを待っている。

社会福祉士の勉強をしているときにも「社会的弱者」という言葉が出てきた。差別用語かと思ったが、普通に使われていた。医療、介護、福祉のサービスを利用する人たちを指す言葉だ。

今日、昼寝から

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王者の風格。

王者の風格。

映画『スター・ウォーズ』の最新作、完結編となるエピソード9の邦題が、昨日決まったとタイムラインに流れてきた。

" スカイウォーカーの夜明け "

超大作をつくる人たちに敬意を払いたいと思いつつ、この名前には相当ガッカリした。

あのオープニングの「ジャジャーン!」があって、その後に出てくるサブタイトル。

そして、公開の12月までワクワクしながら待つための名前。

それがこれでいいとは、どうして

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シグナルとノイズ。

シグナルとノイズ。

博多への五日間の旅行から帰ってきたら、溢れるほどあった書くことがなくなってしまった。モーターボートでぐんぐん進んでいた道を、急に手漕ぎボートで進まなければならなくなったような感じがする。

「ハレ」の非日常から「ケ」の日常に戻ったということかもしれない。
今日はあんまりダレていたので、枕だけ敷いて、床にじかに寝ころんで思いっきりゴロゴロしてしまった。

そんな中、旅行前に続けていた歌日記のための曲

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いつもと違う道。

いつもと違う道。

旅から帰ってくると、それまでのルーティンが崩れるせいか、いろんなことが変わってしまうことがある。

今日のぼくは、そのまっただ中にいる。
自宅で寝起きしていることにも違和感があるし、九州に行く前に続けていた歌日記は、曲が日記にならなかった。

そして、この note もはじめてスマホで書いている。

お昼から、主催するワークショップがあった。
不発弾の処理(!)があるらしく、いつも使ってる地下鉄が

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「こっち」と「そっち」。

「こっち」と「そっち」。

九州滞在、最終日。
次の予定までの時間を持て余して、福岡天神のパルコで文章を書いている。
(パルコはすごい。全館 Wi-Fi が飛んでいる!)

長崎、福岡、門司とめぐった今回の旅。本当に充実していた。

出会った人、起きた出来事、聞かせてもらった話、そのときの空気。
全部忘れがたいものとなった。
死生観が変わるほどの話も聞かせてもらった。

「こっち」でいきたいんだよなぁ。

という思いを再確認

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ぼくの行方を知りませんか。

ぼくの行方を知りませんか。

僕の右手を知りませんか?
行方不明になりました
指名手配のモンタージュ
街中にくばるよ
(THE BLUE HEARTS『僕の右手』より)

昨日、長崎の友人とこんな話をしていた。

「どこで、誰と、なにをしているか」

ということについて、僕らは時々、わからなくなることがある。

そういうときには、いまのこの場所に「自分」はいなくて、『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンド(幽波紋)のように、身体を抜

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水の割りがね。

水の割りがね。

昨日、ぼくは「かもめ」という名の特急に乗って長崎に来た。
そして、この記事を長崎駅前のスタバで書いている。

昨夜は、友達になったばかりの友達のご両親が経営しているバーで「ママ」をやらせてもらった。

この日は通りに猫しかおらず(長崎は猫が多い)、二時間ほどお客さんは来なかった。その間、マスターと友達といろんな話をして「今日はスタッフミーティングに出勤だったな」と帰りかけた頃に、どどっと団体のお客

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ユーモアは残るんだ。

ユーモアは残るんだ。

昨日の昼、名古屋から飛行機に乗って、博多にやって来た。

あっという間の空の旅。
窓から見える景色を楽しんで、読書をして、ちょっと寝て、キャビンアテンダントさんに起こされたら、もう着陸していた。

その後は、同じく名古屋から来ていた母と合流し、寿司をご馳走になり、宿泊先である母の実家に向かう。

母の実家には、祖父と祖母と伯母が住んでいる。
いつもにぎやかな三人が、この日もにぎやかに迎えてくれた。

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フライトナンバー585。

フライトナンバー585。

まもなく家を出て、福岡に行く。
飛行機での移動は、ちょっと胸が高鳴る。

毎度のことだけれど、荷づくりもドキドキする。
入れ忘れはないかな、ってなるのだ。
(そして、出かけた後になにか忘れたような気分に必ずなる。)

それでも歌日記を、と曲をつくってみた。
なんかへんな歌ができた。

昨日までの人生が まるで遠くに見えて
ぼくらの行く先を 明るく照らしてくれるみたいだ

止まらないままずっと 雲の

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