#生きづらさ
日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう
小さな幸せに気づけない。
誰とも約束が出来ないというのは人生を放棄しているようだ。
わたしは刺し殺したいほど好きな相手もいないし、刺し殺されるほど人と関わりを持っていない。電話をするほどの相手もいないし、煙草を一緒に吸ってくれる相手もいない。ほとんどの時間わたしはひとりで過ごしている。仕事をしている時は引っ切り無しに人と会話をしているが、どこか壁に向かって話をしているみたいだ。別になんの感情の跳
太宰治の「人間失格」で笑えなくなった人は、いったん寝るべきだ
太宰治といえば、非常にネガティヴかつ陰鬱な作品ばっかりで、読んでいて暗くなると思われがちだろう。はい。その通りです。一見、死ぬほど暗い。ずーっと、うじうじしている。
しかし人によっては、笑いながら読める人も多い。渋谷のクラブでコロナビールの瓶にレモン沈めてる兄ちゃんが読んだら「いや、こいつ自分好きすぎるっしょ。ウケんだけどやばくね」と笑いながら読むに決まっている。
なかでも「人間失格」という名
それは言わないものなのか、言えないものなのか。誰しもが秘密を抱えて生きているとしたら。
自分自身のことがわからないという、なんとも贅沢な悩みを抱えている。
「真面目な人」になるのが格好悪いと思っていた当時。ひたむきに頑張ることはせずに、どこか破天荒な自分を演じていた。
頭のおかしい人間だと思われたかった。
話が通じない、面白い人間だと思われたかった。簡単に無茶をして、他人の人生を生きているかのような人が羨ましかった。わたしが今も夜に街へひとりで出かけるのも、そういう自分を心のどこ
"わたしたち"は時々、鬱だった過去の自分を忘れてしまうのです
落ちていくみたい。
朝、なんとなく自分だけひとり。
疲れが溜まっているわけでもないのに、道路に突然寝っ転がりたくなってしまう。アスファルトが羽毛布団に見えて、そのまま身体を預けそうになった。
小鳥が肩に止まったと錯覚する。
耳につけているイヤホンを外すと、そこは煩い世の中だった。
風化することのない。
ざらざらした手に触られる。
臓器に生えた、処理しきれない毛が邪魔をする。
「綺麗で強い心