もりさき あさお

東京生まれ東京育ち。団塊ジュニア世代です。福祉やジェンダー問題に深く関心があります。自…

もりさき あさお

東京生まれ東京育ち。団塊ジュニア世代です。福祉やジェンダー問題に深く関心があります。自分の過去を振り返りながら、次の世代の人たちが生きやすい社会にするのはどうしたらいいのか考えたいです。

記事一覧

2024年夏、母の故郷に行ってきました。

10年ぶりだろうか、母の実家に行ってきました。 東京のお盆は7月なので、すでに両親の新盆の供養は終えていたのですが、叔母たちに強い希望もあり、夏季休暇をとり単独で行…

母が父のところに逝きました

6月の後半から母の危篤度のレベルが上り、精神的にも落ち着かない日々が続いていましたが、7月8日に母は父のところへ逝ってしまいました。 その日病院から少し危ないかも…

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最後の時間を穏やかに

昨日は母の病院に面会に行った。 その5日くらい前に担当医から緊急呼び出しがあって、食事量と点滴等体力的な限界について話があり、これからどう治療していくか判断をして…

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母の着物を受け継ぐ

2月に頼んでいた母の着物の仕立て直しがやっとできてきて、馴染みの写真館で、急遽写真を撮ってもらった。 振袖写真も婚礼写真も撮ってもらった写真館。着付けの人も以前お…

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「看取り」の答えが見い出せない

GW前に、母の入院先の医者から「もう心の準備をしておいてください。親戚にもその旨お伝えください」と言われ、GWは夫の実家への帰省を断って1人で自宅で過ごしていた。結…

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想いを受け継ぐ

もうGWも後半ですね。みなさまいかがお過ごしですか? 現在母は療養型病院に入院中なのですが、担当のお医者さん、結構なおじさんなんだけど、割と情が厚い感じの方で病状…

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母の持病と褥瘡治療

話は少し戻りますが、父が亡くなった時からの母について書きます。 施設にいた母を父の葬儀参列のため、自宅に連れ戻した時にステージⅣの褥瘡がわかり、パニックになった…

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家族に決断を迫られる延命治療について

去年から続く両親介護の中で、一番気が重かったのは身体の状況が悪くなっていくと延命治療をどこまでやりますか?という決断を医療から突きつけらることが、精神的に一番キ…

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新年度になりました!

ご無沙汰してしまいました。 新年度になり勤務先では部署異動があり新規一転です。 そんななか、とりあえず父の相続手続きは一通り終わりました。 ちょっとした収入もあり…

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相続手続きに思う。

父が亡くなって、あっという間に1ヶ月が過ぎました。悲しむ暇もなく、銀行の手続き、年金、健康保険、介護保険、さらに実家の不動産の手続き、母の入院手続き、また遺族年…

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父の逝去と母の褥瘡ステージⅣ

2月になりましたね。1月はあっという間に過ぎて行ってしまいました。 というのも、11月から意識不明のまま入院していた父が15日に亡くなり、お葬式やら相続手続きやらに追…

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親の介護と実家の話+自分のこと(12)

さて、お正月に地震や航空機事故など、ショッキングなことが起きましたが、個々それぞれの生活も始まり、2024年も本格稼働といった時期でしょうか。被災された方、家族を亡…

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新年のご挨拶

2024年が始まりました。今年はいい年にしたいなと思ってましたが、元旦に起こった大地震に加えて2日は大きな航空事故なども起きて、大変な幕開けとなってしまいましたが、…

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親の介護と実家の話+自分のこと(11)

年末のバタバタと、父のことで精神的に参っていたため、また少し投稿が空きましたが、今日は(10)の続きで母にちなんで介護制度と医療制度についての私見を書こうかなとお…

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人工呼吸器と延命治療 その2

投稿に少し間が空いてしまいました。 今日は今の話をしようと思います。先月14日に父が敗血症とてんかんで緊急搬送されてから1ヶ月が経ちました。 現在も人工呼吸器と点…

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親の介護と実家の話+自分のこと(10)

投稿が少し間が空いてしまいました。1つ前の記事の続きはまた後日書きますので今回は母のことを書きます。 娘としては母親については語り尽くせない程の想いがありますの…

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2024年夏、母の故郷に行ってきました。

2024年夏、母の故郷に行ってきました。

10年ぶりだろうか、母の実家に行ってきました。
東京のお盆は7月なので、すでに両親の新盆の供養は終えていたのですが、叔母たちに強い希望もあり、夏季休暇をとり単独で行ってきました。

母は病気になってからは帰ることがなかったので、13年くらい前に行ったきのが最後でした。もう少し元気なうちに無理にでも1度連れて帰れば良かったなぁと後悔が残っていますが、もうどうすることもできません。

私自身も幼い頃は

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母が父のところに逝きました

母が父のところに逝きました

6月の後半から母の危篤度のレベルが上り、精神的にも落ち着かない日々が続いていましたが、7月8日に母は父のところへ逝ってしまいました。

その日病院から少し危ないかもしれないと電話が入り、会社を早退して急いで病院に向かって着いて15分後くらいに母は亡くなりました。

もう2週間くらい前から意識などなく、ただ傍らにいて見守ることしかできませんでしたが、心拍の落ちていく姿を見守ることができました。

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最後の時間を穏やかに

最後の時間を穏やかに

昨日は母の病院に面会に行った。
その5日くらい前に担当医から緊急呼び出しがあって、食事量と点滴等体力的な限界について話があり、これからどう治療していくか判断をして欲しいという打診を受けた。

1日考えて、母の意識がはっきりしていた時には胃瘻を拒否していたのと、元外科医だというおじいちゃん先生から、あまり胃瘻はおすすめしないということで、経口でできるだけ食事と投薬をしようということになった。その日に

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母の着物を受け継ぐ

母の着物を受け継ぐ

2月に頼んでいた母の着物の仕立て直しがやっとできてきて、馴染みの写真館で、急遽写真を撮ってもらった。
振袖写真も婚礼写真も撮ってもらった写真館。着付けの人も以前お願いした人と同じ方で、今年88歳になるそうだ。やっぱり働いていると元気なんだなと改めて感じました。

帯も母のものなのだが、叔母たちに写真を見せたら、母が厄年に買った帯らしく、同窓会の時に着て行ったものらしい。確かに、私が小学生低学年くら

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「看取り」の答えが見い出せない

「看取り」の答えが見い出せない

GW前に、母の入院先の医者から「もう心の準備をしておいてください。親戚にもその旨お伝えください」と言われ、GWは夫の実家への帰省を断って1人で自宅で過ごしていた。結局何事もなく断捨離をしながらGWは平和に過ごしたのだけれども。

またNHKのテレビ番組の話で申し訳ないが樹木希林さんの看取りを娘の内田也哉子さんが語っていたのを見たせいで「家に帰りたい」と言っていた母の言葉が引っかかってしまっていた。

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想いを受け継ぐ

想いを受け継ぐ

もうGWも後半ですね。みなさまいかがお過ごしですか?

現在母は療養型病院に入院中なのですが、担当のお医者さん、結構なおじさんなんだけど、割と情が厚い感じの方で病状の説明と私への心のあり方みたいなのを話すことが多いです。

いろいろ話してて、この前「人はいつか死にます」ってことをはっきり言われました。そんなこと言う医者も珍しいのかなって思いますが、どうなんでしょうか。

最後は家に連れて帰りたいみ

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母の持病と褥瘡治療

母の持病と褥瘡治療

話は少し戻りますが、父が亡くなった時からの母について書きます。

施設にいた母を父の葬儀参列のため、自宅に連れ戻した時にステージⅣの褥瘡がわかり、パニックになったことは以前書きましたが、その後、医療・介護従事者から施設でそんなひどい褥瘡は見たことがないと言われ、いろいろと考え巡らせました。

母は、一旦急性期病院に入院し、その後療養型病院に転院して今に至ります。施設は療養型病院が決まった時に退所し

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家族に決断を迫られる延命治療について

家族に決断を迫られる延命治療について

去年から続く両親介護の中で、一番気が重かったのは身体の状況が悪くなっていくと延命治療をどこまでやりますか?という決断を医療から突きつけらることが、精神的に一番キツかった。

親が元気なうちに確認できれば良いのだが、元気な時にそんなことを考える人も稀なんじゃないかと思う。

延命治療は主に以下のものがあると認識しました。医療関係の人には当たり前のことかもしれませんが、違っていたらご指摘ください。

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新年度になりました!

新年度になりました!

ご無沙汰してしまいました。
新年度になり勤務先では部署異動があり新規一転です。

そんななか、とりあえず父の相続手続きは一通り終わりました。
ちょっとした収入もあり、新しいパソコンを買ったり、新しいスーツを買ったり、ちょっとだけ贅沢をしています。

今年は借地権問題に決着をつけなくていけないので先日、不動産・相続コンサルタントの人と地主のところへ訪問してきました。

借地権の話ってどこまでしていま

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相続手続きに思う。

相続手続きに思う。

父が亡くなって、あっという間に1ヶ月が過ぎました。悲しむ暇もなく、銀行の手続き、年金、健康保険、介護保険、さらに実家の不動産の手続き、母の入院手続き、また遺族年金とかの手続きなんかも、一人っ子の私はぜーんぶ1人でやらないといけません。

その上で戸籍謄本とか住民票とか、いろいろ取らないといけない訳で、何が必要かもわからず何回も窓口に足を運んでますがまだ終わってないです。

一応、自治体にお悔やみハ

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父の逝去と母の褥瘡ステージⅣ

父の逝去と母の褥瘡ステージⅣ

2月になりましたね。1月はあっという間に過ぎて行ってしまいました。

というのも、11月から意識不明のまま入院していた父が15日に亡くなり、お葬式やら相続手続きやらに追われているからです。手続きはまだまだ続きますが・・・。

人1人亡くなるだけでも大変なのですが、施設にいた母の褥瘡(床ずれ)を発見してしまいました。それもステージⅣで褥瘡ポケットができていて骨まで見える状態で私は少しパニックになりま

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親の介護と実家の話+自分のこと(12)

親の介護と実家の話+自分のこと(12)

さて、お正月に地震や航空機事故など、ショッキングなことが起きましたが、個々それぞれの生活も始まり、2024年も本格稼働といった時期でしょうか。被災された方、家族を亡くされた方を思うと、本当に胸が痛いですね。

誰しもが、いつ亡くなるかわかりませんでの、自分の人生を悔いなく行きたいと改めて感じました。

さて、少し前に触れた実家の借地権問題ですが、2023年明けてすぐくらいから、地主より底地権購入を

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新年のご挨拶

新年のご挨拶

2024年が始まりました。今年はいい年にしたいなと思ってましたが、元旦に起こった大地震に加えて2日は大きな航空事故なども起きて、大変な幕開けとなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

私の生活はあまり変わりなく、未だ両親の介護などにヤキモキしています。とは言っても在宅で介護しているわけでもないので、そこまで深刻なのかと言えばそうでもないのですが両親共に医療のお世話にならないと、どう

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親の介護と実家の話+自分のこと(11)

親の介護と実家の話+自分のこと(11)

年末のバタバタと、父のことで精神的に参っていたため、また少し投稿が空きましたが、今日は(10)の続きで母にちなんで介護制度と医療制度についての私見を書こうかなとおもいます。

高齢者になるといろんな病気に罹ることになると思いますが、母はパーキンソン病と診断されました。7年くらいの前のことなので、記憶が定かではないのですが、母の謎の体調不良を大きな病院でいろいろな検査をしてもらった結果、「パーキンソ

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人工呼吸器と延命治療 その2

人工呼吸器と延命治療 その2

投稿に少し間が空いてしまいました。

今日は今の話をしようと思います。先月14日に父が敗血症とてんかんで緊急搬送されてから1ヶ月が経ちました。

現在も人工呼吸器と点滴が繋がれた状態で安定していますが、意識はない状態です。弱ってはいたものの、そんな状態になることは予想していなかったので、人工呼吸器をつけられた直後は私自身のメンタルも相当やばかったです。また追い討ちをかけるように、夫から「葬式はどう

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親の介護と実家の話+自分のこと(10)

親の介護と実家の話+自分のこと(10)

投稿が少し間が空いてしまいました。1つ前の記事の続きはまた後日書きますので今回は母のことを書きます。

娘としては母親については語り尽くせない程の想いがありますので何回かに分けて書くことになると思います。(6)でも書きましたが祖母は母を連れての再婚でした。だからなのか母は一旦中学を卒業してすぐ働いていましたが18歳の時に上京し夜間学校で高校・短大を卒業した人でした。

そして年齢を計算すると学校を

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