マガジンのカバー画像

保存記事

82
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

どっちでもいい、という感覚。アドリブとピントの話

どっちでもいい、という感覚。アドリブとピントの話

ジャズってアドリブですよね。即興なんですよね。というお話。
これに関しては確かに即興音楽ですし、皆さんアドリブでソロをとります。

が、はっきりいってしまうと、それを意識したり論じたりするのは半端なリスナーや、ダサい評論家や、理解度の低いプレイヤーのみです。

個人的に色々な人と話したり教わったり自分でも感じますが、アドリブかアドリブじゃないかは、どっちでもいい、もっというとどうでもいい、です。

もっとみる
アートの価値について、ぐるぐる考える

アートの価値について、ぐるぐる考える

アート作品についた値段を見ると、お金に対する価値観がぐらぐら揺らいで混乱する。1億とか、数百万とか、そういうレベルなら自分には全く別世界の話で済ませることができるのだけど、小さな絵が、たとえば10万円だったとき、10万円というのは一体何だろう…とわからなくなる。

何か月もかけてできあがったものもあるし、ほぼ一瞬で(素人目には)ささっと描き上げたようなものもある。だとしても、その能力は長年の鍛錬の

もっとみる
ソーセージが好きすぎるのでドイツに行って20種類食べてきた話

ソーセージが好きすぎるのでドイツに行って20種類食べてきた話

子供のころに好きだったものが、大人になってもそのまま変わらず好きでいる事がある
私にとってそれはソーセージだ

三年前私はたまたまソーセージが自宅で作れるということを知った
当時父にこの話をしたら「やめとけ100%失敗する」と言われたことがきっかけで反抗心に火が付き、ヤケクソのように始めた趣味が三年たった今も続いている

この趣味を始め半年が経った頃、ソーセージが有名な国はドイツであるという事を知

もっとみる
図太く生きる

図太く生きる

2023年8月28日(月)朝の6:00になりました。

世の中に、無神経ほど強いものはない。

どうも、高倉大希です。

授業をするときはいつも、生徒の脳内と対話をします。

こんなことを疑問に思うだろう、こんなところに違和感を抱くだろう。

脳内で起こることに先まわりしながら、場をつくっていくわけです。

だから、素直な質問をしてくれる人はとてもありがたいものです。

こちらの想定の答え合わせを

もっとみる
note記事を見ていて、この人は「二枚舌」だと思う瞬間

note記事を見ていて、この人は「二枚舌」だと思う瞬間


はじめに いわゆる大人と呼ばれる人は、どんなに嫌なことがあっても、あからさまに「嫌だ!」とは言わないものである。

 しかし、言葉で「嫌だ!」と叫ぶ人は「幼稚」だの「子ども」だの言われることもあるが、私はそういう人こそ「誠実な人」だと思う。不誠実な大人であるよりはむしろ、誠実な子どもでいたいとすら願う。

 なにか自分に都合の悪いことを言われると、それが真実であればあるほど、誰しもへこむものであ

もっとみる
時間があっても延びるだけ

時間があっても延びるだけ

2023年8月19日(土)朝の6:00になりました。

30年後に、きみと再会するのが待ち遠しいよ。

どうも、高倉大希です。

趣味はマラソンです。

本当はこう言いたいのですが、実際はそれほど走っているわけでもありません。

マラソン自体は好きなので、大会があればエントリーします。

大会にエントリーしさえすれば、当日に向けて走ります。

大会が終わってしまえば、走りません。

目的を失うから

もっとみる

SNS時代にもっとも重要な文章術は「誤読されないこと」である 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.768

特集 SNS時代にもっとも重要な文章術は「誤読されないこと」である〜〜〜SNS時代の「日本語の作文技術」について考える(第2回)

著名な朝日新聞記者だった本多勝一氏の1976年の著書「日本語の作文技術」。これは文章の書き方を教える本としては、名著中の名著といえるでしょう。この本の素晴らしいのは、詩情あふれる文学表現ではなく、客観的でわかりやすい論理的な文章をどう書けばいいのかということに徹して解

もっとみる
詩 | 人生はタクシーの如く

詩 | 人生はタクシーの如く

一車線の人生を望んでいたが
眼前は立ち込める霧で覆われていた

前に進むこと叶わず
かろうじて見える複数の道を
あてもなく行ったり来たりしていた

行きたい場所なんてないのに
その場に立ち止まることが
潔しとは思えなかったのだ

歩くほどに酔いがまわり
これ以上動いていては
意識を喪失してしまう

夜が更けていく
藁をも掴みたくなって
通りがかりのタクシーを拾った

「行き先はどこですか?」
運転

もっとみる