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ソーシャルワーク

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やり始めて分かったことがあるよ。学士殿

やり始めて分かったことがあるよ。学士殿

僕は、ソーシャルワーカーを目指しています。生業としてその専門職にあるわけでもなく、多分一生、“見習いソーシャルワーカー” を名乗っていくだろうと思いますが、いまもこれからもソーシャルワーカーを目指しています。

けど、今日からもう一つ、目指したいものができました。

「学者」です。

引用しておいて何ですが、特になにかドラマチックなことがあったわけでは、ありません。

ただ、通信制で大学院に入るこ

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自分なりの“ソーシャルワーク”  ーーその人の『答え』を見つけることに

自分なりの“ソーシャルワーク” ーーその人の『答え』を見つけることに

僕が、noteを書き始めたときの目標は、“ソーシャルワーカーとは、何をする人なのか” を自分の言葉として説明できるようになることでした。

それは、“子どもの居場所” にソーシャルワーカーとして関わりたいと願い、自分の“現場” と呼べる場所を探してウロウロしていた時期でもありました。自分自身の“居場所” を探していたといった方が正直かもしれません。

今、通信制大学や“学問” というものに会って、

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“資格の国試” と ソーシャルワーク   ーー“ミクロ・メゾ・マクロ” のコンセプト

“資格の国試” と ソーシャルワーク   ーー“ミクロ・メゾ・マクロ” のコンセプト

ソーシャルワークには、“ミクロ・メゾ・マクロ“ という概念があります。三つまとめて一言で表現する言葉は、探してはみたものの見つかりませんでした。

けど、福祉系大学や社福士の国家試験などを目指している方なら、「ソーシャルワークの基盤と専門職」や「ソーシャルワークの理論と方法」といった科目で耳にしたことがあるかと思います。

社会福祉士養成課程では、ミクロは「対人援助、相談」、メゾは「地域活動」、マ

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公共哲学とソーシャルワーク

公共哲学とソーシャルワーク

通信制大学というものを知り、教育(学び)に関心がよったnoteを書くことが増えましたが、今回はまたソーシャルワークについて書いてみたいと思います。

あと、どうでもいいといえばどうでもいいのですが、“最近の学び” のタグをつけるつもりでいますが、実のところ“ちょっと前の学び” です😅

また、ちなみに、このnoteで単に『公共哲学』と書いているときは、基本、大学授業の担当教員でもあった山脇直司先

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自分で学ぶって・・・、どうやって?  ーー学問とソーシャルワークと生きることとにある学びとしての共通点

自分で学ぶって・・・、どうやって? ーー学問とソーシャルワークと生きることとにある学びとしての共通点

大学では、自分から学んでいかないと、高校までのように学校があれこれ用意してはくれない、といったことをよく耳にします。けど、自分で学ぶってどうやって? っとなる人もいるのではないでしょうか。

最近は、大学もオリエンテーションなどいろいろしてくれるようになってきているし、「アカデミックスキル」のような科目も用意してくれてはいます。ネットでも、けっこう情報は出ているようです。

ただ、少し大学内の講義

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学びのグループを作りたい

学びのグループを作りたい

以前から考えては実行できずにいたことなのですが、通信制大学で学ぶ人やMOOCなどの仕組みを使って学ぶ人たちを対象にしたアウトプットと触発を共有できる場を立ち上げてみたいと思っていました。

僕は、これといって“売り“になるものも持っておらず、なかなか踏み出せずにいたのですが、人が集まらなかったとして何か困るわけでもないと思い直し、エイやと“場“だけ作ってみました。

プラットフォームは、当面、Fa

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『学校に行かなくても大丈夫』と伝えることは、(2)

『学校に行かなくても大丈夫』と伝えることは、(2)

前の投稿もそうですが、モヤモヤした考えを書き出したいと思うきっかけになったのは、次のコメントを耳にしたからでした。

“上手くいった人だけをとりあげて、「学校行かなくても大丈夫だよ」ってメッセージを伝えるの(引用1)“ は良くない

もっともな話だとは思います。学校へ行こうが行くまいが、将来が大丈夫かどうかなど誰にもわかりません。

一方で、「学校に行かないと将来後悔するよ」という人が、子どもが

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『学校に行かなくても大丈夫』と伝えることは、(1)

『学校に行かなくても大丈夫』と伝えることは、(1)

今回は、よく「学校に行かなくても大丈夫」「大丈夫とか無責任」「学校くらいはいっておいた方が良い」と意見が飛び交う話題について書きたいと思います。

この話題は、最終的な結論は「行くか、行かないか」の2つになるのに、その答えを出すまでには、色んな価値観があり、メリットデメリット、良い悪い、と様々なことが頭の中をグルグルと回ります。グルグルと回るばかり答えが出ず、疲れてしまって「行けない」となる子もい

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ヤマアラシのジレンマ

ヤマアラシのジレンマ

「協働・連携から葛藤・対立へ」。研修会で話題提供していただいていたなかで、目を引いた言葉がありました。居場所づくりや居場所をつなげる活動をされている方が、最近思うことだそうです。その言葉や、これからの活動への不安からもか、ソーシャルワーカーの価値や倫理ということについて考えることが多くなりました。今回は、そのことを少しまとめれればと思います。

ある勉強会での言葉「協働・連携から葛藤・対立へ」So

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サウイフモノニワタシハナリタイ

サウイフモノニワタシハナリタイ

僕がやりたい事 僕が、今の時点でやりたい事をソーシャルワークの先輩方に説明するなら、たぶん社会資源開発というものだと思います。社会資源開発のうちのネットワーキング部分といった方が正確でしょうか。
 地域おこしといったことに関わられている方には、地域をつなぐ、連携を促進する、ハブ機能を担うという言い方のほうがピンと来るかもしれません。

対人援助から、ソーシャルワークへ くしくも、今の日本のソーシャ

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「社会正義」という投稿

 昨日、「社会正義」という言葉について考えたことを投稿したのですが、先駆者の言動への反発や保身的な気持ちが強く出過ぎていて、公開を取り消しました。取り消すのが投稿マナーとして良くないようなら、もう一度公開しますが、まだあまり読まれてなさそうだったので。

○ソーシャルワーカーの国際的な職能団体が出している定義などに、「社会正義」という言葉が含まれているのは、ワーカー自身が常に独善に陥ってないか振り

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物語を再発見し、つなぐソーシャルワーク

物語を再発見し、つなぐソーシャルワーク

ソーシャルワークの「アプローチ」 社会福祉士の養成課程で、いくつかの「アプローチ」と呼ばれる方法論のようなものを習います。方法論といっても、こうすれば確実に相手のためになるというような便利なものではありません。

 社会福祉士(の主流)は、ソーシャルワーカーは専門職であるべしとしていて、関わり方の違いをワーカーの個性と説明することには否定的です。言い方がアレですが、社会福祉士を広めていくのに、当事

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自分なりの研究計画書 その1

自分なりの研究計画書 その1

「頭で考えてちゃダメだ。まずは行動しろ」というのは重々承知のうえで、しばらく自粛をいいわけに、自分のやろうとしていることをまとめる期間としたいと思います。

「情報生産者になる」(上野千鶴子,2018)を参考に、研究計画書風に。

主題(問い);ソーシャルワーカーとは何者か? ソーシャルワーカーが「何をする人なのか」を簡潔に、具体的に説明できる人に会ったことがありません。

 養成課程でも「人と環

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自己紹介

 近藤邦幸と申します。
 まずは、ソーシャルワーカーと名乗れるように活動していきたいと思っていますが、なかなか動けていません。現在、学童保育や放課後デイのパートを転々と。独立型やらフリーなどと呼ばれるかたちでの活動を模索中です。

社会への就職面接のつもりで 僕は、社会人になってから18年ほどを公務員として働いてきました。
 たいした実績はありません。少しだけ胸を張っていえるのは、チルドレンズミュ

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