澤 祐典
2023年9月にわが家に赤ちゃんがやって来ました。 なにもかもがはじめての経験。バタバタしているうちに忘れてしまいそうなので、その日からの出来事や感じたことを、できるだけ毎日書き留めています。
小窓のむこうに、ちいさな「あした」が見える。 ここでは音楽、教育、投資、霊性などについて、考えたり感じたりしたことをつれづれに綴っています。
これまでにつくった歌を入れています。聴いてもらえたらうれしいです。
起きたことを文章で書くのが、おっくうになって、詩を書きはじめました。
読んで「これはいい!」と感じた本の感想文を集めています。
最近、ブランドのお店に入ることが多い。ただでさえ初対面でぎこちないのに値段が高いこともあって、以前は気後れしていたのだけれど、赤ちゃんがいると入りやすいことに気づいた。 今日も店員さんと赤ちゃんの話題で盛り上がってなごんだ。 「何か月ですか」「7か月です」「うちはもう3歳なんですよー」 こうなると、そこはもはやきらびやかなブランドショップではなく、近所の公民館のようなノリになる。ハイハイの話をしたり離乳食の話をしたり、すっかり緊張感がほどけて、いい時間になることが多いし、以
・赤ちゃんは朝からとっても元気。いつもより早く起きて、たくさん動いている。そのせいで睡眠時間の足りない奥さんを寝かせるために、僕が赤ちゃんを抱っこしてあやす。フリースの袖をおかずにチャックを食べている様子に「三角食べができるようになったね」と思う。 ・その後、抱っこひもに入れてコインランドリーに連れていくとすうすう寝てしまった。ぜんぜん起きないので、帰ってからはじめて抱っこひものまま食事に挑戦。おかゆは両手じゃないと食べられないので、赤ちゃんの顔を避けてひじが奇妙なお祈りポ
・赤ちゃんが「ばぶばぶ」と言うようになった。赤ちゃん=「ばぶばぶ」だと思っていたけれど「うー」とか「あんまんま」からここまで来るのに7か月かかった。そういや、サザエさんのイクラちゃんは「ばぶー」「はーい」っていうけど、タラちゃんといっしょにてくてく歩いてるもんな。いま調べたら、イクラちゃんは「一歳半くらい」らしい。だいぶおにいさんなんだな。 ・その7か月で、おもちゃで遊ぶようにもなったのだけれど、最近はそれよりも「ベビーワセリンの容器」や「おしりふきの容器」(カバー写真参照
・マイブームは続いているようで、気づくと赤ちゃんは舌をだしている。今日は「舌をもどす」ことにも気づいてもらおうと、目の前で舌をだしたりしまったりしてみた。赤ちゃんはその動きに大変興味をもち、最後に「にんまり」と笑った。「うむ満足じゃ」というような笑みだった。なにに満足したのかはしらないが。 ・赤ちゃんを見ていると「自然体」ということを考えさせられる。よく泣き、笑い、怒る。そのどれもがストレートで嫌味がなく、エネルギーに満ちている。だから泣いたり怒ったりしていれば自然になだめ
・最近、赤ちゃんは僕のパーカーのひもがお気に入りである。あんまり食べないようにチャックの内側に入れていても、いつのまにか、ぴーっと引っぱってきて口にくわえている。今日は逆にぐずったときに「なにが釣れるかな」とひもを垂らしてみたところ、ぱくっ、と食べてくれた。かわいかった。 ・それから、今日の赤ちゃんは、時々なぜか舌を出している。気づくと、唇で舌をはさんでいたり、舌を出したまんまにしていたりするのだ。なにがきっかけでそうなったのだろう。昨日まではしていなかったはず。赤ちゃんの
「ネムリラ」という商品がある。 ベッドが電動で勝手に動いてくれて、赤ちゃんの寝かしつけをするという。サイトには「眠りに誘う、極上スウィング!」とあり、平均の入眠時間は、5分42秒なのだそうだ。 わが家では、この役割を僕と奥さんが(もちろん)人力で行っている。 奥さんは授乳で眠りに誘うことが多いので「極上スウィング!」に対抗する ”揺らし系寝かしつけ師(ユスリラ)” は僕ということになる。 そんなユスリラの僕からすると、平均5分42秒というのはとてつもない数字だ。眠そうな
読んでみたい絵本を図書館で予約して借りることにハマり、わが家の絵本の回転がとても速くなっている。 そんななか、つい先日発表した「わが家の絵本ランキング」 の顔ぶれもずいぶん変わってきたので、ご紹介したい。 5位 もうねんね (文:松谷みよ子/絵:瀬川康男) 先月3位の『もうねんね』は相変わらず人気。「ひとりでねんね」するようにはちっともならないが、読み聞かせるとじーっと絵を見つめている。赤ちゃんを落ち着かせるなにかがあるのだろう。さすが大ベストセラー。 4位 じゃあ
毎朝、離乳食の時間は「こまつな王」への謁見の時間だ。 毎日、僕が王を抱っこしてひざに乗せ、奥さんが食べものをスプーンで口に入れる。僕が王のからだを両腕で支えているとき、このところ、王は僕の右手をひじかけのように自分の手の置き場として使う。 食べもの、特に小松菜と豆腐を食べるとき、王は口に手を持っていき、それらの感触をたしかめる。それから、そのまま僕の右手に自分の手をそっと置く。 「うひぃ〜」となるのはこの瞬間だ。 王のちいさな手はこまつなと豆腐にまみれて、緑と白の混じっ
お昼に赤ちゃんとふたりで散歩に出かけ、休憩のために近所のマンションのベンチに座った。 目の前にはちょっとした広場があって、そこにおかあさんと娘さん二人がやってくる。なにやら口げんかをしながら、一人は自転車に、一人は少し前から子供たちの間で流行っている、こういう形の↓スケートボードに乗っていた。 からだを上手にくねらせながら、女の子は見事にスケートボードを乗りこなしていた。そういえば、僕の姪っ子もこのスケートボードを買って、最初は乗れずに泣いていたけれど、しばらくすると乗れ
現在の赤ちゃんの離乳食は「十倍がゆ」「小松菜」「豆腐」の三種類。このうち、おかゆはすんなり食べるのだけれど、小松菜と豆腐は指で触りたがったりするので食べさせるのにかなり苦労する。 カバー写真は今朝の離乳食での一コマ。小松菜が口いっぱいどころか、スタイにまで広がって「こまつな王」状態になってしまった。最後に拭き取るときには首の後ろから小松菜が現れた。なにがどうなってそうなったのやら。 僕と奥さんは、そんな「こまつな王」のご機嫌を伺いながら暮らしている。 一日の行動予定を決め
「図書館では、普通の本だけでなく絵本も予約して借りられる」ということに気づき、奥さんが何冊か絵本を借りてきた。 その中の一冊が、でかい。 一見、ふつうに読み聞かせているように見えるけれど、遠近法のせいじゃない。実際に本がでかいので、赤ちゃんの姿がすっぽりと隠れてしまっているのだ。 これは「大型絵本」といって、大勢の前で読み聞かせをするときなどに使うものらしい。予約をする時に奥さんが版が新しいものを選んだらこれになったそうだ。値段はなんと一万円近くもする。 赤ちゃんはと
・最近の赤ちゃんは「ぶー」と唇を鳴らすのがブーム。同時によだれも飛んでいるので、顔の近くではじまると、プロレスラーの毒霧攻撃のように「ぶー」としぶきの洗礼を受けることになる。おかげでメガネが水滴だらけ。リングネームをつけるなら「魔人ぶー」といったところか。あるいは、オムツ替えのときに高速で寝返りしてしまうから「Mr.ローリングサンダー」というのもいいか。 ・そして、あいかわらず「あばれんぼう」モードで動いているのだけれど、今日になって急に四つんばいからの「後退」と「旋回」が
今日の福岡は曇りだったけれど、気温が23℃まであがった。ついこないだまで外出時の寒さを気にしていたのに、いまは日焼けや熱中症を気にしている。近所の桜はピンクと緑のまだらになり、初夏をすっ飛ばして夏になりそうなお天気だ。 ・赤ちゃんはこのところ、オムツ交換のときに高速で寝返りをする。先日、天神・岩田屋のオムツ交換所で抱っこひもに赤ちゃんを入れていたとき、隣におしりまるだしでうつぶせになり、オムツ交換を拒否しておとうさんを困らせている赤ちゃんがいた。その時には「大変そうだな」と
今日はいつもとスタイルを変えて、あった出来事を箇条書きにしてお届け。 ・今日は小学校の入学式の日。正装した家族連れとすれ違うことが多く、そのたび「あと6年後にはうちの赤ちゃんもこうなるのかあ」と想像する。さすがにまだ実感わかないな。びしっと決まった格好をしていても、動きは園児の新一年生は実にかわいらしい。 ・朝マックが食べたくなって、奥さんを誘って行く。後ろの席にはママ友三人が座って子どもの話をしている。聞こえてきた「あっという間に時間が経っちゃいますね。もう二時間……」
昼すぎ、昨日の寝かしつけで疲れた奥さんを休ませようと「寝乳」に入ってもらった矢先に、 「赤ちゃんの顔が真っ赤!」 と声がした。 見ると、顔のあちこちが赤く腫れたり、ブツブツができたりしている。 こんなのは初めてみるので、あわてて、近所の小児科へ駆け込み受診。 いったいなにが原因だろう? 離乳食だろうか、最近気に入っているおもちゃでかぶれたのか、それともスタイを漂白しているからだろうか、病院までの道をいろんな原因で頭がいっぱいになりながら歩いた。 小児科の先生は赤ち
今日も赤ちゃんは(ついさっきまで)上機嫌。 しばらく言っていなかった「あんまんま」も、昨日ぐらいからまた言いはじめていてうれしい。 あんまんま あんまんま まんまんま まんま まんま ころころとしたかわいらしい声で、口をいっぱいに開けて発音しているのを聞いているとしあわせな気持ちでいっぱいになる。 が、よくよく聞いていると「あんまんま」は「まま」に限りなく近い。実際、ちょいちょい「まま」が混ざっているようにも、聞こえる。 「赤ちゃんがはじめて言った言葉は〇〇でした。