解脱者 武庫川散歩

悟りをパックリ開いた解脱者です。 まずはパンツから解脱しています。 すべては個人の…

解脱者 武庫川散歩

悟りをパックリ開いた解脱者です。 まずはパンツから解脱しています。 すべては個人の感想です。

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    宗教2世の支援のために、何ができるのか。支援者はどんなことを意識すればよいのか、という実践的連載です。

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    弱者とは何か。誰もが納得のゆくような、新しい「弱者」の視点を考察。

記事一覧

強者を超えられない日本人の精神構造 〜下剋上とメサイアコンプレックス〜

 日本社会における「ジャッジメントを極端に嫌う」という精神構造の根源はどこにあるのか、ということを考えてゆくと、これは非常に根深い話なのではないか、ということが…

日本には「人権」がなく、弱肉強食のままである。

 前回の記事、「カウンセリングとは貧困ビジネスではないのか?」は、刺さる人には刺さる内容だが、おそらく心理界隈で食っている人にとっては、耳の痛いと言うか「そんな…

【オピニオン】 カウンセリングとは貧困ビジネスではないのか?

 社会学的な発想として「問題の発見」という考え方がある。  簡単に言えば「問題というのはそれが問題だと発見されてのち、問題として認知される」という考え方で、たと…

民主主義は、確実に終焉を迎える

 資本主義にはかならず終わりが来る、と言ったのはかの有名なマルクスだが、そんなことをうそぶいてしまったせいで世界に共産主義というさらにめんどくさい思想が広まって…

キリスト教を辞めた後に、どう生きるか

 ユダヤ教・イスラム教・キリスト教は、源流をおなじくする宗教ですが、その宗教を 「辞める」 という選択肢があるのは、もしかすると「キリスト教」だけかもしれません…

世界はいかにして創造されたのか

 当noteや武庫川さんのブログの愛読者であれば、もう「聖書」に書かれていることが中東の単なる神話群に過ぎず、いわゆるヤハウェ(エホバ)という神がかなり遅めに登場し…

人は「自分だけは特別扱いしてほしい」生き物である。

”誰かを特別扱いできる者は「強者」であり、  特別扱いしているように見せかけられる者は「詐欺師」であり、   特別扱いしてほしいと思っている者は「弱者」である。 …

なぜモラハラは結婚前に見抜けないのか?

 「結婚前はとても優しい人だったのに、結婚してからモラハラ人間に化けるのを見抜くことができなかった」 といった話はよく聞きます。実際にSNSなどでそうしたモラ被害…

プラシーボ・セックス

 ちょっと出典を失念してしまい、詳細を探そうとしても見つからないのでアバウトな話で申し訳ないのだが、 「昔の映画とかで、主人公やらヒロインやらが途中で裸になって…

エヴァ的「セカイ系」としての”光る君へ”

 いやあ!面白い。  今年、2024年の大河ドラマ、「光る君へ」がめちゃくちゃ面白いのである。  もともと、ここ何年かは欠かさず大河ドラマを見ていて、歴史好きな…

「エホバ 本当は牛ですか?」チラシできました。

 真の「よいたより」を誰かさんたちに伝えるためのステキなパンフレットができました(^^  PDFファイルを印刷すれば、今日からでも奉仕活動や証言に使えます。  ぜひ、…

神様のつくりかた

 これまで、ワタクシこと武庫川散歩の駄文に長らくお付き合い頂いている方には、ムコガワが基本的にどのような考え方でこのセカイを生きているかは、すでにおなじみのこと…

池袋暴走事故が暴き出した恐ろしい社会の「しくみ」

たいへん痛ましい出来事だが、社会の注目を集めた「池袋暴走事故」というものがある。  事件そのものは、何度もニュースで取り上げられているので、知っている方が大半だ…

【終】・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 この世界全体がひっくり返るような、世界最大の陰謀論を解き明かしているこの連載だが、いよいよ今回が最終回である。  西洋史、中東史は、ほとんど「聖書の神」とそれ…

続・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 前回は、イスラエルの歴史を中心にしながら、「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」の成り立ちなども交えて、主に西洋史について超駆け足で説明した。  そして、現在た…

偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 私、武庫川散歩は、解脱者でこそあれ、けして「陰謀論者」などではないのだが、これから書こうとしている内容は、いわゆる普通の生活をしている現代人にとっては、「あま…

強者を超えられない日本人の精神構造 〜下剋上とメサイアコンプレックス〜

強者を超えられない日本人の精神構造 〜下剋上とメサイアコンプレックス〜

 日本社会における「ジャッジメントを極端に嫌う」という精神構造の根源はどこにあるのか、ということを考えてゆくと、これは非常に根深い話なのではないか、ということがわかってきた。

 しかし、その本質的な「根っこ」の部分にゆくには、まず「表層的」なことをいくつか積み重ねながら発見する必要がある。

 そこで、前回、前々回の話と繋げながら、「ジャッジをせずに弱者のケアをしがち」というあたりをもう少し読み

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日本には「人権」がなく、弱肉強食のままである。

日本には「人権」がなく、弱肉強食のままである。

 前回の記事、「カウンセリングとは貧困ビジネスではないのか?」は、刺さる人には刺さる内容だが、おそらく心理界隈で食っている人にとっては、耳の痛いと言うか「そんなことないわ!」と反論したい内容かもしれない。

 ところが、事態を冷静に整理してゆくと、これが実は日本における「人権」の大問題なのだと気づく。端的に言って、日本には「人権」という意識がないのだ。

 その話を別角度から説明している良い記事が

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【オピニオン】 カウンセリングとは貧困ビジネスではないのか?

【オピニオン】 カウンセリングとは貧困ビジネスではないのか?

 社会学的な発想として「問題の発見」という考え方がある。

 簡単に言えば「問題というのはそれが問題だと発見されてのち、問題として認知される」という考え方で、たとえば

『学校でいじめの事例アンケートを取り始めると、翌年からいじめの件数がめっちゃ増える』

といった事例がそれに当たる。現実に起きているいじめ件数はかりに毎年同じだったとしても「それは問題だ!」と認識されるようになったから、件数として

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民主主義は、確実に終焉を迎える

民主主義は、確実に終焉を迎える

 資本主義にはかならず終わりが来る、と言ったのはかの有名なマルクスだが、そんなことをうそぶいてしまったせいで世界に共産主義というさらにめんどくさい思想が広まってしまったのは、笑えないオチであった。

 まあ、マルクスの資本主義批判というのは、当たっている部分や外れている部分の振れ幅が大きく、そのままでは理論をうまく当てはめられないことが多いのだが、今日お話するのはマルクスとはまーったく無関係の、リ

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キリスト教を辞めた後に、どう生きるか

キリスト教を辞めた後に、どう生きるか

 ユダヤ教・イスラム教・キリスト教は、源流をおなじくする宗教ですが、その宗教を

「辞める」

という選択肢があるのは、もしかすると「キリスト教」だけかもしれません。

 もちろん、ユダヤ教の人が改宗したり、イスラム教の人が棄教したりすることは、世界においては「無いわけではない」とは思いますが、キリスト教を辞めることとは、すこし意味合いが違ったりします。

 それは一体どういうことか?と言うと、シ

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世界はいかにして創造されたのか

世界はいかにして創造されたのか

 当noteや武庫川さんのブログの愛読者であれば、もう「聖書」に書かれていることが中東の単なる神話群に過ぎず、いわゆるヤハウェ(エホバ)という神がかなり遅めに登場した「比較的新しい神」であったり、その姿が牛さんだったりすることもすでにご存知と思うが、実は最後に残された謎があったので、今回はそのあたりにメスを入れてみたい。

 聖書が「エルまたはエロヒム」という神と「ヤハウェまたはエホバ」という神の

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人は「自分だけは特別扱いしてほしい」生き物である。

人は「自分だけは特別扱いしてほしい」生き物である。

”誰かを特別扱いできる者は「強者」であり、
 特別扱いしているように見せかけられる者は「詐欺師」であり、
  特別扱いしてほしいと思っている者は「弱者」である。
    ー21世紀の解脱者 武庫川散歩ー

 この世界で世渡りをしてゆく上で、たったひとつだけ覚えておけばよいのは

「人は、自分だけは特別扱いしてほしい生き物である」

ということだけである。実にシンプルだが、奥深い。

 このことは「

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なぜモラハラは結婚前に見抜けないのか?

なぜモラハラは結婚前に見抜けないのか?

 「結婚前はとても優しい人だったのに、結婚してからモラハラ人間に化けるのを見抜くことができなかった」

といった話はよく聞きます。実際にSNSなどでそうしたモラ被害にあった方に話を伺っても、「モラを見抜く特徴」といったものは、「見当たらないことが多い」のだそうです。

 これは大変不思議なことで、一般的な感覚だと「なにか、結婚前や付き合う前でも、モラハラになりそうな予兆や予感、前触れのようなものが

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プラシーボ・セックス

プラシーボ・セックス

 ちょっと出典を失念してしまい、詳細を探そうとしても見つからないのでアバウトな話で申し訳ないのだが、

「昔の映画とかで、主人公やらヒロインやらが途中で裸になって、セックスするシーンが描かれる理由」

みたいな説明があって、それは

「身体的接触は、内面的理解に直結する」

みたいな理念というか、考え方があったからだ、という話を何かで読んだのである。

 ちょっと何を言っているかわかりにくいかもし

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エヴァ的「セカイ系」としての”光る君へ”

エヴァ的「セカイ系」としての”光る君へ”

 いやあ!面白い。

 今年、2024年の大河ドラマ、「光る君へ」がめちゃくちゃ面白いのである。

 もともと、ここ何年かは欠かさず大河ドラマを見ていて、歴史好きな家族とともに、ヤンヤヤンヤ!言いながら楽しんでいるのだが、今年は前評判的には

「平安時代〜、地味やなあ」

という先入観を拭えなかったものの、いざ始まったら

「ん?これはちょっと面白いぞ!」

と絶賛引き込まれ中である。

 いちお

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「エホバ 本当は牛ですか?」チラシできました。

「エホバ 本当は牛ですか?」チラシできました。

 真の「よいたより」を誰かさんたちに伝えるためのステキなパンフレットができました(^^

 PDFファイルを印刷すれば、今日からでも奉仕活動や証言に使えます。

 ぜひ、ご活用くださいね。

 A4半分折になっていて、ふたつの表紙を持っています。

 

 より詳しいことを知りたい場合は、「あなたの聖書物語の本」を読むことができるようになっています。

 また、「あなたの聖書物語の本」を未読の方は

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神様のつくりかた

神様のつくりかた

 これまで、ワタクシこと武庫川散歩の駄文に長らくお付き合い頂いている方には、ムコガワが基本的にどのような考え方でこのセカイを生きているかは、すでにおなじみのことと思います。

 このムコガワさん、自称他称を問わない「解脱者」ですから、このセカイというのは、一種の「システム」でできていて、それ以上でもそれ以下でもないことを知っております。

 まあ、ニュートリノとかヒモ理論かは知りませんが、原子や電

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池袋暴走事故が暴き出した恐ろしい社会の「しくみ」

池袋暴走事故が暴き出した恐ろしい社会の「しくみ」

たいへん痛ましい出来事だが、社会の注目を集めた「池袋暴走事故」というものがある。
 事件そのものは、何度もニュースで取り上げられているので、知っている方が大半だと思うが、その事故に対しての民事裁判が行われて被害者9名に対して「1億4千万円」を支払うように、という判決が出た。

 これは、被害者遺族ら9名に対しての「合計の被害弁済額」であり、なおかつその金額を支払うのは「加害者」ではなく、加害者が加

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【終】・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

【終】・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 この世界全体がひっくり返るような、世界最大の陰謀論を解き明かしているこの連載だが、いよいよ今回が最終回である。

 西洋史、中東史は、ほとんど「聖書の神」とそれを信じる人達によって突き動かされてきたが、その「神」がニセモノであった、というのが本論の骨子であった。

 厳密に言えば、天地創造を行った創造主の神から、ニセの悪神にすり替わっているのがこの世界で、それはもとの「正義の姿」に戻されるべきも

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続・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

続・偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 前回は、イスラエルの歴史を中心にしながら、「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」の成り立ちなども交えて、主に西洋史について超駆け足で説明した。

 そして、現在たった今、イスラエルとパレスチナの間で起きている事態は、現代史における利権の問題であると同時に、縄文土器、弥生土器、どっちが好き?の時代から続く、「宗教史」の問題でもある。

 あるいは、ニーチェが「神は死んだ」と言ってのけた西洋史において

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偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

偽神礼賛 〜2000年の時空を超えた、超陰謀論〜

 私、武庫川散歩は、解脱者でこそあれ、けして「陰謀論者」などではないのだが、これから書こうとしている内容は、いわゆる普通の生活をしている現代人にとっては、「あまりにも突拍子もないことのように見える」ぶっ飛んだ内容を含んでいる。

 なので、ざっくりこれからの文章を読むと、「おお!新しい陰謀論か?」とか「こいつは頭がおかしいのではないか?」といったトンデモな感想を抱かせてしまうかもしれない。

 し

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