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人工呼吸器と延命治療 その2

投稿に少し間が空いてしまいました。

今日は今の話をしようと思います。先月14日に父が敗血症とてんかんで緊急搬送されてから1ヶ月が経ちました。

現在も人工呼吸器と点滴が繋がれた状態で安定していますが、意識はない状態です。弱ってはいたものの、そんな状態になることは予想していなかったので、人工呼吸器をつけられた直後は私自身のメンタルも相当やばかったです。また追い討ちをかけるように、夫から「葬式はどうする?」とか「金はどうする?」かなど、心無いことを言われとても傷つき、私は1週間ほど、母方の叔母を呼んで、両親のいない実家で1週間ほど過ごしました。

夫は、7年ほど前に弟を若くしてガンで亡くしていて、少し達観したところがあって現実的な部分もあったのかもしれません。しかし私はちょっと許せませんでしたし、そういう人とこの先もうまくやっていけるのかという不安も今もあります。

しかし、私自身、相続不動産について何もやっていなかった父に苛立ち、「早く死なないかな」という軽い発言もしたことがあったので、その報いなのかもしれません。

医者から今後の治療方針の決断を迫られました。私は1人っ子で、父の兄弟とも疎遠でしたので決断は全て私でした。

人工呼吸器は簡単に外すことはできないので、栄養補給をするのか、点滴ができなくなったら高度なものにするのか、人工呼吸器も痰が絡って来たら、喉を切開して繋げるのかなど、丁寧な説明を受けはしました。

母もいるのですが施設を訪ねて話してみても「パパは怒っていないか?」など、少しズレた質問をしてきたので、判断を仰ぐのは諦めることにしました。

結果、今以上の治療は一切やらないと決めました。それでも人の生命力というのには驚かされます。父は話かけても反応はしないものの、ために目を開け瞳をギョロギョロとさせ、涙を流す姿を見ると、きっとなんとなく意識があって、辛いし悲しいのだなと感じ居た堪れなくなる自分がいます。

延命治療をどうするかなど、もっと元気なうちに話すべきだったのかとか、相続財産も、もっと早い段階でどうするのか確認すべきだったのではないのかとか確認しておけばよかったと後悔することばかりです。

また、自分の死に対してもすごく考えるようになりました。子供に迷惑をかけないためはどうしたらいいのか。財産をちゃんと残してあげるにはどうしたらいいのか、もっと真剣に向き合わなければいけないと思いますし、誰しもが直面する問題なのではないでしょうか・・・。

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