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親の介護と実家の話+自分のこと(11)

年末のバタバタと、父のことで精神的に参っていたため、また少し投稿が空きましたが、今日は(10)の続きで母にちなんで介護制度と医療制度についての私見を書こうかなとおもいます。

高齢者になるといろんな病気に罹ることになると思いますが、母はパーキンソン病と診断されました。7年くらいの前のことなので、記憶が定かではないのですが、母の謎の体調不良を大きな病院でいろいろな検査をしてもらった結果、「パーキンソン病が疑われる」という言い方をされたように思います。当時としては、病名がわかって少しホッとした部分もありましたが、母としては相当ショックだったのだと思います。

でも、今はちゃんとセカンドオピニオンをしておけば良かったなと感じています。何かで読んだのですが、薬を6種類以上常飲している高齢者は、体調を崩しやすいという情報を目にしました。今の母はすごい数のお薬を服用しています。それが悪く作用しているんじゃないかと思う部分もありますが、私は医者ではないので、なんとも言えません。

母は体調の変化と投薬との戦いの毎日です。パーキンソン病は難病指定されているので、医療費控除があるので今は助かっているは事実なのですが、私の中で「本当にパーキンソン病だったのか?」という疑念が拭えません。

タレントの加藤茶さんもパーキンソン病だと診断されたと記憶していますが、奥様の食事療法で今は元気で過ごされているのを見ると、他の治療法があったのではないかと思うこともます。

しかし、嫁の出て行って一緒に暮らしていない私が、そんなきめ細い治療ができたのかと言えば、不可能だったと思います。抗がん剤の話もいろいろ問題になっていたりしますが、人間はもともと自然治癒力があって、薬に頼らず、健康を維持することは可能なんじゃないかというのが今の私の考え方です。

そして、高齢の要介護を支える家族としては医療制度でケアするのか介護制度でケアするのかみたいな問題にぶち当たります。認知症も長らく脳の病気と思われていたそうですが、もっと人との関わりや、生活習慣で変わるんじゃないかとも言われています。

国の制度も日進月歩ですが、歳を取って家族意外に介護をお願いするととてもとてもお金がかかります。では家族が仕事を辞めて、要介護者の世話をした方がいいのかというと、現代では、それはあまり良くないと考え方に流れていると感じます。しかし現在介護を受けている高齢者はなぜ家族が介護をしてくれないのか?という思いとの齟齬が生じる部分もあるのかなと思っています。今は、母にもわかってもらっていますが、母に何度それで泣かれたり、嫌味を言われたかわかりません。そんなやり取りをすること自体が、ストレスになる部分もあります。

これは余談ですが、家族の世話など、関係なくそれなりに年になっても自分のことだけで悩める人がちょっと羨ましいなと思う自分もいますが、家族がいなく天外孤独というのもまた寂しいものなのかもしれません。


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