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「看取り」の答えが見い出せない

GW前に、母の入院先の医者から「もう心の準備をしておいてください。親戚にもその旨お伝えください」と言われ、GWは夫の実家への帰省を断って1人で自宅で過ごしていた。結局何事もなく断捨離をしながらGWは平和に過ごしたのだけれども。

またNHKのテレビ番組の話で申し訳ないが樹木希林さんの看取りを娘の内田也哉子さんが語っていたのを見たせいで「家に帰りたい」と言っていた母の言葉が引っかかってしまっていた。

それから看取りに関するネット記事を読み漁ってもみたが、答えがでない答えを探しているだけに過ぎなかった。
本当に母は間も無くこの世からいなくってしまうのだろうか。それさえも不確かな感覚になってしまっている。

そして今日、また面会に行ってきた。

静脈点滴が外されていて普通の点滴に戻っていた。前回は手には介護ミトンをしていてちょっとかわいそうだった。今日は外されてはいたが爪が伸び切ってしまっていて、次来る時は爪切りを持ってきて切ってあげようと思った。
でも益々痩せ細ってしまって言葉も出ない母のその手を握り、何も言わずに面会時間を過ごすことしかできなかった。
そんな自分がとても歯がゆい。とりあえず母と二人で自撮りをして叔母たちにその写真をLINEした。

先日ケアマネには、在宅の看取りができるかどうかは確認はして大丈夫ですとのことだったので、あとは私の覚悟次第。なので在宅の場合どんな介護ベットなどを使えばいいのかとか、調べてみたりもしてみたのだが。

職場で、同じように介護をしながら働いている同僚に相談してみた。もし在宅介護した場合どういう生活になるか書き出してみろと言われた。書いて見たらどう考えても、働きながら在宅介護は難しいことだけはわかった。書き出すってやっぱり頭の整理には大事なんだな。同僚よ、ありがとう。でも自分の睡眠時間を削られるどうかの覚悟の問題なのかもしれないけれど。

でも結局答えなんてでないよ。医者が「自分の生活を大切にしろ」と言った意味を改めて感じているのだけど。

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