もりさき あさお

東京生まれ東京育ち。団塊ジュニア世代です。福祉やジェンダー問題に深く関心があります。自…

もりさき あさお

東京生まれ東京育ち。団塊ジュニア世代です。福祉やジェンダー問題に深く関心があります。自分の過去を振り返りながら、次の世代の人たちが生きやすい社会にするのはどうしたらいいのか考えたいです。

最近の記事

母の持病と褥瘡治療

話は少し戻りますが、父が亡くなった時からの母について書きます。 施設にいた母を父の葬儀参列のため、自宅に連れ戻した時にステージⅣの褥瘡がわかり、パニックになったことは以前書きましたが、その後、医療・介護従事者から施設でそんなひどい褥瘡は見たことがないと言われ、いろいろと考え巡らせました。 母は、一旦急性期病院に入院し、その後療養型病院に転院して今に至ります。施設は療養型病院が決まった時に退所しました。褥瘡ができてしまうのは全介助状態になってしまった高齢者では、ある程度仕方

    • 家族に決断を迫られる延命治療について

      去年から続く両親介護の中で、一番気が重かったのは身体の状況が悪くなっていくと延命治療をどこまでやりますか?という決断を医療から突きつけらることが、精神的に一番キツかった。 親が元気なうちに確認できれば良いのだが、元気な時にそんなことを考える人も稀なんじゃないかと思う。 延命治療は主に以下のものがあると認識しました。医療関係の人には当たり前のことかもしれませんが、違っていたらご指摘ください。 まずは胃瘻を含む栄養補給および水分補給。その補給方法である点滴をどういう状態で取

      • 新年度になりました!

        ご無沙汰してしまいました。 新年度になり勤務先では部署異動があり新規一転です。 そんななか、とりあえず父の相続手続きは一通り終わりました。 ちょっとした収入もあり、新しいパソコンを買ったり、新しいスーツを買ったり、ちょっとだけ贅沢をしています。 今年は借地権問題に決着をつけなくていけないので先日、不動産・相続コンサルタントの人と地主のところへ訪問してきました。 借地権の話ってどこまでしていましたっけ? 底地を購入して上にマンションを建てて収益化するつもりで父の名義で仮

        • 相続手続きに思う。

          父が亡くなって、あっという間に1ヶ月が過ぎました。悲しむ暇もなく、銀行の手続き、年金、健康保険、介護保険、さらに実家の不動産の手続き、母の入院手続き、また遺族年金とかの手続きなんかも、一人っ子の私はぜーんぶ1人でやらないといけません。 その上で戸籍謄本とか住民票とか、いろいろ取らないといけない訳で、何が必要かもわからず何回も窓口に足を運んでますがまだ終わってないです。 一応、自治体にお悔やみハンドブックなるものがあるので、それを見てやってますが、これは身寄りのない人はどう

        母の持病と褥瘡治療

          父の逝去と母の褥瘡ステージⅣ

          2月になりましたね。1月はあっという間に過ぎて行ってしまいました。 というのも、11月から意識不明のまま入院していた父が15日に亡くなり、お葬式やら相続手続きやらに追われているからです。手続きはまだまだ続きますが・・・。 人1人亡くなるだけでも大変なのですが、施設にいた母の褥瘡(床ずれ)を発見してしまいました。それもステージⅣで褥瘡ポケットができていて骨まで見える状態で私は少しパニックになりました。 というのも、父の葬儀にため一時帰宅のため、母を実家に連れて帰ってきた時

          父の逝去と母の褥瘡ステージⅣ

          親の介護と実家の話+自分のこと(12)

          さて、お正月に地震や航空機事故など、ショッキングなことが起きましたが、個々それぞれの生活も始まり、2024年も本格稼働といった時期でしょうか。被災された方、家族を亡くされた方を思うと、本当に胸が痛いですね。 誰しもが、いつ亡くなるかわかりませんでの、自分の人生を悔いなく行きたいと改めて感じました。 さて、少し前に触れた実家の借地権問題ですが、2023年明けてすぐくらいから、地主より底地権購入をだいぶ安い金額で打診され、そこから私の実家建て替え計画が始まりました。最近、同じ

          親の介護と実家の話+自分のこと(12)

          新年のご挨拶

          2024年が始まりました。今年はいい年にしたいなと思ってましたが、元旦に起こった大地震に加えて2日は大きな航空事故なども起きて、大変な幕開けとなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。 私の生活はあまり変わりなく、未だ両親の介護などにヤキモキしています。とは言っても在宅で介護しているわけでもないので、そこまで深刻なのかと言えばそうでもないのですが両親共に医療のお世話にならないと、どうにもならない状況ではあるので、金銭的な不安の方が大きくなりつつあります。 そん

          親の介護と実家の話+自分のこと(11)

          年末のバタバタと、父のことで精神的に参っていたため、また少し投稿が空きましたが、今日は(10)の続きで母にちなんで介護制度と医療制度についての私見を書こうかなとおもいます。 高齢者になるといろんな病気に罹ることになると思いますが、母はパーキンソン病と診断されました。7年くらいの前のことなので、記憶が定かではないのですが、母の謎の体調不良を大きな病院でいろいろな検査をしてもらった結果、「パーキンソン病が疑われる」という言い方をされたように思います。当時としては、病名がわかって

          親の介護と実家の話+自分のこと(11)

          人工呼吸器と延命治療 その2

          投稿に少し間が空いてしまいました。 今日は今の話をしようと思います。先月14日に父が敗血症とてんかんで緊急搬送されてから1ヶ月が経ちました。 現在も人工呼吸器と点滴が繋がれた状態で安定していますが、意識はない状態です。弱ってはいたものの、そんな状態になることは予想していなかったので、人工呼吸器をつけられた直後は私自身のメンタルも相当やばかったです。また追い討ちをかけるように、夫から「葬式はどうする?」とか「金はどうする?」かなど、心無いことを言われとても傷つき、私は1週間

          人工呼吸器と延命治療 その2

          親の介護と実家の話+自分のこと(10)

          投稿が少し間が空いてしまいました。1つ前の記事の続きはまた後日書きますので今回は母のことを書きます。 娘としては母親については語り尽くせない程の想いがありますので何回かに分けて書くことになると思います。(6)でも書きましたが祖母は母を連れての再婚でした。だからなのか母は一旦中学を卒業してすぐ働いていましたが18歳の時に上京し夜間学校で高校・短大を卒業した人でした。 そして年齢を計算すると学校を出てからすぐ父と結婚したのだと思います。なんでこんな甲斐性のない父と結婚したんだ

          親の介護と実家の話+自分のこと(10)

          人工呼吸器と延命治療 その1

          本当は(9)の続きを書こうと思いましたが、先週父が敗血症とてんかんを起こし、施設から救急搬送されました。今の気持ちを今書いた方がいいかなと思い、今日は現在進行中のことと自分の気持ちについて語りたいと思います。 10月末に今年3回目の退院をしました。施設に戻った父でしたが、全介助状態であるものの、とろみ食で4割程度の食事を取って水分も少ないながら摂っているということで少し安心していました。なので私は自分の普通の生活をしていたのですが夜中12時に電話が鳴りました。また母から電話

          人工呼吸器と延命治療 その1

          親の介護と実家の話+自分のこと(9)

          今日は父の話を書きます。実は昨夜、施設から緊急搬送され今年4度目の入院となりました。かなり深刻な状況で、今、そのことについて語るには気持ちの整理がつかないので、また落ち着いてから順に語っていきたいと思います。 今年最初の入院はいわゆる普通の急性期病院でした。実は父のおかげでいろんな病院があることを知りました。ざっくり言うと急性期病院、慢性期病院 回復期病院っていうのがあるみたいです。医療関係者は普通に会話の中でその単語を使うので最初は何それって思いましたよ。 さて昨年末の

          親の介護と実家の話+自分のこと(9)

          「ビジネスケアラー」と「親不孝介護」

          昨日NHKでやっていた番組がドンピシャ、私のことだなと思い今日はちょっと脱線した話を書きます。昨今「ヤングケアラー」が取り上げれてましたが「ビジネスケアラー」っていう言葉も出てきているのを知り、正直いろいろ名付けられるんだなと思いました。笑 介護と仕事 両立のポイント“ビジネスケアラー”予兆がわかるチェックシートも https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231110a.html 一昔前は「介護」は嫁や娘がやるという認識が大多数だったと思わ

          「ビジネスケアラー」と「親不孝介護」

          親の介護と実家の話+自分のこと(8)

          さて、ケアマネさんが変更になったのですが、ちなみに前任者は女性で今度は男性のケアマネさんでした。(今は両親ともに施設にいるので、またさらに変更になっていますが。)前任者が全くダメというわけではありませんが、ヘルパーさんからケアマネになった方と特別養護老人ホーム(略称:特養)の勤務の方では知識や横の繋がりが大きく違うものなのだなと感じました。 「ケアマネジャー」ってどんな人がなれるのか調べてみましたが、2017年までは介護従事者(経験5年以上)で受験資格があったようですが、2

          親の介護と実家の話+自分のこと(8)

          親の介護と実家の話+自分のこと(7)

          さて、ケアマネ変更後のお話をします。(3)の続きになるのかなと思います。引き受けてくれるケアマネさんを探し当てて、2月頭に、その時のケアマネさんに変更したい旨を伝えました。変更は3月からのつもりでいましたが、それならば2月からで良いということになり2月からの新しいケアマネさんに変更となりました。 自治体によって違うかもしれませんが、ケアマネは月ごとの変更みたいなので、報酬?とかも日割りなどはないようなことを言ってました。 それで、またちょっと腹立たしいのはケアマネ変えて欲

          親の介護と実家の話+自分のこと(7)

          親の介護と実家の話+自分のこと(6)

          いろんなエピソードがあり過ぎて、何から順に語ろうか迷うほど、親の介護と家のことで、追われた今年も11月に入り残り2ヶ月を切りました。 いろいろと助言してくれる友人・知人も多いのですが、一番寄り添って欲しい夫にはあま頼りにはならないなというのが正直なところ。育児もそうですが介護に対して男の人の意識は低いのかもしれません。経済的に生活面は頼っているので、それ以上のことを求めてもしょうがないかなと思うようにしています。 介護業界や親の介護をしている人によく言われれるのは 「介

          親の介護と実家の話+自分のこと(6)