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親の介護と実家の話+自分のこと(12)

さて、お正月に地震や航空機事故など、ショッキングなことが起きましたが、個々それぞれの生活も始まり、2024年も本格稼働といった時期でしょうか。被災された方、家族を亡くされた方を思うと、本当に胸が痛いですね。

誰しもが、いつ亡くなるかわかりませんでの、自分の人生を悔いなく行きたいと改めて感じました。

さて、少し前に触れた実家の借地権問題ですが、2023年明けてすぐくらいから、地主より底地権購入をだいぶ安い金額で打診され、そこから私の実家建て替え計画が始まりました。最近、同じく借地権問題で大変な思いをしている友人から話を聞いたのですが、普通はなかなか売ってくれませんし、だいぶ吹っ掛けられることが多いようなので、私は恵まれていたのかもしれません。数年前に大地主だった地元の人が大手不動産会社に売ってしまったことが良かったのかもしれません。その反面、契約云々がすごく面倒ではあるのですが・・・。

他社の土地査定などを謳っている不動産会社などに問い合わせもしてみました。「その金額で買えるなら借金しても手に入れるべき」という助言をされ、銀行やらハウスメーカーやらゼネコンやら、本当にいろんなところに問い合わせをしました。大きな買い物ですから相見積もり大事ですからね。

結果、地主である不動産会社でサブリースでの賃貸マンション計画で着地しました。そこでリハビリ明けて、一時期実家に戻っていた父に、このまま借地権で所有している不利益や、新しい賃貸マンションでどれだけ利益がでるかなどの、ざっくりとした説明をしました。ずっと「自分が死ぬまではこの家で暮らしたい」と言っていた父ですが、説明したら割とあっさり了承を得ることができて、それまで悩んでいた自分に少し拍子抜けしてしまいました。そしてそこから私への委任状を得て、土地の購入とマンション建築の仮契約までを行いました。それが2023年6月末のことです。借地権更新の期日の半年前のことでした。

実はそこに至るまでにも、冷たい都市銀行の対応や、他のハウスメーカーからの営業攻撃やら半年ほど、とても帆走しました。最初の頃は夫と一緒にやっていまいしたが、土地の力が強いので、私だけでも銀行融資受けることが可能なのことを知り、途中から私だけでいろいろ動くようにもなりました。本当に知らないことだらけですし、金額も大きいのですごく悩みましたけれど。

しかし契約をしてから、何人かからサブリースはやめた方がいいんじゃないという意見をもらい、相続のこともも含めてトータルで助言してもらえる不動産コンサルさんをなんとか見つけ出しました。そしていかに自分が知識不足だったのか、不動産業者がいかに自社の売上のことしか考えてないんだなということを思い知ること出来ました。またそこから相続・不動産についての知識が深まるのでした。と言っても旧借地権という、とてもニッチなことにはなるんすが、ここも悩んでる私世代の人は一定数いるんじゃないかと感じています。そして今、父の銀行融資のサインができないまま、話は宙ぶらりんになるのでした。詳細はまたの別の機会に語らせて頂こうと思います。


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