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お写真を使ってくれたnote

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みんなのライブラリにupした私の写真を使ってくださったnoteをまとめています。
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#短編小説

遠距離とカレンダーと初夏

遠距離とカレンダーと初夏

「19、18、17、16...」
日付を指折り数えた。君に会えるまであと2週間ちょっと。カレンダーが教えてくれた。よしっ。握った拳に、わずかに力が入る。

「目に見えるところにあったほうが、きっと次に会えるのがもっと楽しみになるよ」。
君がくれたのは、壁掛けの大きいカレンダーだ。1ヶ月ごとにめくるシンプルなもので、僕の部屋によく馴染む。
パートナーと呼べる関係になってから、もう1年ほど経つだろうか

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【短編小説】選択したのは…?

【短編小説】選択したのは…?

妖精とか、そんなものそんなもの信じてなかったというか…

今でも正直信じられていない

けれども、信じられずを得なくなった。この状況

急に聞こえるようになったのだ
妖精の声が

私が友達とファーストフード店で話しているときの事

私はいつもメニューを決められない

周りに合わせてしまうって言ったらいいのだろうか

みんなが選んでいたからついて私もチーズバーガーを選んだ

自分の意見を持つと言うこ

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【詩】記憶

【詩】記憶

手を広げて
漆黒を彷徨う

ここがどこなのか
どこから来たのか
これからどこに行くのか

目を開けても
目を閉じても
何も変わりはしない

人差し指に触れる
冷たい感触

ゆっくりと確かめながら
握る丸い物体

ドアノブだとわかると
回してドアを開ける

光の点滅の中で見える
その先

私は寝ている
何もかも終わったように
寝ている

周りにいる家族たち
孫がおじいちゃんと
声をかけるが
私は返答

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【詩】終わりのない

【詩】終わりのない

朝日

星空

孤独

忍耐

強さ

あなたの愛

未完

絶望

堕落

羨望

取るに足らない

温和

正直

静寂

風雅

常に近く

最初

続く

愛情

天国

赦し

普遍

どこまでも

完璧な愛の中

終わりのない

愛の中

Touch my heart

Heal my heart

掌編小説 『華の國』

掌編小説 『華の國』

 狂おしいほど甘やかな花の香りは、容易にユウイの夢に忍び込んで、意識を揺さぶった。遠くから玲瓏と鈴の音がして、ゆっくりと近附いてくる。
 すぐ傍らに、跪く人の気配がするけれど、瞼は開けない。瞼は重い。心ゆくまで睡っていたい。目覚めることが尊いとは、とうてい思えないのだし。
 ならば飽くまで惰眠を貪っていたい。天成の怠け者の肉躰は、するすると夢の世界へと舞い戻ろうとするけれど、この花の香りが邪魔をす

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短編小説:高層マンションの一室にて

短編小説:高層マンションの一室にて

 ぼんやりと昼寝から目を覚ます。一瞬、ここがどこなのかわからなかった。自分の家ではない天井。ごりごり、と何かを削るような音。漂ってくるコーヒーの香り。
 ああ、そうだ。
 僕はゆっくりと身体を起こした。
「あ、お目覚め?」
 僕が起きたことに気付いたのか、キッチンにいた恋人は振り返って微笑んだ。先日買ったばかりのコーヒーミルで、豆を挽いている。
 そうだった、昨晩、僕は恋人の家に泊まった。お菓子を

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ベランダキャンプ

ベランダキャンプ

日々やり過ごすように生きる中で、男には唯一の趣味があった。
それがベランダキャンプである。
男の家のだだっ広いベランダで、ただテントを立ててキャンプをする。
それだけが、なぜか心を満たす。
お湯を沸かし、寒い夜空の下でカップラーメンを啜る。
厚着をして体を温めながら、暗闇の中、豚骨の味を堪能する。
この瞬間こそが、男が生まれてきた意味であり、何者かになれる瞬間だった。
ある日、男に取材が入る。

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