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久しぶりにはっきりしたセリフを聴きながら起きた。夢と3次元世界の狭間で、私は少年のような姿をしていた。

近頃バービー人形の服を作ったり、遊べる小物を収納箱付きで整えて友達の娘にプレゼントしている。

平行してやっているのはアトリエにあった素材の選別。たくさんの物をなるべく格安価格で届けられるようにと保管していたリサイクル素材や掘り出し物が、文字通り山のようにあった。

形にして残すものはなるべくコンパクトなもの。普段は壁にかけたり棚に置いても絵になるもの。または収納する箱や容器そのものが飾ってもかわいいもの。実際に使えるもの。

もちろん空間によって似合わない色彩になることもある。だから基準は自分の好み。

これなら自分の空間に置きたい

そう思える物しか作らない。そう決めた。

コンパクトな物でよく使うのはキーホルダーと栞。これは個人差があるけれど、私自身がよく活用している。

自宅と車・アルバイト先の家。職場の自動販売機前払いキー。共用スペースの扉。鍵はほぼ毎日手に取る物だからお気に入りの物を目印にする。

本は紙の物を同時並行で読む質なので栞はヘビーユーザー。気に入った空き箱やマスキングテープでよく作る。キーホルダーと栞は作ることを続けようと決めて眠りについた。

3次元世界ではない場所で少年の姿をした私はみえない誰かに伝えていた。

バービー人形の着せ替えのように平面の着せ替え・料理・模様替えパーツが手に取れる紙で作ってあれば、きっと遊びたい子供・大人がたくさんいると思う、と。

衣食住のシュミレーション。箱庭療法のようにも使えるし、遊んだら片付ける練習もできる。コーディネートの概念も育つ。一般的な本やチョコレートの箱に収まるサイズにすることで狭い場所でもすっきり収納できる。処分するときもできるだけ地球に負担がかからないように、できるだけ素材を厳選する。

そんなプレゼンテーションを姿のみえない相手にやっていた。

Go on!続けろ!

そう聴こえた瞬間にぱちりと目が開いた。目覚めた私はしばらくベッドで言葉と映像を拾う。イメージが鮮明に蘇る。

うん!楽しそうだ!

平面に描いて作れる物はデジタル化もできる。実際に紙や物を増やしたくない人はデータ化してゲームのように遊べる。そこの作業までやるには、他の人の手助けが必要だからプログラミングが得意で意思疎通ができる人に依頼する。

デジタルでパーツを作るのではなく手で作ったものをデータ化する。サイズも簡単に調整できる。それを自由に動かせるようにする。そこの作業が簡略化できれば自分の持ち物のコーディネートや模様替えの想定が実物写真でできる。

すでにデジタルコラージュの技術で出来る範囲のことだし、物を認識して切り取るプログラミングもあちこちで多用されている。難しい操作ではない。建築やデザインの現場で使われているそのプログラミングを、自分の持っている物の写真からできたら空間イメージ力のない人でもいろんなスペースの想定ができる。

と、この辺りでブレーキを踏む。デジタル化やプログラミングは、私自身は担当しないことにする。やりたい人が現れたらお願いする。まずは手作業で出来る所から楽しむ。

アルバイトや家族との要件をさくさくこなして、断捨離を手際よく進めて作れる物はすぐに作る。Go on!

素敵な週末をお過ごしください。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.5.15 加筆修正転載)

Grazie 🎶