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アレコレ楽書きessay

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はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
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2021年5月の記事一覧

地球人パスポートの種類

地球人パスポートの種類

地上には国別のパスポートがある。
私達が地球に来るときも
いろいろな種類のパスポートを
持って降りてくる。

ここでは死や誕生の際に
私達がどういうからくりで
行動するのかの説明は全部省略。

おぎゃあと産声をあげるときに
いろんな記憶を全て保持していると
人間としての体験学習がやりにくい。

だからデータファイルをいったん
全消去してから人として
さまざまなことを学ぶ。

極たまに記憶を持ったま

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ぱくり小説と荒牧陽子さんの葛藤そして贋作作家の苦悩

ぱくり小説と荒牧陽子さんの葛藤そして贋作作家の苦悩

昼寝して起きた瞬間に
ひらめいてしまった。
新しい小説分野。

歌や言動のものまね芸人のように
世の中に認知されている
名作を最初から最後まで
ぱくって仕上げるジャンル。

「吾輩は犬である。名はもうある。…」
という感じでストーリー展開を
崩さずにすべてを絶妙ずらす。

童話や部分ぱくり小説は
たくさん作られているけれど
名作と名高い作品を
完全にぱくって書き上げる。

ひょっとしたら小説界の

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やりたいことがあるからやるべきことを減らす

やりたいことがあるからやるべきことを減らす

私は好奇心旺盛。
あれこれやってみたいので
なるべく日常の雑務を
減らすことにしている。

物を探すのが
好きではないので
定位置を決めて
使ったらもとに戻す。

暮らしの動線が
快適であって欲しいから
よく使う物はワンアクションで
さっと使えるようにしている。

ワンアクションとは
文字通りひとつの動作だけで
目的の物を手に取れる状態。
収納棚の扉や引き出しを
開けるたらすぐに
使えるように物を

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長いものに巻かれるのではなく長いから巻いてみる

長いものに巻かれるのではなく長いから巻いてみる

3年ぶりに美容室へ行った。ちょこちょこと毛先処理を自分でやっていたけれど、だいぶばらつきが目立って来たので専門家に切ってもらうことにした。

仕上げのブローのときにまっすぐに仕上げて欲しいと伝えたら、担当してくれた人の母親にあたるSに「巻きなさい」と説得された。

母娘の二人三脚経営の近所の美容室には、10年以上お世話になっている。彼女達は私の言動を熟知している。

ストレートはひとりで上手にでき

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過去の栄光と偶像崇拝

過去の栄光と偶像崇拝

やましたひでこさんの断捨離動画で、成長して独立した子供達のおもちゃやトロフィー・賞状などをたくさん飾る親の家を紹介していた。実家あるあるだと思う。

前回日本に帰国したとき懐かしい飾り棚を空にした。30年間止まっていた空間。

幼稚園卒園記念のうさぎの貯金箱。誕生日にもらったオルゴール。おばちゃんが買ってくれた花瓶。捨てられないチビ鉛筆。大好きだったキャラクターバッチ。

小ぶりのガラスケースに綺

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白い扉が裂ける

白い扉が裂ける

今朝の起きがけに、寝室の白い扉に裂け目が入る光景を脳内のどこかで見た。なにかのヴィジョンが見えるとき、肉体の瞳はほぼ使わない。

ここ数日よくみかける蛹から蝶や蛾が出てくるシーン。それが思い浮かんだ。寝室での睡眠は蛹になることに似ている。現実世界に出たくなくて布団の中でうずくまっていても、やがて扉は裂ける。

時が満ちれば赤ちゃんはお母さんのお腹から出てくる。それは共運動。生まれる・生み出すという

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スキマ

スキマ

片付けをするときに「今」と「これから」を意識する。「これまで」の記憶や思い出は人生のスパイス程度でいい。そうやって取捨選択している。

隙間産業がやがて成長するように、持物の間にできた空間に新しいアイデアが降りてくる。そして広がっていく。

隣の人と肘がぶつかるような狭い空間ではゆったり食事ができない。それとすごく似ている。

とにかくたくさんの素材を抱え込んでいたから、単純に作業がやりにくかった

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あんぱんに胡麻

あんぱんに胡麻

先日あんぱんを作った。日本ではあたりまえに売ってるけどイタリアでは自分で作るしかない。初めて卵塗り仕上げをしてちゃんと胡麻をのせた。

友達はこぞって「売り物みたい」「美味しそう」と褒めてくれたのだがふと疑問が湧いた。日本人にはあんぱんのイメージが胡麻とともに刷り込まれている。

イタリア人はほとんど知らない。あんこの存在すら知らない。所変われば常識が変わる。あんぱんに胡麻はイタリアには全くない概

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日本での定義再考「スピリチュアル」そして依存しない生き方

日本での定義再考「スピリチュアル」そして依存しない生き方

スピリチュアルという言葉はあやしさを伴うイメージが日本ではまだ根強く定着している。目に見えないモノに頼る。科学的根拠のないモノゴトに金銭が動く。だから詐欺まがいの世界。そう信じる人が多いから。

瞑想に関してはやっとマインドフルネスという言葉と概念が認知されることで「怪しい宗教感」から脱却したように観察される。

「スピリチュアル」という言葉はそもそも精神性・霊性といった他力本願ではない各個人の肉

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Go on

Go on

久しぶりにはっきりしたセリフを聴きながら起きた。夢と3次元世界の狭間で、私は少年のような姿をしていた。

近頃バービー人形の服を作ったり、遊べる小物を収納箱付きで整えて友達の娘にプレゼントしている。

平行してやっているのはアトリエにあった素材の選別。たくさんの物をなるべく格安価格で届けられるようにと保管していたリサイクル素材や掘り出し物が、文字通り山のようにあった。

形にして残すものはなるべく

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呼吸のように細かいケアをしてしまう性

呼吸のように細かいケアをしてしまう性

占星術では太陽・月どちらも乙女座。呼吸のようにあたりまえに、目の前にある物や人・動物・場のエネルギーケアをしてしまう。細かくそして手際よく。

その行動に全く気づかない人もたくさんいるのが日常茶飯事。アタシがやったの!偉いでしょ?すごいでしょ?褒めて!という自己主張をしないから。

ほんとうに呼吸に近い。目の前の人が普通に息をしていたら、その行動に気づかないのが当然。呼吸が乱れていると気になる人は

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拒絶反応

拒絶反応

長男がワクチン接種をして気絶した。2回受けて2度気を失った。彼は幼い頃からアレルギー体質。たくさんの侵入物に身体がすぐに反応する。

現在世界を騒がせているウイルスの感染を防ぐためのワクチン。自由選択なら私は接種しない。

アレルギーをたくさん持っている人はやめたほうがいいという噂は聞いていた。でも彼にその話はしなかった。自分のアンテナで判断して生きていくことが必須の世の中。成人している息子自身が

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スタイリストになるチャンスは約束を破って会話を楽しんでいたからやってきた

スタイリストになるチャンスは約束を破って会話を楽しんでいたからやってきた

昨日は仕事仲間の娘Sの誕生日。Sちゃんの姉のMちゃんの誕生日パーティーの飾りを作ってプレゼントした流れで、妹のSちゃんにも用意するね、と口約束をしていた。

でもアイデアがまとまらずに完全放置していた。アトリエの大掃除も重なって、前日まで何も作らなかった。気分が乗らないことはやらない。嫌々作ったモノには「嫌」がしっかりと注入されるから。

針仕事をしながらおしゃべりしていたら、娘さん達がよく遊んで

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